2023年11月06日
スタッフの離職を防ぐ!サロンに欠かせないメンター美容師とは
Webライターで美容師の松本タクヤです!
本日は、2023年10月31日に放送された
中野友介×甲斐紀行 ─ 嫌われない勇気-離職が止まる、新しい人間関係の築き方-
のセミナーダイジェストをお届けします。
中野先生は美容ディーラーの営業でありながら集客をおこない、予約が1000件入るサロンのオープンを250件プロデュースしてきました。「おバカな自分でも成功できるメソッド」を次々と開発し、書籍とセミナーは大きな話題を集めています。
甲斐先生は共同で代表を務める株式会社Londさんにて、主に人材育成を担当。全体の接客指導や技術指導、人としての成長に向き合い、組織を内側から強化しています。創業から5年間離職ゼロ、現在も年間離職率は全体の3%程度という驚異的な数字を誇っています。
美容業界の人材育成において最前線に立つお二人が今向き合っているのが、
新時代のリーダーである「メンター美容師」を育成する活動。
美容室の大きな悩み、それはスタッフがやめてしまうことです。
アシスタントがやめてしまう、売上のあるスタイリストがやめてしまう、同期がやめてしまうといった状況は美容師であれば一度は経験したことがあると思います。
スタッフの離職はサロンワークでの負担だけでなく、会社としても大きなダメージとなりますよね……
今回は、離職を防ぐために必要な存在「メンター美容師」についての解説を通して、どんなやりとりがより良いサロンの空気をつくるのかを教えてくださいます。
ただ仲が良いだけでもなく、厳しいルールで縛り付けるわけでもなく、それぞれが理解に努め改善を図っていく働きやすいサロンを目指しましょう!
このセミナーはこんな方におすすめです。
職場の空気を良くしたい
魅力的な美容師になりたい
スタッフの離職率を下げたい
サロンの人間関係を良くしたい
リーダーとしてレベルアップしたい
今回のセミナーでコミュニケーションを見直すことで、多くの悩みを解決できます!
それでは、セミナーの一部をダイジェストでご覧ください。
《メンターアカデミージャパン 中野友介先生/甲斐紀行先生とは?》
購入は2023年11月10日23:59まで!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・良い人間関係の築き方
・離職を防ぐ悩みの聞き方
・相手を受け入れられる考え方
・メンター美容師になるための心得
2. 離職の重要性とメンター美容師
まずは、スタッフの離職を防ぐ大切さとメンター美容師についての解説です。
美容室が業績を伸ばし、成長していくには「集客」「求人」「教育」の3つが重要です。
たくさんのお客様が来店し、対応するスタッフが増え、さらにスタッフのレベルが上がることによって売上はどんどん伸びていきます。
しかし「集客」「求人」「教育」がどれだけ上手くいっていても一気に業績が落ちてしまうのが、スタッフの離職。
全国平均をもとに月の一人当たりの売上を60万と仮定すると、一人のスタッフの離職によって年間720万円の損失につながるということです。
実際の数字では差がありますが、こうみると売上のある人気スタイリストだけでなく、入社したてのアシスタントであっても大きなダメージとなるのがわかります。
スタッフがやめない環境を作ることは、会社の業績を伸ばし続けるには欠かせません。
ここで、二人の先生が必要としているのがメンター美容師です。
メンター美容師とはスタッフひとりひとりの悩みや目標を理解して、一緒に考えてくれる存在です。
組織には、それぞれのポジションがあります。
会社の売上を考える機会の多い役職になると、どうしても利益を優先してスタッフひとりの状況に目を向けられていない場面も多いのではないでしょうか。
役割が重要ですので、売上の観点で接するのも必要ですが、個人の未来を考えて向き合ってくれるメンター美容師はスタッフ同士の良い関係性には欠かせません。
3. 心理的安全性とは
では、スタッフの離職を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。
離職を考える前段階には、悩みがあります。
先輩や後輩についての不満、サロンのルールや入客、カリキュラムなどそれぞれ違った悩みです。
なかでも、打ち明けられない悩みはいつのまにか大きくなるとお話されています。
ひとりで抱え込み、ネガティブな方向に悩みが膨らんでしまっているスタッフに気がつき、対応するのがメンターとしての役割ということです。
そして、悩みに気がついてもらえたスタッフが次に考えるのは、相談しやすいかどうかです。
話しやすい環境、話しやすいシステムにしているから大丈夫という場合も注意してください!
実際に、悩みをどこまで話して良いのか迷った経験のある方も多いのではないでしょうか。
ここで、相談しやすい関係性に必要なポイントである心理的安全性についてのお話があります。
心理的安全性とは、お互いが自分の言いたいことを打ち明けられるかの指標です。
発言した相手に対してどのような対応をするかのワークをおこない、ただ聞くのではなく、どんな対応をすればより打ち明けてくれるのかという点が重要であるのがわかります!
どんな対応をしてくれるかで、悩みの打ち明け方が変わりますよね。
忙しいサロンワーク中や疲れた仕事終わりであっても意識は大切です!
自分のアクションによって、相手がどうなるのかを意識するのが大事とお話されておりメンター美容師がいることでスタッフにとっての心理的安全性が高まります。
また、話しやすい対応を意識してもどうしても共感できないときやイライラしてしまうシーンもありますよね。
この問題についても考え方と、具体的な方法について解説してくださいます。ぜひチェックしてください!
4. メンター美容師の5つの心得
ここからは、メンター美容師であるための心得の解説です。
ダイジェストでは5つの中から、自分の世界と相手の世界について紹介します!
お客様とのカウンセリングでは、カラーの見え方やカットしたい理由といった認識の違いを見定める方が多いのではないでしょうか。知識量や考え方が違うことによる、認識のズレをできるだけカウンセリングで合わせていくのが大事ですよね。
ただ、プライベートでのやりとりや意見がぶつかった際には、この認識のズレを忘れてしまいがちです!
いきなり否定するのではなく、それぞれの世界を意識して話し合うようにしなければいけません。
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