2023年05月15日
酸熱トリートメントと共に歩んだ景色。グリオキシル酸で見出した解を全公開!

こんにちは!ライターの秋山です!
本日は『gite 田村タム ─ 【年間3000人以上の施術でたどり着いた】「わからない」を払拭する”新時代酸熱トリートメント”』セミナーダイジェストをお送りさせて頂きます。
昨今では類似している技術として、酸性ストレートやアルカリ酸熱などが台頭しています。
酸熱トリートメントは最早過去のものだと思っていませんか?
そんな事はありません!美容師にもお客様にも今だから必要な技術なのです!
ハイライトやハイトーンなどのブリーチ施術。縮毛矯正やデジタルパーマなどの熱系施術、更には日頃のアイロンなどのダメージで複雑履歴になっているお客様で溢れています。
そんな難しい髪の状態を良くしてくれる技術が、酸熱トリートメントです。
また、酸熱トリートメントを打ち出すサロンが減ってきた今だからこそ、差別化のチャンスではないでしょうか。
それでも酸熱トリートメントにマイナスのイメージを持つ方はいると思います。
そんな方にこそ新時代酸熱トリートメントの全貌を見て頂きたいと思います。
こんな方にオススメ
・グリオキシルを味方にする方法
・独特の艶感の出し方
・酸熱と正しく向き合う方法
酸熱トリートメントに必要不可欠なグリオキシル酸はご存知の方が多いと思います。
そしてグリオキシル酸が悪だ!という認識もある方はいらっしゃるかもしれません。
そんなグリオキシル酸を味方に付ける上手な付き合い方を、田村先生が伝授して下さいます。
使いこなせばお客様に喜んでもらえる最強の薬剤となってくれるのです!
一度今持っている酸熱トリートメントの概念を無くして、改めて学び直してみてはいかがでしょうか?まずは新時代酸熱トリートメントの一部をダイジェストで紐解いていきます!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・髪質改善の技術を上げたい方
・グリオキシルをさらに詳しく知りたい方
・さらなる高みを求めている方
・美容師としての本質を学ぶ
2. 5年間向き合い続けてわかったグリオキシル酸の使いこなし方
酸熱トリートメントが流行り美容業界でも広く認知されるようになってから早5年。
田村先生はグリオキシル酸を使った酸熱トリートメントにこだわり続け、研究と発信を継続してきました。
そんな田村先生だからこそ見えてきた使用方法を大公開!
何故グリオキシル酸が悪いと言われ始めたのか。
グリオキシル酸自体は“強酸”で薬剤に混ぜる量が多ければ多いほど髪は酸性に傾きます。
酸性に強く傾くと収れん作用により髪が固くなったりギシギシとした質感になって傷んでしまいます。
こういった事故が相次ぎ酸熱トリートメントはダメ、グリオキシル酸が悪いというイメージが定着してきました。
しかし、それでもグリオキシル酸にこだわるのは何故でしょう。
実は、グリオキシル酸を上手に使うとこんなメリットがあります。
・グリオキシル酸の配合を調整することでより等電点に近い質感の良い髪質に変えられる。
・圧倒的な持続力を得られる。
この2点が髪に良い影響を与えてくれる為、艶感やハリコシのある髪質に改善してくれるというわけです。
特にこのセミナーではグリオキシル酸の濃度と放置時間が重要なポイントです!
本編では更に詳しく細かいところまで解説して下さっている為、ご確認ください!
それでは、このビフォーの状態からどう変わっていくのか是非最後までご覧下さい!
3. 最初が肝心!プレシャンプーの必要性
グリオキシル酸にこだわる理由がわかったところで早速施術に。パパーっとシャンプーして秘密のレシピの薬剤を、、、、
いえいえ!最初のプレシャンプーがとても大事なのです。
近年“髪質改善”というワードが流行ったおかげで、ヘアケアを意識するお客様が非常に増えたと思います。
これは嬉しいことなのですが、
一生懸命やるあまりに、コーティングにコーティングを重ねベタっとした質感になってしまっているお客様がとても多くなっているそうです。
コーティングがしっかりされた状態で薬剤を塗布しても、うまく毛髪内部に浸透せず思うような結果が得られません。
プレシャンプーではこのコーティングを剥がしてあげます。
ポイントは2つ。
一つは、界面活性剤がラウレス硫酸ナトリウムのような洗浄力の高い物を使うこと。被膜となる油分が落としやすいシャンプーを使います。
もう一つは、シャンプーに“ある物”を混ぜることでキューティクルから被膜物を剥がしてくれます。
コーティングを剥がすだけでなく、キューティクルが開くことで更に浸透効果は高まります!
シャンプー後は前処理と内部補修のトリートメントをします。ここではその後の施術の邪魔にならないような物を選んで使っているそうです。
前処理やトリートメントの効果効能も解説して頂いております!
4. 塗布も流しもなんとなくが危険なワケ
今回のモデルさんは根元付近が健康毛、毛先三分の一くらいがハイダメージ毛(ブリーチ履歴)、間がミドルダメージ(数回のカラー履歴)となっております。
この場合毛先だけ塗り分けていきます。薬剤塗布で注目するポイントは3つ。
・根元は付けない
・塗って乗せるではなく、中に入れ込むイメージ
・握ったときにジュワッと滲み出てこない程度の適量な塗布量を意識
特に塗布量が大事だと田村先生は仰っておりました。
“とりあえず付いてれば大丈夫”というのは危険で、狙った質感を得られなくなってしまいます。
適量というのもしっかりと言語化してわかりやすく解説して頂きました。
トリートメントの塗布だからと言って、ササっと塗っておしまいではダメ。
それは流しも同じことが言えます。
トリートメントの流しはサラッと簡単に終わらしてしまう場合がありますが、酸熱トリートメントの場合はしっかりと“シャンプーをして”洗い流します。
そんなことしたらトリートメントが落ちてしまうのではないかと心配になりますよね。
安心して下さい!内部に入ったグリオキシル酸は1ヶ月毎日シャンプーしても流出しません。
薬剤レシピに関しては考え方がとても重要の為、ここでは公開できませんが、本編にて細かく考え方から解説してます。
酸熱トリートメントは、毛髪の状態を見極めた上での薬剤選定が非常に重要になります。考え方から学ぶことでグリオキシル酸を使いこなせるようになります!
- 1
- 2