【ホワイトカラーの新常識】断毛を防ぐコツとハイトーンカラーの考え方
カラー ハイトーン
2022.06.03

【お客様がオーダーするハイトーンカラーに対応できない】
SNSの普及で、地方にいても最新のヘアカラー情報が簡単に手に入るようになりました。
その結果、ヘアカラーの難易度は上がり続けています。
美容師さんの中には、オーダーに対応できなくなってる方もいるはず。
特にホワイトカラー領域のオーダーは、断毛の恐れがあるため非常に難しいです。
そこで今回は、ブリーチ比率90%以上を誇る
【koti BY broocH】の遠山洵先生
をお招きしました。
koti BY broocH 遠山 洵 ─ 長く続けられるホワイトブロンド施術と薬剤選定の考え方
カラーリスト、ヘアカラーを武器にしたい美容師さん必見の内容です。
この内容を現役美容師ライターの宇井(うい)がしっかりとレポートしたいと思います!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくは
こちら
をご覧ください。
1. セミナーチャート
・継続的にハイトーンカラーをするための考え方
・ブリーチによる断毛を防ぐために意識すること
・ホワイトカラー領域での薬剤選定
・ブリーチを減力させる方法
2. ホワイトブロンドのbefore&after
【ブリーチは1回のみ】
遠山先生が染めたホワイトブロンドを紹介します。
beforeがこちら。
そして、afterがこちら。
今回のホワイトブロンドカラーは、根元のリタッチを含めてブリーチを1回しかしていません。
少ないブリーチ回数に驚きです。
ブリーチ回数に関しては、遠山先生が考えるハイトーンカラーとの付き合い方が関係しています。
3. 継続的にハイトーンカラーと付き合うための秘訣
【カウンセリングの時点で説明する】
染める前のモデルさんの髪にはベースムラありました。
* 根本…1cmの地毛
* 根本付近…15~16レベル前後
* 中間〜毛先…ブリーチを4、5回している状態
遠山先生はハイトーンカラーをする上で、ベース作りが重要と説明されてます。
このベース作りが継続的なハイトーンカラーを実現させる秘訣です。
次回もブリーチがやりやすいベース作りをすると、断毛などのリスク回避にもなります。
そして、遠山先生はベース作りの意図をカウンセリングでお客様に説明をします。
どのような意図を持ってブリーチをするのかを、お客様と共有するのです。
遠山先生の考えるハイトーンカラーのベース作りは、非常に参考になる内容です。
この視点を持つだけで、ブリーチの幅がぐっと広がります。
4. ハイトーンカラーの超リタッチ術
【チェック塗布はしない】
今回のモデルさんのように、リタッチ部分が1cmしか伸びていないブリーチリタッチは非常に難しいです。
遠山先生はこの狭いリタッチ部分に対して、チェック塗布なしで塗っていきます。
チェックせずに、一発で決めていく技術は「すごい!」の一言。
特にブリーチ塗布のスライス幅など非常に勉強になります。
このブリーチのリタッチ術は、全ての美容師さんに見てもらいたい内容です。
動画を見るだけで明日からのサロンワークにそのまま落とし込めます。
5. 毛先のブリーチ塗布
『ブリーチを減力させる方法』
毛先の既にブリーチをしている部分は、最も断毛しやすい部分です。
この部分に関してのアプローチは、薬剤を変えて対応します。
実際に遠山先生は、オキシの濃度を低くしてブリーチ塗布をされていました。
その他にも毛先のダメージホールを埋めるために、処理剤も使っており参考になります。
処理剤に関しては、遠山先生がおすすめのアイテムを紹介していたので必見です。
さらに、遠山先生はブリーチに
「ある物」
を混ぜて減力させていました。
動画内でブリーチに混ぜる割合まで紹介してくれてます。
ブリーチを減力させる方法は必見で、これは真似したいところです!
6. 髪の状態を把握して可能なカラーを提案をする
【段階を経て提案する】
遠山先生の元には
「ホワイトカラーがしたい」
という方が多く来店されます。
ただし、お客様の中にはカラーの残留が激しく、1回の施術では難しい方もいるそうです。
そんな方には同じホワイト系の中で違う髪色を提案されています。
段階を踏んで残留を消してから、次回ホワイトカラーをするのもありですね。
その他にも色落ち防止で使用するカラーシャンプーにも、プロならではの見解をされていました。
なんとなく「色落ち防止=カラーシャンプー」と考えてる美容師さんにとって目からウロコの内容です。
7. ホワイトブロンドのレシピ公開
【4種類のカラー剤で作る】
ここで読者のみなさんが知りたい、ホワイトブロンドのレシピを大公開します。
遠山先生が考えるホワイトブロンドのレシピは以下の4つです。
詳しい商材、配合の割合に関しては動画内で紹介しています。
この割合次第でホワイトブロンドやシルバー寄りのホワイトにも染まるそうです。
オンカラーはスピーディーに塗布をしていきます。
ブリーチの時もそうでしたが、塗り納まりが美しい状態を目指す姿勢に技術の綺麗さが表れていました。
仕上がり動画はこちら!
8. 最後に
このセミナーを通じて遠山先生は
「継続したハイトーンカラーをするためのブリーチが重要」
と言われています。
確かに「キレイに仕上がったけど切れ毛が酷い」では、プロと呼べないかもしれません。
今回の内容は、ブリーチを武器とする美容師さんにとって、有益なセミナーでした。
遠山先生、ありがとうございました。
9. 動画の一部を公開
ヘアキャンプでは
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オンラインサロンを見るここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
以上ヘアキャンプでした!