美容師の腱鞘炎|両手が痛む原因と今すぐできる対策・予防法
column
2025.05.25

「ブラシを握ると手首がズキッ…」それ、腱鞘炎かもしれません。
長時間のシャンプー、ドライ、カラー塗布──
美容師アシスタントの毎日は、手首や指を酷使する連続です。
「なんだか最近、手首が痛い」
「朝起きると、指がこわばって動かしにくい」
そんな違和感を感じていませんか?
それ、腱鞘炎のサインかもしれません。
放っておくと悪化し、ハサミが握れない・ドライができないという状態になることも。
この記事では、美容師に多い「両手の腱鞘炎」について、原因・セルフチェック・対処法・予防策をわかりやすくまとめました。
1. 腱鞘炎ってなに?|美容師がなりやすいワケ
腱鞘炎とは、手首や指を動かす腱(けん)と、それを包む腱鞘(けんしょう)との間に炎症が起きる状態のこと。
繰り返し同じ動きをすることで、腱鞘に摩擦が生じ、炎症を起こします。
美容師が腱鞘炎になりやすい理由
・ドライヤーの繰り返し動作(手首の回内回外)
・ブラシ・ハケ・カラー塗布時の握りしめ動作
・長時間、多くの方のカットの動作
・長時間同じ姿勢で手首や指に負担がかかる
・休憩が少なく、回復時間が足りない
特にアシスタントはシャンプーやドライが中心業務のため、手の使い方に偏りが出やすく、両手ともに負担がかかりやすいです。
2. こんな症状、腱鞘炎の可能性アリ!
・ 手首を動かすと「ズキッ」と痛む
・ ドライヤーやブラシを長く持てない
・ 朝起きたときに、手がこわばる
・ 指を曲げ伸ばしすると「鈍痛」を感じる
・ 痛みで握力が落ちてきた気がする
ひとつでも当てはまるなら、早めの対策がカギです!
3. 今すぐできる!腱鞘炎のセルフケア&対策
▷ アイシングで炎症を抑える
・痛みがあるときは、冷却で炎症を抑えることが基本
・氷でキンキンに冷やすというよりは、たくさん使ってしまったなと感じた時に水道水で1分間冷やす。
また1日の終わり、お風呂やシャワーの際に最後上がる前に1分間水道水で冷やす程度で十分。
▷ 手首のストレッチ&休息
・営業の合間や帰宅後に、手首回し・指の屈伸運動
・指を1本ずつ伸ばすストレッチも◎
▷ サポーターやテーピングで保護
・痛みがある日はサポーターで手首を固定
・無理せず、「今日は休ませる」選択もプロの判断
4. 腱鞘炎を防ぐ!アシスタントのための予防習慣
・軽量のドライヤーやブラシに切り替える
・左右の手を交互に使うクセをつける
・シャンプー中の姿勢(体重移動)を意識
・1日1回は手首と前腕をストレッチ&マッサージ
腱鞘炎は「頑張りすぎのサイン」。
今のうちから“手をいたわる習慣”を持つことが、美容師人生を長く続ける秘訣です。
「それでも痛みが続く…」場合は?
・無理をすると「慢性化やばね指(指の引っかかり症状)」につながる可能性も
・整形外科や整骨院での早期相談がおすすめ
・仕事を続けるためにも、「治す選択肢」を持つことが大切です
5. さいごに
“あなたの手”は、かけがえのない美容師の武器
腱鞘炎は、手荒れと同じく多くのアシスタントが抱えるリアルな悩み。
でも、正しい知識と早めのケアがあれば、乗り越えることは十分可能です。
痛みをごまかすのではなく、
「この先も長く美容師として働くために、今どうするか」を考えてみてくださいね。
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最終更新日: 2025年05月23日