縮毛矯正の新常識!?ブリーチ&縮毛矯正履歴をアルカリ領域でかける薬剤学
縮毛矯正
2023.01.19

こんにちは!ライターの秋山です!
本日は2023年1月16日に行われた
「BEBE 甲斐 敢 ─ 逆転の発想!Newブリーチ縮毛矯正δ -デルタ-」
のセミナーダイジェストをお送りさせて頂きます。
まずはこちらのBeforeをご覧下さい。
根元新生部、ブリーチ一回部分、ブリーチ二回部分、新生部以外の所は酸性矯正もしていて、
毛先には更にアルカリ矯正の履歴まである
超複雑履歴!
エクステも付けていてセミナーの前日に外したばかり。エクステによる毛髪へのダメージも気になる所です。
そして右側の写真はネープ部分が切れてしまっています。
他にも所々に切れ毛箇所があり、癖も強めという難易度MAX!K点超えのモデルさん。
加えて急遽モデルが変更になり当日まで髪の状態を詳しく把握していないという裏情報も添えておきます。
超複雑履歴をリアルサロンワーク形式でやるセミナーなんてもう二度と見れないかもしれません。
こんなの綺麗に伸ばせないでしょ?結局どうなった!?
こんなbeforeを見せられたら仕上がりが気になってしまいますよね。
皆様の期待に応えて特別に先にお見せ致します!コチラです!
大成功なんです!!
あの履歴からパヤパヤ飛び出る毛が一つもないなんて驚愕ですよね!
そして更に驚きの事実があります。
実は今回
アルカリ領域の薬剤
を使っているのです!
ここまでの複雑履歴なら酸性域の薬剤の方が安全なんじゃないかって思っていました。
いかがですか?これだけの劇的ビフォーアフター!全貌が気になりますよね。
このセミナーはこんな方にオススメ
・ブリーチ毛が怖くて縮毛矯正ができない方
・逆にブリーチ毛の癖が伸びない方
・縮毛矯正をより深く学びたい方
少しでも気になる方はまずコチラのセミナーダイジェストを最後までご覧下さい!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくは
こちら
をご覧ください。
1. セミナーチャート
・アルカリ領域での薬剤学
・必要な処理剤とは
・2液へのこだわり
・ブラシブロー
・ブリーチ癖毛とビビり毛の違い
2. ブリーチ&縮毛矯正履歴でもアルカリ領域でかけれる秘密
冒頭でも見て頂いた通り、過去に様々な履歴が重なりとても難しい状態なのは明らかです。
ブリーチによってできた明度のムラが見て分かります。
この明度のムラは同時にダメージのムラでもあるのです。
そのダメージムラに合わせ塗り分けしていくのかと思っていましたが違いました。甲斐先生は塗り分けせずに
ワンカップでアルカリの薬剤を一気に
塗布していきます。
それを可能にする秘密が二つあります。ひとつは薬剤に秘密の成分を投入。そしてもうひとつは
″pH移行″
です。
ここでは薬剤についてや詳しい手順については公開出来ませんが、pH移行について少し解説していきます。
pH移行とは、1st塗布時のpHから徐々に変えていくこと。
今回で言えば、アルカリ域から中性域更に酸性域まで変えていきました。
そうする事でのメリットは、アルカリから中性域でしっかり
“還元と軟化”
をさせる事で、癖を伸ばしやすい状態にします。
還元してきた所で酸性に移行し、薬剤の反応をストップさせ毛髪の軟化も防ぎビヨビヨに伸びない状態に落ち着かせるのです。
その際の塗布の手順やどんな薬剤でpHを移行させていくのかは本編で詳しく解説して頂いております。
こんなやり方があるのか!?と、とても勉強になりました!
3. 中間水洗と中間処理のこだわり
中間水洗の大事なポイントは
ネープをしっかり流す
こと。
ネープの流し残しがそのまま切れ毛に繋がってしまう為、最初に何度も流すことをアシスタントにも徹底しています。
全体もシャンプーをしてしっかりと流していきます。
思っていた想像の
2倍
中間水洗をしていて、本当に大事な工程なんだと改めて知ることが出来ました!
中間処理も理論に基づき足りない栄養を補います。
ブリーチ毛の場合、中間水洗後に塗布してからまた流してしまうと、栄養を保持出来なくて一緒に流れてしまう為、席で栄養を補給していきます。
塗布する順番も重要で、何から付けていくかで効き具合が変わってくるそうです。
そういった細かな部分の解説がなるほどと、とても勉強になる事ばかりでした!
中間水洗と中間処理をきちんとすることで毛髪が安定し最終的な仕上がりの綺麗さに直結していくのです。
4. ブラシブローがアイロンワークを楽にする
縮毛矯正においてアイロンワーク前のドライは重要視されることが多いですよね。
甲斐先生もドライのパートがとても重要だと仰っておりました。
ドライは水分量の調整は必要なくしっかりと完全ドライを目指します。
そして、
ツインブラシ
を使い癖を伸ばしながら乾かします。
アルカリ領域でしっかり還元されている為ブラシブローでも癖が伸ばせるというわけです。
ドライの時点で癖を少し伸ばしておく→パネルを本来よりも少し厚めに取れる→アイロンワークが早くなる。
そして!アシスタントにもアイロンワークを任せやすくなる。
などのメリットがあり、アイロンワークが楽になります。
もちろん楽になるだけでなく綺麗な艶髪を作る上でも気の抜けない工程だと言えるでしょう。
この画像もまだアイロンを入れる前ですがこれだけ綺麗な状態になります。
早速縮毛矯正する際にはブラシドライでトライしてみます!
5. パヤ毛を作らないアイロンワーク
甲斐先生のアイロンワークを大別すると
「毛流の意識」「ブラシの使い方」「ダメージを考慮したアイロンのプレスの入れ方」「真っ直ぐにする、曲げる考え方」
の4つがポイント。
ここでは
“ブラシの使い方”
に注目していきます。
他の3つのポイントやこれら以外の部分は本編でご確認下さい!
アイロンをしていると、梳いていたり切れてしまって短くなってしまった毛が沢山出てきますよね。
短くなった毛が頭の丸みに沿わず表面に出てきてしまうパヤパヤした毛が、ツヤ感を損ねてしまいます。
このパヤ毛を収めるにはいくつかの方法がありました。その一つがブラシの使い方なのです。
アイロンスルーをする際に、ブラシが先行し後からアイロンで追いかけます。
しかし、短い毛が出でくるゾーンは画像のようにアイロンが先行しブラシが後からきます。
アイロンで熱を通し短い毛がパネルから逃げていく前に上からブラシで抑え、その間に冷めて固定されていく。
そうする事で短い毛は収まり、ツヤツヤの仕上がりになるのです。
毛髪は
″水分が抜けて冷めていく段階で固定される″
為このような方法が効果的なんだと甲斐先生は仰います。
他にもアイロンスルーの仕方やパネルの引く方向で、パヤ毛を防ぐ方法を伝授して下さっています。
本編のこのパートをお見逃しなく!
6. さいごに
如何でしたか?度重なるブリーチ、縮毛矯正、エクステ等によるダメージの複雑な履歴からスタート。
改めて仕上がりを見てみましょう。
あのスタートの状態からここまでの仕上がりになるなんて何度見ても驚きです!
まさに奇跡!!
何故あえて今回のような複雑履歴をアルカリ域でアタックするのか?
この疑問がセミナーを受けてスッキリ致しました。
複雑な履歴を塗布で塗り分けした場合それによって時間がかかり、塗布技術にも差ができてしまいます。
しかし、甲斐先生のセミナーでの塗布の仕方は誰でも簡単に出来て時間もかかりません。
つまりアシスタントにも任せやすく、サロンワークに落とし込みやすくなっています。
マンツーマンサロンのようにつきっきりで担当出来ないサロンは特に知っておいて損は無い。
それどころか得しかありません。
ダイジェストでは語れないヒントやノウハウがまだまだ沢山あります。是非本編をチェックして頂きたいです!

甲斐先生、新たな可能性を示して頂けるセミナーをありがとうございました!
7. 動画の一部を公開
ヘアキャンプでは
ヘアキャンプはサロンの教育カリキュラムとしても多数導入いただいております。
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オンラインサロンを見るここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
以上ヘアキャンプでした!