ナカム式″脱白髪染め″再現性抜群のコントラストハイライトセミナー
カラー グレイ
2022.02.25

こんにちは!ライターの秋山です!
3月は繁忙期ですね。お客様が何かと美容室を利用する理由が重なる季節。
また、季節の変わり目でもあり、気分を変えるべく髪色を変えたり思い切って短くしたり、そんなオーダーが増える時期でもあります。
大人世代でイメージチェンジを図りたいと思うお客様に向けて、グレイヘアでもオシャレを楽しめるご提案をされては如何でしょうか?
そんなご提案にピッタリなのがこちらのセミナーです!
本日は
「stair:case 中村太輔 ─ 白髪に悩むオトナ女性を『染めるストレス』から解放する ナカム式《脱白髪染め》」
のセミナーダイジェストをお送り致します!
″脱白髪染め″と言えば一般の方でも広く認知されるようになりました。
中村先生が思う″脱白髪染め″とは「伸びてきても気にならない、ストレスフリーなヘアカラー」です。
脱白髪染めだけでなく白髪ぼかし、白髪活かしなど様々な白髪にアプローチしたヘアカラーがあります。
ヘアキャンプでも今までに多くのセミナーがあり、中村先生にも土壇して頂いてます。
前に受講したから大丈夫!
ハイライトで白髪を目立たせなくさせるやつでしょ?
そんな風に思っているならすぐに気持ちを切り替えて下さい。
脱白髪染めの方法やデザインの引き出しは多い方がいいのです。
何故なら白髪の割合や生え方は千差万別ですから。
それではナカム式脱白髪染めデザインをとくとご覧下さい!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくは
こちら
をご覧ください。
1. セミナーチャート
・脱白髪染めに効果的なハイライト
・白髪が伸びても気にならないヘアカラーへの移行の仕方
・ファーストカウンセリングの全て
2. モデルBefore
モデルの履歴は白髪染めとパーマの履歴がある状態です。
レイヤーも入っていて毛先は軽くなっています。
こういった状態に無闇にハイライトを入れてもちゃんとデザインとして見え辛い可能性があります。
毛先が軽い状態でもくっきり見えるハイライトの入れ方はこの後のハイライト塗布のセクションで解説していきます。
続いて白髪の具合を確認します。
中村先生は白髪の位置を必ず最初に確認するそうです。
どこにどのくらいの割合で白髪が存在しているのかを把握します。
ハイライトを入れる際に使うブリーチは、パウダー系のブリーチにプレックス剤を混ぜたのもの。
エイジング毛&パーマ履歴の髪は慎重にブリーチ剤も選ぶ必要があります。
脱白髪染めを継続的にしていくなら大人世代の髪質に合わせた薬剤を。
気になる薬剤の配合については本編で確認して下さい。
3. ハイライト塗布
中村先生のハイライトはお客様がご自宅で自然に乾かしても、しっかりとハイライトが見えていい塩梅になるようにを意識しています。
先ほども伝えたように、今回のモデルさんのようなパーマの履歴がありレイヤーが入っている状態は、ハイライトのデザインが入れやすい状態とは言えません。
こちらベースでもハイライトをしっかりと効かせることが出来る中村先生なりの工夫がありました。
その工夫に隠されているのは3つの意識。
何も難しいテクニックではなく、知ってしまえばすぐに出来る意識の問題です。
記事でご紹介するのはそのうちの1つ。
「ハイライトをどこに配置すれば良いのか。」
仕上がりを意識したハイライト施術では、規則的にウィービングで取ったハイライトを重ねていくのではなく、そのパネルに合わせた本数や太さなどを意識して入れていきます。
例えば顔周りとバックとではそもそもの白髪の量が違う為、フロント部分とバックとてばホイルを入れる枚数も異なります。
ただ作業的にハイライトを入れて行くのではなく見てここに欲しいいう場所に狙ってハイライトを入れていくのです。
意識を変えるだけで、お客様に合わせたハイライト施術が自然とできるようになって行きます。
4. ベースカラー
オンカラーのパートでは白髪染めに対する中村先生ならではの薬剤配合の考え方にご注目ください。
根元染めではイエロー系の薬剤を使用。
個人的にあまり使用することが少ない色みだった為、その使い方に興味津々。
なぜ白髪とイエローなのか、そこにある理論は必見です!
白髪をどう染めるのか?
染めたのが10日後どう見えてくるのか?
中村先生はそんな事をイメージしてオンカラーの選定をしているそうです。
カラーリングのカテゴリでは脱白髪染めとは言え、中村先生は必ず白髪染めも混ぜるそう。
どのくらい混ぜて、何故そうするのかもちゃんと意味があり解説して頂いてます。
その考え方が退色を考えたオンカラーにつながっています。
ナカム式脱白髪染めに欠かせない理論はオンカラーにこそ真髄があります!
5. ナカム式脱白髪染め解説
本編ではポイント毎にホワイトボードを使い、ナカム式脱白髪染めの考え方に関しても細かく解説して頂きました。
ブリーチ選定、薬剤選定、どこにハイライトを入れるか、カウンセリング、などなど。
本当に懇切丁寧に解説して頂きとてもわかりやすいのが印象的な中村先生の解説。
その中でも個人的に特に勉強になった事を一つお伝えします。
中村先生は白髪染め世代にハイライトを入れた場合、基本的に濃いめの仕上がりで設定するそうです。
当日ちょうど良い色にすると、1週間後にはどうしてもハイライト部分は金髪になってしまいます。
ブリーチに慣れてない方がその退色を目にしたらどうでしょうか?
濃いめに色を入れることで実現する「1週間後1番ちょうど良いカラー」のご提案は、1週間後こうなりますよ、更に1週間後はこんな感じに変化していきますよ、とお客様にお伝えすることで「嫌なはずの退色もあの人言ってたとおりになった」と、信頼を築くきっかけにもなりうるのです。
6. トナーオンカラー
ハイライト部分はトナーでオンカラーをします。
サロンワークでも同様の施術が多いそう。
長時間の施術はお客様にも負担となるため、時短への工夫は欠かしてはいけない意識です。
しっかりと流し、軽くシャンプーしてカラー剤を落とした後トナーをします。
ハイライト部分だけでなく毛先もトナーで色を入れます。
トナーでは、薬剤選定とチェックの仕方タイミングに注目!
中村先生のトナーの薬剤選定でオンカラーすると、シャンプー台で寝たまま施術しても嫌な匂いに悩まされなくてすむ驚きの工夫が。
お客様が快適に施術を受けられるサロンワークは身につけておいて損はないですよ!
7. 仕上がり
仕上がりをご覧ください!
とても素敵です!上品な明るさでハイライトもしっかり出ています!

顔周りの白髪の割合が多かった部分もこの通り。
馴染みがとても良いです。
根元のイエロー系の色もハイライトや染め切っていない白髪部分と馴染みとてもナチュラルです。

生え際もバッチリですね!
ハイライトを入れることによって、全体的に明るく見えるだけでなく、毛流れも綺麗に見えます。
これだけしっかりハイライトが効いていれば、家で自分で仕上げでもちゃんとデザインを楽しめそうです!
8. 最後に
如何でしたか?
ナカム式白髪アプローチのセミナーとしては第三弾となる今回のセミナーでしたが、また新たな気付きをたくさんさせて頂きました。
″脱白髪染め″というデザインはお客様に寄り添うだけでなく、美容師にとっても可能性を広げてくれるデザインです。
お客様の悩みや要望に合わせた脱白髪染めデザインを提案し、満足して頂ければ信頼関係を築くことが出来ます。
そして、生涯顧客獲得にも繋がるはず。
中村先生!最後までとても勉強になりました!ありがとうございました!
9. 動画の一部を公開
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