2021年01月13日
思い通りのカールはこうしてつくる!南先生に学ぶ超実践型パーマ理論
前回の[南式・ニューベーシック理論]が放送されて早2ヶ月。
今回はその応用編として、“言葉の天才”詩歌師匠からバトンを引継ぎ、Sugaが筆を握らせていただきます。
というわけで今回は2021年1月11日に放送された
Doll hair南 佳太 ─【南式・パーマ絶対的成功論】コテなしで『くるん』を作り出す。大きくてかわいいパーマ・カールスタイル編
の様子をダイジェストでお届け致します。
パーマ比率はカラーに比べて劣っているサロンが多いと思いますが、
その根底の理由の一つに
美容師自身が“パーマを推しきれてない”という部分が少なからずあると思います。
パーマはかけられるけど…
→なんとなくは出来る
→どんな髪にもというと、不安
→絶対こうなるというまで理解していない
といった事を思われている方も、多いのではないでしょうか。
そうなるとお客様にも説明しきれないし、
ましてや後輩への教育も曖昧になってきます。
お客様からの要望以前に、必然的にパーマ比率は下がってきますよね。。。
“信用できる鉄板理論”がもしあるのであれば、知りたいもの。
そんなパーマ界に「#はいさー!」と言って風穴を開け続けるのが、南佳太先生です。
多くの美容師がパーマを苦手とされるのであれば、ここが逆に美容技術の中でもブルーオーシャンであるとも言えます。
ライバルとの差を広げられるチャンスが、パーマにあるかもしれません!
そして、今や令和3年。
従来の理論から時代は進んでおります。
南先生が繰り出すパーマコンテンツは一味も二味も違っております。
今回お伝えしてくださっている内容を、
美容師全員がインストールして早くアップデートした方が良いです。iPhoneだって10年しか経ってないのに12シリーズまで出てます。
(#早よっ!)
“お客様のなりたいを叶える”ためにも、
新常識となる理論が満載のこのセミナーを基礎にして、“パーマの真髄”を極め
2021年をスタートしていけたらと思います!
では、
早速セミナーの様子を覗いてみましょう。
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・毛髪診断方法
・欲しいカールに対しての適切なロッド選定
・欲しいカールに対しての適切な薬剤選定
・薬剤の還元チェック方法
・パーマと相性の良いカット方法
2. パーマの基礎を復習
パーマの仕組みをざっくり説明すると
キューティクルを開き、S-S結合を切り、ウェーブを形成していく。
その上で、
何が髪にどう反応してカタチを成していくか??前回のセミナーで詳しくご教授頂きました。
確実に知っておかなければならないものが、
“アルカリ剤・アルカリ度・還元材・TG還元値”になります。
今回のセミナーではここをもっと深堀して、髪のダメージレベルへの考え方を解説して頂きました。
3. 新しいダメージレベルの考え方
まずケミカルを用いて施術をするにあたり、
毛髪診断が特に重要になってきます。
履歴はもちろん、毎日のスタイリングやヘアケア方法、履歴に対して誰が施術をしたものか?も大いに影響します。
南先生はお客様にも、とにかく念入りに話を伺うそうです。
髪を目で見て、手で触り、ドライ時ウェット時でも比べる。とにかく“素材に対して理解する”事が大切とおっしゃいます。
しっかりと毛髪への理解が出来たかどうかで
その後の施術結果が変わってきます。
経験則ではなく、ハッキリと目安になる診断方法を南先生はご教授してくださいました。
そして今回、ダメージレベルの把握のニュースタンダードとして、
従来よりダメージレベル1〜4の4段階で表記されている事が一般的ですが、
南式ではダメージ0〜4、4.5、5、5.5、6の“8段階”で細かく理論化されております!
ここまで細かく理論化してくださっている事で、パーマだけでなく他の施術の目安にもなります!(ん〜ありがたいですっ!!)
その診断を正確に行う事で、
アルカリ度と、使う還元剤を決定していきます。
ここは本編にて詳しくお伝えしております!
4. 適性なTG還元値とは?
“毛髪に対しての理解”と“薬剤に対しての理解”は成功する上で表裏一体。というわけで、薬剤に対する理解をもっと深めた方が良さそうです。
先程から話しに上がっている“TG還元値”
すなわち“ウェーブ率”と言われるものがあります。
狙ったカールを出すために、ここは絶対に無視できないポイント。
パーマをした髪は、
ドライ時とウェット時でウェーブの強さが変わってきます。
また、デジタルパーマなのかコールドパーマなのかによっても変わります。
果たしてどのくらい変わるのか?
これを言語化していくのが、南先生です。
南先生の理論は、
“目指すカールから逆算させる”事も可能で、
適切な還元剤とアルカリ度を調整し、パーマを生み出します。
5. テストカール、チェックの重要性
本邦初お目見えとなる、“テストカールの理論”になります。
こちらでは詳しくお伝えする事が難しいですが、“ロッド○○個分のカール”といって、明確に定義されております。
そこから、
ウェット時でのカールの径数を読み取る事が可能になります。
あとは、
コールドパーマなのか、デジタルパーマなのか。施術方法によって仕上がりのウェーブ率の振り幅が変わってきます。
ザックリとしか、こちらでは書けない事がモドカシイですね、、、。
これを知る事で、仕上がりに対して
“こうなる事は分かっていた”とドヤれること間違いありません!
カールをつくる上でこのチェックを甘く見積らない方がいいです!!
> モデルの仕上がり写真をもとに施術方法を解説して頂いております!
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