美容師がうつ病になりやすい理由とは?症状と対策・働き方の見直し方
column
2025.06.01

「最近、笑えなくなってきたかも…」
そんな自分に気づいたときは、心からのSOSかもしれません。
美容師の仕事は華やかに見える反面、日々のサロンワークの中には見えないプレッシャーやストレスが多く潜んでいます。
「もう限界かも…」「続けられる自信がない」と感じていても、誰にも言えずに抱えている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、(なぜ美容師に“うつ病”が多いのか?)その理由と、今からできる対処法・働き方の見直し方をわかりやすく解説します。
1. なぜ?美容師がうつ病になりやすい5つの理由
1) 長時間労働・休日の少なさ
営業後の練習・ミーティングなどで、拘束時間が非常に長い美容師。
疲れが取れないまま次の日が始まり、心身の回復が追いつかない日々が続くと、気づかぬうちにメンタルが削られていきます。
2) 常に「笑顔」でいることを求められる
たとえ自分がしんどくても、笑顔で接客をするのがプロとしての仕事。
でも、本当はつらいときもあるはずです。
「無理に笑っている自分」に、ふと疲れてしまう瞬間が積み重なります。
3) 人間関係のストレス
サロン内の上下関係、先輩との相性、指導の厳しさ…。
感情を表に出せない職場環境では、小さな不満や違和感が解消されず、どんどん心を圧迫していきます。
4) 成績や指名など、数字で評価されるプレッシャー
「なかなか売上が上がらない」
「同期はもう指名も取ってるのに…」
比べてしまう気持ちと焦り。
自信を失い、どんどん自分を責めてしまう人も少なくありません。
5) 将来への不安
アシスタントからスタイリストへ、本当にデビューできるのか?
自分に合うサロンが見つかるのか?
結婚・出産・独立…その先のビジョンが描けないことで、漠然とした不安を抱えることも。
2. こんな症状が出ていたら注意
・朝、起きるのがつらい・布団から出られない
・接客中なのに、涙が出そうになる
・好きだったことに興味がわかない
・ごはんが食べられない/眠れない
・自分を責める言葉ばかり浮かんでくる
これらは、心の疲れが限界に近づいているサインかもしれません。
3. うつ病かも?と思ったらまずやるべきこと
☑︎ 心療内科・メンタルクリニックを受診する
「甘え」ではなく、「心の病気」です。
正しい診断と休養が、あなたの心と体を守ります。
☑︎ 職場に相談してみる
信頼できる先輩や上司がいれば、まずは打ち明けてみましょう。
状況によっては、業務内容の調整や休職の提案を受けられるケースもあります。
☑︎ 誰かに話すだけでも、心は少し軽くなる
友人、家族、SNS上の仲間など、あなたの気持ちを受け止めてくれる人に話してみましょう。
「聞いてくれる人がいる」だけで、回復は始まります。
4.うつと向き合いながら、美容師を続けるには?
⚫︎負担の少ない働き方を選ぶ(カラー専門、受付、サポート業務など)
⚫︎フリーランスや業務委託など、時間やペースを調整できる環境へシフトする
⚫︎一度離れても、また戻ってこられる世界であることを知る
大切なのは、「自分を守ること」を最優先にすること。
それができてこそ、誰かを喜ばせる仕事が続けられます。
5. さいごに
あなたは、もう十分頑張ってきたはずです。
無理して笑ってきた日々、涙をこらえてきた瞬間も、ちゃんと「努力」として積み重なっています。
今つらいのは、あなたが弱いからではなく、一生懸命すぎたから。
だからこそ今は、少し立ち止まっていいんです。
あなたの人生にとって、美容師という仕事は「すべて」じゃなくても大丈夫。
また笑顔でハサミが握れるように──
まずは、「心を休ませること」から始めてみてください。
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最終更新日: 2025年06月01日