2020年11月10日
今、ぱつっとが最高におしゃれ!大注目のぱつっとショートの極意!一挙公開!
今回は11月8日に放送された
「sand へぎしょうたー今がおしゃれで旬!【ぱつっとショート】 ボブとショートの丁度間。オイルで仕上げて可愛く。」
の様子をTamariがダイジェストでお届けします!
美容師という職業に求められることは、「熟練と変化」。
つまりは、卓越した技術と流行や世の中のニーズに対応していく柔軟性、創造性ではないでしょうか。
今や世の中の多くの美容師がSNSでブランディングを行うのが当たり前となり、Instagram上では、無数のヘアスタイルが発信され、その中で突出したものを生み出すことがなかなか難しい時代。
情報があふれかえるそんな時代の中で求められるのは、卓越した技術はもちろんのこと、今が旬といえるスタイルを作り出し、世の中に発信し、流行を生み出していくことが重要だと感じます。
今回の講師であるへぎしょうた先生は、ショートで人気のヘアサロンsandにてわずか2ヶ月でトップスタイリストとなり、3ヶ月で月に200名以上を担当。
半年で月に300名以上を担当する超人気スタイリスト!
年間5000人を担当するショートのスペシャリストが、お客様に絶対に喜んでほしいからこそ生み出した今までにない新しいスタイル、大注目の【ぱつっとショート】の極意、スタッフにしか知り得ない大変貴重な技術を、実演・解説していただきました。
ご自身のカットに “こだわり” を持つ皆様だからこそきっと分かる、へぎ先生の “こだわり“の技術。
今回の動画を見れば、次の日から活用することができるようになります。
ぜひじっくりとお楽しみ下さい。
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・ぱつっとショートの質感の作り方 ウェットカット
・ぱつっとショートの質感の作り方 ドライカット
・スタイリング
・写真の撮り方のコツ
2. なぜ今ぱつっとショートが良いのか。
へぎ先生のカットセミナーは今回で4回目となります。
毎回人気のカットセミナーですが、今回は今までとは全く違うショートのスタイルを披露して頂きます。
その名も【ぱつっとショート】!
ぱつっと言う響きでボブをイメージしがちですが、ボブではなくショートで表現していきます。
今期秋冬に向けて、ショートのお客様がボブにするまでの間の可愛いスタイルを維持するために最高におしゃれなシルエットなります。
3. ぱつっとショートの質感の作り方-ウェットカット
今回のカットは、顔周りの長さから決めるのではなく、襟足から切り進めていきます。
シルエットは襟足の高さから並行で。
長さはドライカットで上がることを想定して襟足とあご下の位置にコームを斜めに合わせて設定するところがポイントです。
第1線目は、2cmぐらいをベースにクロスコーミングでテンションをかけずにカットします。
まずは真ん中を切った後、前下がりではなく、前上がりになるように首に対して真横から並行にカット。
真後ろから見たときに軽くUの字になるようにカットし、ぱつっとした感じを出すためにセニングは入れずに第2線目に入ります。
第2線目は、ゴールデンポイントから耳の真ん中に向かって前下がりになるようにスライスを取り、前下がりにカットを進めていきます。
第2線は長さの基準となる部分なので、ここで長さを決め込んでいきます。
第3線目は、前下がりの角度を決めるフロント部分からしっかり左右対称にスライスを取っていきます。
ベースの長さから5mm下ぐらいをカット。
ドライしたときに上がることを想定して軽く長めにカットすることがコツです!
顔周りは、目標となるあご下まで長いコームを全部使って多少前下がりに合わせて切っていきます。
この手法を使うことで、ゴールに向かって綺麗な前下がりのラインを作ることが出来ます。
表面の部分はつむじを中心に放射線状にしっかりコーミングしてから、ベースの長さに合わせて少し角度を上げて切り進めていきます。
サイドに残る部分は、スタイルを作る上で重要な部分になるので残さずちゃんと切り込んでいくことが重要です。
・ドライのポイント
ドライはつむじから左右に振りながらボリュームを出すイメージで行います。
はねることのないように前にもっていきながらドライしていきます。
4. ぱつっとショートの質感の作り方-ドライカット
ぱつっとしたシルエットを出すには、質感調節をしながら状態を残すことが重要です。
ここでセニングを使ってしまうとぱつっとしたラインはなくなってしまうため、レザーを使って質感を調節していきます。
まずは、手ぐしを通して、重いなと感じる部分の毛先を持って、ハチ上あたりからロングストロークで縦にレザーを入れていきます。
この方法であれば、ぱつっが残ったまま質感を調節することが可能です。
もみあげの部分だけは、毛先ではなく中間の部分にセニングをいれて調節していきます。
最後は、シェーバーで整えていきます。
出てきた角をシェーバーで削ることで、よりぱつっと感を表現することが出来ます。
この後、正面から見た丸みの位置を少し上に上げていきます。
サイドの髪の毛を真横に取って、チョップカットでぼかしていくと、丸みの位置が自然と上がってよりショートっぽさが出てきます。
上の部分は、斜め45度に引き出して同じようにチョップカット。
さらに丸みの位置が上がり、ぱつっとを残した状態でのショートスタイルが一気に出来上がります。
前髪は外枠→内枠→繋げるという流れで切っていきます。
外枠でガイドを作って逆サイドを合わせて、トップにレイヤー、真ん中から繋げるという流れでいくと絶対に失敗しないバングになります。
一番最後は、耳にかけたときにちょっとでてくる髪の毛をしっかり切って整えて終了です。
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