みなさん、こんにちは！最近アフロにして街ゆく人に振り返られるくらたです。

 

今回は2025年3月4日に放送された

【BARBER STYLE 2025】生産性爆上げ！フェード×パーマで作るトレンドショートスタイルのダイジェストをお送りしていきます！

 

 

 

メンズシーンでは昨年まで流行ったスパイキーショートにパーマを加えた『ルードスパイキーショート』が今年はトレンドになる予感。

明日から使えるフェードスタイルを紹介いただきますので、メンズのお客様を獲得したい美容師さんには必見のセミナーとなっております。

 

 

さらに！今回は特別講師のYL先生にもご登壇いただきローフェードの『ブロウアウト』のスタイルの実演もいただきます。

美容師さんに限らず、バーバーで最前線に立っていらっしゃるみなさまもぜひご覧にください！

 

それでは門田先生、YL先生よろしくお願いします！

 

 

1.  セミナーチャート

 

2. なぜ今、バーバースタイルが美容師に必要なのか？

近年メンズをターゲットにした戦略が美容業界を席巻し、その中でバーバースタイルにも注目が集まっています。

なぜ美容師がバーバースタイルなのか、その秘密が↓です。

 

 

要約するならば「圧倒的なタイパとコスパの良さ」

一般的な美容室でカット×パーマはおよそ2~2.5hの時間がかかります。

今回お伝えする『ルードスパイキーショート』
習得できれば1hでカット×パーマの施術が可能です。

10分1000円の仕事が出来れば高単価と言える時代に、倍の効果が期待できるのです。 

ベリーショートのスタイルにかけるパーマだからこそ、時間も材料もコストを抑えることが可能なんですね。

いくつかのポイントさえおさえてしまえば明日からできるシンプルな技術。 

それなのにクオリティーは高く、お客様のお悩み解決メニューにもなる為、満足度が高いスタイルと言えます。

このセミナーで、そのいくつかのポイントをしっかりと覚えることができます。
この技術は美容業界にとって新たな風となるはずです！

 

 

3. 時短で差がつく！フェードを極める3つのポイント

フェード技術の基本は『ベースを作る』ことから始まります。

コームで毛並みを整えてから刈り上げを入れていくことで、ズレが生じたり癖のあるところが取りきれないことがなくなり、その後のフェードを作る際の時間短縮にもなるのでここは丁寧に行っていきましょう。

 

 

 

 

 

今回入れるのは『テーパーフェード』

フェードの中では低め(およそ耳上の高さぐらいまで入れるフェード)なので横は耳の高さ、バックは1~2cmの幅でラウンドを意識してほんのりラインを作っていきます。

 

 

フェードをなめらかに作るには、できる限り線がつかないように浮かせながらこするようにとるのもポイント。

mm数を細かく変えながら調整していきます。

 

 

 

また、フェードの質を上げるために欠かせないのがラインアップ。

簡単にいうとアウトラインを整える作業なんですが、やるとやらないではフェードの仕上がりのクオリティが天と地ほど変わります。

「これをやってあげるとすごいフェードの質が上がるんで、これは美容師さんも全員した方がいい。」と門田先生。

 

バリカンが終わったら、セニング。

ポイントは凹んで黒いところにピンポイントで使用するイメージ。

この際％の少ないセニングを使うことで形をシルエットを崩さずに調整が可能なんですね。

 

 

 

 

これでフェードは完成！

続いて上のデザインを作っていきます。

スパイキーショートベースなので設定は比較的短めで設定するとのこと。

ベースカットは基本はセイムレイヤースタイルで問題ないですが、前髪を上げるスタイルなので「前髪を上げた状態でどのくらいの高さがベストなのか？」をイメージしながら切っていくと長さのイメージがしやすくなるので必ずチェックしましょう！

 

 

 

 

というわけでベースカットは完了！続いてパーマ見ていきましょう。

 

 

4. ピンパーマで作る『ルードスパイキーショート』の極意

さて、パーマのセクションからは門田先生から森本先生にチェンジして解説していただきます！

今回の『ルードスパイキーショート』はピンパーマで作っていきます。

 

ちなみに森本先生、普段のサロンワークだとピンパーマは大体おひとりでも10~15分で巻きおわるそうで、解説しながら巻いているんですがそのスピード感たるや。

このあたりも時間生産性を高めるために必要な追求だなと感じさせられます。

 

幅は写真(↓)くらいでテンションをかけて黒髪の部分だけを1~2回転ほどねじっていきます。

今回はモデルさんが毛先ブリーチ履歴があるため、履歴部分はねじらず指でねじり具合を調整しながら収めていきます。

 

 

 

 

 

追加で、巻き収めは左側に持ってきてあげるのもポイント！

そうすることでピンが弾けにくくなります。

 

セクションの大きさは、髪の長さがバックよりサイドの方が長いことが多いので、長くなるごとに徐々にセクションを広げていきましょう。

また、長くなるごとに中間と根元のねじる量が増えるので、ねじるポイントはしっかり見極めていきましょう！

 

 

 

 

 

前髪はリバースで巻くことで扇状に広がりができ、ルードな雰囲気が作れるので前髪を立ち上げた時の印象に変化をつけることができます。

また、レンガ状に巻くことで髪の動き方がよりランダムになるので、その辺りもぜひ注目してみてください。

 

そんなこんないってたらあっという間にワインディングが終了。

 

 

 

 

 

 

さてどんな仕上がりになるか！

その前にYL先生のカットを見ていきましょう！

 

 

5. バーバー必見！バーストフェードとレザーワークの極上テクニック

 

YL先生に実演いただくのは『ブロウアウト』

門田先生同様フェードを作るところからスタートをしていくんですが、先ほどお伝えしたラインアップをなんと前髪にも入れていきます。

ブロッキングとしてはこのような感じ。

 

 

 

 

ローフェードをベースに作っていただきますが、YL先生にはバーストフェード(耳の周りから放射状に広がるフェードスタイル)をさらに入れてよりコアなスタイルにしてくださいます。

フェードを作る際は先も説明したように細かくmm数を調整しながら入れていくことがキレイに繋げるコツなんですが、YL先生はクリッパーをオープン〜クローズまでで5段階で調整しています。

 

 

 

 

 

メチャクチャ細かい…実際に見せていただいていますが、美容師の僕としてはアートを見ている感覚に近いです。

この辺りはバーバーの前線でやっている方には確実に刺さるポイントだと思います！

フェードを作る際に「(フェードの)色彩に迷う方は、一旦ちょっと離れて見てあげるとトータルのバランスで見えてくるので、一旦離れてみるクセをつけるといい」とYL先生はおっしゃってました。

 

 

 

 

バーストフェードはこのようなデザインに、フェードの作成が終わったら上部はセイムレイヤーをベースにカットしていきます。

セニングを入れる際は斜めスライスでチェックカットも兼ねて行うそう、この辺りは時短テクですよね。

全体のカットが終了するとこのようになりました！

 

 

 

 

毛流しでのトリートメント中に…お待たせしました！バーバーのみなさん醍醐味レザーワークでのラインアップを行なっていきます。

 

 

 

 

アーチ状に刃先を使って整えていきます。

これはすごすぎる…さあ、果たして仕上がりはいかに！？！！

 

6. 仕上げ＆スタイリング｜ツヤ感と束感を操るテクニック

 

 

 

ツンとした印象からクセ毛風な印象になりましたね。

スパイキーショートをベースでちょっと毛先を動かした、これがルードスパイキーショート！

ちなみにYL先生のスタイル『ブロウアウト』はこのような感じに。

 

 

 

 

トップの長さと動きがワイルドな印象のスタイルに！

フェードのアプローチの違いはもちろんですが、本場のレザーワークを見ることできる機会って意外とないかもしれません。

バングのラインアップが入ることによってメリハリが際立ちます！！！！

 

 

7. さいごに

いかがでしたでしょうか。

今年トレンドになる『ルードスパイキー』そしてコアなバーバースタイル『ブロウアウト』一度に学べる贅沢なセミナーでした！

フェードの繊細さやピンパーマのテクニックはこのスタイルに限らず応用が効く技術ですので、是非この機会に身につけてみてはいかがでしょう？

 

またそれだけではなく、効率的な施術フローや時間短縮のテクニックにも触れることができるので、サロンワークにおける生産性向上につながるポイントも学ぶことができるはず！

是非みなさんのメンズのお客様の引き出し、満足度向上に繋げてください！

 

 

 

本日は内容盛りだくさんの貴重なセミナーを
ありがとうございましたーー！！！

 

 

8. 動画の一部を公開