2021年06月10日
「外国人風」容易に使ってはいけない!深みのある本物の外国人風カットを初公開!
「外国人風」
数年前から美容業界はもちろん、一般の方にも定着したワードの一つですね。
一言で外国人風と言っても、本質を理解してお客様にヘアスタイルを提供できている美容師は多くはないはず。
今回は、
バレイヤージュやシャドールーツでお馴染みのヘアキャンプにも何度も登場していただいているムラタサダヒロ先生によるカットのセミナー!
three ムラタサダヒロ ─ balayage color – shadow roots… 外国人風には不可欠なcut理論とセニング理論
ムラタ先生がついにカラーとリンクする本物の外国人風カット理論を公開!
70年代、80年代、
グランジ、エレガント、ボヘミアンなどその背景にあるカルチャーなど深みを知って仕事をすることが大事と仰るムラタ先生。
深く濃い内容のカットセミナーになっているのでお見逃しなく!
これであなたも本物の外国人風カットの提案をお客様にできるようになります!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・アウトラインの切り方
・毛先に厚みを残すレイヤーの入れ方
・マッシュレイヤーのつくり方
・外国人風の束感のつくり方
2. 外国人風カットの考え方
まずはウィッグカットで外国人風カットの考え方をレクチャーしていただきます。
洋書のイメージ写真をもとに進めていきます!
海外の方は、髪が細くてペタッとするためくっついて束になりやすく、
日本人は、ハリコシがあり一本一本しっかりしているため束になりにくいため
外国人風カットのベースとなるのは、”毛先の厚み”と”束感の動き”です。
これらを意識して早速カットに入っていきます!
まずはこの仕上がりイメージでウィッグをカットしていきます。
外国人特有の毛先のラフさから、切り口はチョップカットで切っていきます!
この際、パネルの持ち方にも注意点が!
パネルの持ち方や身体の位置、コームの動かし方など細かいところのポイントも抑えながら切り進めていきます。
毛先が軽く薄くならないような切り方でアウトラインをつくっていくと、もう雰囲気がでてきています!
アウトラインが決まったら、トップとミドルにレイヤーを!
レイヤーの入れ方にも注意点が!
ここのレイヤーの入れ方で外国人風の雰囲気が崩れてしまうため、ムラタ先生の解説をよく聞きましょう!
レイヤーも入れ終わると
お客様も見て分かるくらい最終イメージが見えてきます。
ドライをしたら乾いた状態で毛先の質感をつくっていきます。
毛先はセニングで調整。
もちろんセニングの考え方も解説していただいています。
写真の雰囲気に合わせて巻いていくと仕上がりはまさき外国人のような感じに!
ウィッグですがかっこいい雰囲気がとても伝わってきますね!
このスタイルをベースに、より毛先に束感の出るハサミの入れ方も公開!
このカットを加えるだけで毛先の質感が変わり、さらに躍動感のあるかっこいいスタイルになっています!
まずはウィッグカットで本物の外国人風カットを理解していきましょう!
3. 外国人風カットのセニング理論
先程のカットをベースにセニングを入れて、セニング理論も詳しく解説していただいています。
このようなイメージでより柔らかくサーフっぽい雰囲気をセニングを入れてつくっていきます。
頭の形やレイヤーの入れ方、仕上がりのイメージなどをもとに、理論的にセニングを入れていきます。
日本人の硬くて多毛な方にも対応できる考え方や、
髪が伸びてきても崩れにくい考え方など、明日から使えるものばかりです!
そして写真のイメージに合わせてセニングを入れていくと、先程のウィッグがこんなにも雰囲気が変わります。
とても大事な考え方なのでこちらもお見逃しなく!
セミナー本編では、マッシュスタイルもウィッグカットで紹介しているのでより多くのバリエーションを見ることができます!
4. モデルさんのカラーとカット
前回バレイヤージュをしたモデルさんをシャドールーツでオンカラーをしたあと、1体目のウィッグのようなレイヤーカットをしていきます!
今回はカットセミナーではありますが、
カラー工程とレシピも公開していただいています!
実際にシャドールーツされた状態でのカットなので、外国人風の雰囲気がより伝わっていきます!
まずは、外国人風カットにおいて一番大切な毛先の”厚み”をつくっていくアウトラインのカットから。
モデルさんのカットではもちろん肩があるので、ウィッグのようにはうまくいきません!注意して切らないと外国人風の条件である毛先の厚みがなくなってしまいます。
コーミングをしっかり意識して切ると毛先に厚みのあるアウトラインができます。
ここからトップとミドルにレイヤーを入れていきますが、毛先に厚みを残しながらのレイヤーがとても重要です!
いつも通り切ってしまうと毛先がペラペラになってしまうので要注意です。
ドライしたらチェックカットと質感を調整していきます。
このままだと毛先に動きと束感がないので、
外国人特有のラフな毛先の質感を出すために隙間を空けるカットを入れていきます。
そうするとこんなにも質感の違いが!
外国人風という雰囲気には「毛先の厚み」や「束感」など条件があり、それが全部揃って初めて決まるとムラタ先生は仰っています。
条件が揃うとカットだけでまさに外国人風に!
これぞ本物というような仕上がりですね!
ここからスタイリングをしてInstagramで見るような雰囲気になっていきます!
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