2020年09月03日

ブリーチ、フェイスフレーミング、複雑な履歴からバレイヤージュへ!匠なブリーチコントロールをマスターしよう!

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こんにちは!ライターの秋山です!
 
いよいよ9月に入り今年も残すところ4ヶ月となりますね。
業界的には年末は忙しくなる繁忙月になります。
 
 
今年の年末を今の自分より少しでも成長させて迎えることができれば、喜んでもらえるお客様も増えて売り上げも伸びます。
 
今から準備をして助走期間に入りましょう。
そして、迎えた12月誰よりも高く飛びましょう!
その為に、まだまだトレンドであるバレイヤージュをこのセミナーでマスターしませんか?
 
 
バレイヤージュは10〜20代からの人気はもちろんのこと、30〜40代の大人世代からも人気なスタイル。
幅広い世代から注目されるスタイルを覚えない理由はありませんよね?
 
今回は、ダメージを最小限に抑えて時短で作りあげるバレイヤージュのセミナーをダイジェストで紹介させて頂きます。
是非とも最後までご一読下さい。
 
 
講師である大城俊也先生は、「ハイセンスな技術を低価格で」をコンセプトにFLEEK KOBEをオープンし代表を務めております。
 
サロンワークだけに留まらず、講師活動も積極的に行い全国各地でセミナーを開いていたり、オンラインサロンも自身で運営したり、美容業界の教育や技術向上に精力的に務めており、オンラインサロンでは現在入会までに500人待ちという人気ぶり。
 
 
それもそのはず。
美容師向けに始めたインスタのフォロワーは、10ヶ月で21,000人を超え、美容師からの支持も多く投稿なども勉強になる内容ばかりなのです。
 
そんな大城先生が得意とするバレイヤージュを実際のサロンワークに近いやり方で教えて頂ける今回のセミナーは、『難しい履歴からのバレイヤージュへの移行』『10分塗布への準備』『ブリーチのダメージを考慮した塗り分け』『オンカラーの考え方と塗布技術』など盛り沢山な内容となっております。
 
それではさっそくお伝えさせて頂きます。
 
 



 
《大城俊也先生とは?》

 
 
 
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
 
 
 

1. セミナーチャート

☑こんなことが学べます
・追いブリーチの新しい発想
・仕込みなしでサロンワークで使える技術
・OXの使い分けと前処理剤まで、計算されたブリーチコントロール
 
 
 

2. 毛髪診断

 

 
まずは今回のモデルさんの履歴から。
フェイスフレーミングが入っていて、毛先にもグラデーションの履歴がある為ブリーチ毛のハイダメージ部分があります。
 
 
今回はこのブリーチ履歴のあるハイダメージ部分はブリーチをしません。
 
ブリーチの塗布時に暗い部分はしっかり明るく、すでに明るくダメージが強い所は塗らずに、ブリーチコントロールしていきます。
 
 
まず、施術前にこの毛髪診断が大事。
 
どんな履歴があるのか?
どこにダメージがあるのか?
カットはどのくらい軽くしているのか?
 
そう言ったポイントを抑えてどのようにブリーチをしてどのようにオンカラーをするのか?
 
最初に設計図を描くことで仕上がりがコントロールできるのだそうです。
 
 

 
 
バレイヤージュの場合ブリーチコントロールをしたベース作りで8割仕上がりが決まってくると言える程重要になるので、まずはその重要な工程の前の準備をしっかりとしていきます。
 
 
 

3. ブリーチ塗布への準備

状態をしっかりと把握して履歴を確認したら次はブリーチ塗布!ではなくその前の準備に入ります。
 
 
多くの方はカウンセリングして、毛髪診断を終えたらブリーチの塗布に入る方がほとんどだと思います。
例えば今回ならエアータッチをしていくのですが、エアータッチをして、全頭1人で塗布していくとなるとまあまあな時間が経過しますよね。
 
 
しかしここが通常のバレイヤージュと違うポイントです。
まず最初に全体をブロッキングしてエアータッチも全部してからブリーチの塗布に入るのです。
 
 

 
 
聞くだけなら「なるほどそうか」と、なりますが良くこんなやり方を思いつくなと感動しました。
これも今よりよくするには?お客様の髪をどうしたら守れるのか?ということを常に考えてるからこそ新しい方法が生まれるのだと思います。
 
 
そして、ブロッキングはというと、ベーシックなイヤートゥイヤーで取る4ブロックではなくバレイヤージュのデザインに合わせたブロッキングを取っていきます。
 
 
大城先生曰く、毛束が動く所と動かない所を見極めてブロッキングしているのだとか。
例えばアンダーとトップで言えば表面に出るトップはかきあげたり、分け目を変えたりすれば毛束が動く場所ですが、アンダーはあまり動きがありません。
 
また、動きが出やすいトップでも前髪付近は動きが出やすいですが、つむじ付近は毛流れが強いので動きにくい場所と言えます。
 
 

 
 
このように動きが出にくい場所にはしっかりと影の役割ができるように暗めにオンカラーするところ。
動きが出るところは明るめにブリーチすることで影の上に来た時にスジ感が出るところ。
 
そういったポイントを予め計算してブロッキングすることで塗布の際には、何も考えずパッパッパッと塗布することができるというわけですね。
 
 
加えて今回は、毛先のブリーチ部分や顔周りのフェイスフレーミング部分を考慮しないといけないので、そこも予めブロッキングしていきます。
 
 

 
 
この部分のブロッキングはホイリングしてセパレートにすることで無駄にブリーチを付けずにダメージをコントロールできます。
 
 
というわけで全体をブロッキングしてしまえばあとは塗るだけなのでこれは確かに塗布10分も大げさではないですよね。
 
 
仮に全てブロッキングしてからブリーチを流すまでの時間と、ブロッキングせずにパネルごとにブリーチのパワーをコントロールしつつエアータッチをして最終的に流すまでの時間が同じだとしても意味は違ってきます。
 
 
オキシなどでパワーをコントロールするよりもそもそも薬剤をつけ始めてから放置までのタイムラグが無い方が均一な仕上がりにしやすいですし、塗布という工程だけを引き継ぐこともできるため、サロンワークの中でもスタイリスト自身が動きやすく、安心してアシスタントに任せられますよね。
 
細かいブロッキングの考え方や、より塗りやすくするためのツールなども動画内では分かりやすく話してくれているので、ここは抑えておくべき項目です。
 
 
 

4. ブリーチ塗布

さて、いよいよブリーチの塗布に入ります。
事前に全てエアータッチもしてブロッキングしてあるのであとは塗り始めの位置だけ注意すればアシスタント1年生でも塗れてしまう状態。
 
 

 
 
今回は複雑なダメージ履歴のモデルさんなのでブリーチも塗り分けが必要になります。
 
複雑な履歴の場合でも、塗布前にしっかりとお客様の前で塗り方を伝えておけば、誰でも塗布できると思いますし、担当が塗布できなくてもお客様も安心して任せられると思います。
 
 
※セミナー内ではモデルの状態/ダメージを最優先とし、10分の塗布ではなく仕上がりを重視した施術を行なっております。
10分での塗布に関しては大城先生よりブロッキングの工程から口頭で解説がございます。ご了承ください。
 
 
 
さて、ブリーチ塗布はというとすでにブロッキングをしているところを塗っていくわけですが、見た印象としては薄塗りだなという印象ですね。
 
実はこれもしっかりと計算していて追いブリーチを想定しているので、いきなりガッツリ明るくなるように狙っているわけではないのです。
 
まずは弱い反応を狙ってリフトしやすい状態を作りつつ、ダメージは負いにくい状態を狙っています。
 
 

 
 
そして、追いブリーチ時にリフト力の高いブリーチ+塗布量をしっかりと乗せることで、目的の明度まで上げていきます。
 
追いブリーチ時点で流すタイミングも計算に入れて、毛先の微妙に赤みが残っているところやもう少しリフトさせたい所はケアブリーチを使い、ブリーチも弱いブリーチと強いブリーチで塗り分けをしていきます。
 
ここの項目で追いブリーチの前に、エアータッチで落とした部分も先に塗布していき、あとで影になる部分を同時に作っていきます。
 
 

 
 
こちらも流す時間を予め想定して薬剤を選定しているので、時間を置き過ぎて残留させ過ぎてしまうということがないように考えているそうです。
 
このブリーチワークと影になる部分のベース作りが仕上がりに直結するので、繊細に計画的に行っていくことが非常に大切なんですね。
 
 

 
 
流す際もドバーッと一気に流すわけではなくこういった理由があるからハチ下から流す、暗いところから流すというところも徹底しています。
 
 
 

5. オンカラー

ここでは薬剤の選定の仕方と塗り方を学ぶことがます。
すでに影となる部分はブリーチ塗布と同時進行で塗布してあるのですが、再度根元を暗めの薬剤で塗布していきます。
 
オンカラーの際に大事にしていることは毛先に暗い薬剤が付かないように塗布していくことです。
 
 

 
 
塗布の際に薬剤をどこに置くのか、どこからコーミングを入れるのかを計算して、しっかりと根元と毛先で塗り分けをしていきます。
 
この時ハケの使い方や毛束を支える左手の使い方にもコツがあるのですが、細かく動画内で解説されているのでしっかりとご覧下さい。
 
 
全体のオンカラーもあっという間に塗り終えてしまいます。
塗り分けながら進めているとは思えないスピード。
このスピードで塗れるのもすでにキレイにベースを作っているからこそです。
 
 

 
 
オンカラーの薬剤選定の考え方や理論もここでは事細かに解説がありますので、自店の薬剤と照らし合わせて一緒に考えてみるのも勉強になると思います。
 
 

> 次のページでは完成スタイルと動画の一部を公開!

 
 

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