2020年10月20日
これぞニューノーマル!ダイヤグラムから始まる新しい学びと圧倒的に変わるデザイン力
今回は10月18日に放送された
「DADA CuBic 西戸裕二―ダイヤグラムが仕事を変える~目で勉強するダイヤグラム→モデルへのコツ~」
の様子をTamariがダイジェストでお届けします!
今なんといっても世の中の注目を集める一番の話題は、新型コロナウィルス感染症に関すること。
現在は少しずつ感染拡大に歯止めがかかり、アフターコロナの時代に突入したと云えます。
歴史的に云うと、インターネットの本格普及による変化とリーマンショック後に起きた社会の変化による過去2回の『ニューノーマル』新常識への転換に次ぐ、第3回目の転換期となります。
ほぼ全ての業界で『ニューノーマル』が求められる中で、美容業界も例外なく、新しい美容室の在り方、美容師の新しい形、新しい技術、そして新しい学び・トレーニングの在り方が求められるのではないでしょうか?
今回もオンラインという新しい学びの中で、非接触の状態で目を使ってしっかりと学んで頂きます。
今回の講師である西戸裕二先生は、理論的なテクニックに抜群の定評があり、Instagramにて「毎日ダイヤグラムLive」を開催するなどダイヤグラムを活用した理論を世の中に発信中!
また、数多くの業界誌・一般誌、さらには書籍の発刊、海外でのセミナー・ショーを行う等幅広く活躍する超理論派アーティスト。
ダイヤグラムとモデルに連動性を持たせて、営業中でも使えるダイヤグラムの理論を実演・解説していただきました。
ダイヤグラムはトレーニングだけのものではありません。
これぞ、『ニューノーマル』、新鮮な発想から見るモデルカットとダイヤグラムをしっかり学んで、そこから見えてくるいくつかの変化を実感して下さい。
今回のセミナーでは、こんなことが身に付きます。
ダイヤグラムを身に付けることで10の『したい』ことが手に入ります。
・イメージを作りたい
・ヘアデザインを勉強したい
・テクニックを勉強したい
・カットが上手くなりたい
・サロンワークが上手くなりたい
・パーマが得意になりたい
・人間力を高めたい
・スピードが欲しい
・センスを向上させたい
・クオリティーをあげたい
新しい学びと自分自身の糧となる技術を多く得られるセミナーです。ぜひじっくりとお楽しみ下さい。
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・ダイヤグラムの考え方、描き方
・ダイヤグラムを元にしたウェットカット
・まとめ(ダイヤグラムとドライカット)
今回のカットスタイルは、韓国で話題沸騰中の『ハッシュカット』 日本で云うところのウルフカットに似たスタイルを作っていきます。
2. ダイヤグラムの前段階として行うデッサン
西戸先生のスタイル作りは、イメージ→デザイン→テクニックの順で考え、
スタートは、デッサンでレングス、髪の流れ、段を入れる位置を設定していきます。
最初にデッサンを描くことでダイヤグラムも描きやすくなります。
必ずデッサンを描いてからダイヤグラムを描いていくことが重要。
西戸先生がイメージを言葉にしながら進めていくデッサンにはたくさんのヒントが詰まっています。
3. ダイヤグラムの考え方、描き方
最初に描いたデッサンのイメージ・設定を元にダイヤグラムを描いていきます。
西戸先生のダイヤグラムは、いきなり定規を使わずに、フリーハンドで鉛筆を使用してある程度のイメージで描いていきます。
ここで細かく修正しながら設定を決めることがポイント。
その後、定規とペンで一つ一つ線をしっかり描いて整理していきます。
ウィッグをたくさん準備してカットを学ぶことも一つのやり方ではありますが、
ダイヤグラムを描くことで、紙と鉛筆、ペンと定規さえあればいつでもどこでも、何度でも、費用をかけずに繰り返しイメージの中でカットをすることが可能になります。
今回は、横からの図をメインにダイヤグラムを描いて、それを元に正面と上から見た図でダイヤグラムを作成していきます。
西戸先生でも上から見た図は難しいものですが、360度しっかり製図していきます。
4. ダイヤグラムを元にしたウェットカット
ここからは、作成したダイヤグラムを元に実際にモデルカット。
今回は、正面からのカメラと上からのアングルの2つのカメラでご覧頂きます。
西戸先生のカットで最重要と云えるのは、エクスターナルをしっかりと作ること。
そして顔周りにどの程度レイヤーを入れていくかが重要です。
西戸先生のカットは、モデルさんの前からのカットと後ろからのカットで分けて切っていきます。
まずは、前から。
バングは肌の見え方を意識してカット。
しっかりとオーバーダイレクションをかけて顔周りはとっていきます。
どの程度の角度で引き出すか、どの位置に引き出すべきか、上からのカメラで正確に見て頂くことが出来ます。
後ろは、どこから落ちるか、どこがウェイトになりやすいかをよく見て、バックを作っていきます。
バックをカットした後はフロントに向かって軽さを取っていきます。
全てのセクションでオーバーダイレクションのかけ方、引き出す方向性を、2つのカメラでしっかりと確認してください。
前からと後ろからの繋がりもダイヤグラムを描いてからカットを進めることでより分かりやすく、設計図とのリンクを実感できると思います。
- 1
- 2
関連記事
人気記事
-
2022/04/20
2020/05/20
–ワンランク上の撮影技術を習得– Photoglapher神戸健太郎氏が教える、iphoneでも綺麗に撮れる“光を操る”極意
2021/05/28