2022年08月23日
どんな骨格もSABFA式スタイリングで似合うスタイルに!
生まれて初めて髪の毛が緑になりました。
意外と(かなり)好評で戸惑っています、こんにちは詩歌です。
今回は2022年08月09日に放送された
「SABFA 計良 宏文 ─ サロンワークに活きるSABFAヘアメソッド」
の様子をダイジェストでお届けいたします。
実は私SABFA原宿に迷い込んだことがあります。
原宿に校舎が移転してきたばかりのころ、原宿駅から降りてふと上を見上げると美しいポートレート写真がずらっと飾ってありました。
小さな立て看板にSABFAと書いてあって、何のお店だろう?(スミマセン…)とふらっと立ち寄ると、小柄な柔和な表情の中年男性が「見学されますか?」と快く校内を案内してくださったのを良く覚えています。
その時、奥の方にあるヘアメイクルームに作りかけの何かが置いてあって、これは何ですか?と聞いたところ、講師が授業で使う教材を作って置いているのだと教えていただきました。
確かあの時の “何か” には計良先生の名前が書いてあったような…。
不思議な出会いだったと記憶していますが、その白い髪のような “何か” があったことをシッカリと記憶しているところをみると、その造形にどこか惹かれたということであったような気がします。
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・説得力のある提案力
・お客さまの顔立ちの分析、似合わせの理論などの基本的な考え方
2. 骨格とアウトライン
木を見て森を見ずになってはいけない。
ヘアセットを始めた頃、師匠から耳にタコができるほど言われた言葉でした。
髪1本1本は自由に動く素材だけれど、私たちが普段目でみて認識しているのは、 10万本の髪の毛 ではなく、アウトラインのスタイルです。そうするとヘアデザインをするときに考えなければいけないのは自ずとシルエットになります。
最近は骨格診断や顔タイプ等の分類、細分化ブームにより一般の方にも “顔バランス” のワードは親しみやすいものになってきました。
デモンストレーションでは、幼顔だけどその中にもパーツによって大人っぽさのある女性をモデルに迎えて、2スタイルを展示していただきます。
3. フェミニンだけど大人っぽい
計良先生がどのように目の前の女性の顔を分析するのか。
ただ聞くだけはなく、自分でもその答えを仮説立てながら受講すると、意外と自分の目もこの6年のキャリアで多少養われているのだとホッとする瞬間に出会えました。
骨格、そしてパーツの配置、また髪質などを加味した上で、全体に立体感が出るようにスタイリングします。
毛質によってスタイリング前の前処理が必要なこと、そこではどんなアイテムを使うのか、また仕上げに使うスタイリング剤はどのように選ぶのか。
何事も目的に応じた取捨選択が必要です。
全体にウェーブが出ると、
一見するとかなり大きなボリュームのあるスタイリングのように見えますが、必要なところに必要なだけボリュームを出すことができるのが計良先生のテクニック。
襟足はスッキリとくびれるように、そしてハチの周りは大きく見えないように工夫がされています。
4. シックでモード
2スタイル目は、計良先生ならではのクリエイティブスタイル。
1スタイル目のデザインを活かしながらアップに仕上げていきます。
アップにしようとするとついカチッと仕上げてしまう、毛束を引き出すのも均一に引き出してしまって程よいルーズさが出ない。
そんな時はどこに空間を作るかを考えます。
私自身も常々考えていることですが、抜け感ってなに?という素朴な疑問が、今回の計良先生のセミナーでかなりクリアになりました。
文書でいうところの行間を読むような難しさがありますが、たくさん数をこなして手に身につけさせることもとても大切。
仕上げに、味の調整塩胡椒のようにほんの少しメイクを足しただけで、顔全体にグッと華やかさがプラスされました。
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