突き抜ける為のロジックがここに“一眼レフを使った空間とスタイルフォトの作り方”の全貌
フォト 一眼レフ
2020.09.01

過ぎ去る夏の日に寂しさを覚える今日この頃。
長月に入りしは、学びの秋とせず何をする。
意識は他にあらず、己の中にあり。
突き抜けよう、新しい美容の世界が待っている。
こんにちは、ライター兼ポエマーのSugaです。
さて今回は、8月31日に放送された
sCene 下防 タツヤ – “他と差を付けたい” 一眼レフを使った空間とスタイルフォトの作り方。
の様子をダイジェストでお送りします。
HAIRCAMP初降臨のsCene 下防 タツヤ先生。
Instagramをはじめとする下防先生の作品を拝見すると、
その世界観に圧倒されます。
@scene_shitabow”
髪から始まり、
モデルの顔、衣装、アクセサリー
細部にわたる
“気づき”
何となくではなく、ハッキリとした
“ロジック”
がそこには在ります。
そして、何回もシャッターを押すのではなく
「10枚以内に決める、決め打ちスタイルフォト。」
この全集中される姿がカッコ良すぎます。
平気で100回はシャッターを押してしまう私ですから、学びしかなかったです。
下防先生ご自身で撮影をされ始めてから7年…
試行錯誤で産まれたその卓越された技術を、
本日のセミナーでは惜しげなく大公開してくださっております。
下防先生から見えるファインダー越しの世界に少しでも近づけるよう、沢山学んでいきましょう!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくは
こちら
をご覧ください。
1. セミナーチャート
・髪と肌と衣装のバランスについて
・コテアイロンを使ったスタイリング方法
・自然光を使った撮影方法
・ストロボを使った撮影方法
・レタッチの方法
2. モデルさんスタイリング①
写真で何を見せていくか?
美容師として考えなければならないのは
第一に
“髪”
そしてモデルの顔、服へと意識を向かせていきます。
今回のモデルさんは、ロングスタイル。
下防先生は
浮遊感のあるAラインのスタイルを目指してスタイリングをしていきます。
スタイリングを始めていく上で
1番土台となる基本の“キ”は
“根元”
を構築していく事だそうです。
ドライヤーで、根元に風をあてていきます。
そして、
スタイルを作っていく上で考えていくポイントがございます。
・前髪のニュアンス
・耳元の出かた
・全体のフォルム
それらを
“鏡の中で”
しっかりと捉えて
どのように作り上げていくかが大事だと仰っております。
尚、本編ではより詳しく
衣装やアクセサリー選びに気をつけている事として
素材や色みなどについてもご教授してくださっております。
あくまでも
“髪が主役”
それをどう見せたいか?
浮遊感があり柔らかい印象か
パキッとさせ強めの印象なのか
一つ一つの統一された組み合わせが
圧倒的な世界観を創っていきます。
3. モデルさんスタイリング②
コテアイロンでスタイルを作っていきます。
5パネル程薄めにとって、
下から積み上げていくように巻いていきます。
カールを積み上げていく上で
下のパネルはしっかりとリッヂをつけ
上のパネルになるにつれ、少し緩めに巻いていくとバランスが良いとの事です。
パーマの積み重ねと同じ考え方になります。
そして大事なのが
“ほぐし”
のタイミングです。
巻いた後、余熱のある3秒のうちに
ほぐしていきます。
細かい浮遊感のある毛先は、こうして生まれていきます。
巻いていく中で驚いた事が・・・
鏡の中での仕事を大事にされている下防先生ですが、
利き手とは
逆の手
で巻いてるタイミングがございました。
左右対称に巻いていけるからとの事。
何ら違和感なく、
そう
朝飯前の如く
サラッと巻いておられました。
多くの方が苦戦するポイントだそうです。
しかしながら、
巻く作業はあくまで単純な流れ。
そのカールのついた髪を
バランスを見てスタイリングしていく事が
また難しいです。
本編では、
下防先生のスタイリングのロジックについて詳しく解説頂いております。
髪の毛一本一本の持つ意味を感じ取り
表現に活かしていく。
このロジックを知る事で普段のお客様へのスタイリング力も、
格段に上がります。
4. 自然光での撮影
電気を消して、光をコントロールしていきます。
自然光の場合、環境がとても大切になってくるので、
レースカーテン等で光を柔らかく差し込ませ
コントロールしていきます。
自然光の良さは
“柔らかさ”
を出しやすいことと
“被写体深度を深く撮れる”
というのが利点です。
しかし、そこの利点に気を取られすぎると
毛先がボケてしまい
ヘアスタイルがしっかり写らない事があるので要注意との事です。
モデルさんには座って頂き、
正面から撮影を行います。
そしてこちらでもバランス良く撮る為に、
スタイリングを再度確認していきます。
そこから肌とのバランス構成、
“抜け感”
出す為に髪との
“丁度良い”
を探していきます。
そして、シャッターを押す事数回・・・
「はい、じゃあ次はストロボ撮影です」
と、本当に10回未満。
全然シャッターを押しません!!
これぞ
“決め打ち”
です。
5. ストロボ撮影
下防先生が1番グッとくる撮影の設定は
背景が白で
光がしっかり入ってる写真だそうです。
透明感が1番出やすいとの事。
そこでモデルさんに
どういうポージングをしてもらい
“どういうカタチで伝える作品を作れるか”
そういった想いで向き合ってるそうです。
段取りとしては
カメラの設定から。
そしてモデルさんの位置と光の入り方のバランスを見ていきます。
難易度は高めとの事。
光の角度
光の強さ
光の色
それを何かに反射させるのか?
間に何かを挟むのか
光のコントロールがより一層大切になってきます。
そしてモデルさんの位置を確認し、
髪を再度スタイリングしなおし、
パシャリ。
(思わず、「上っ手・・・」
と声が漏れてしまいました。)
今回、縦と横の構図
それぞれ撮って頂きました。
余白のポイントとして
ここでも
髪と肌と服のバランスについても説明して頂きました。
本当にバランスが良い。
これ以上のないバランス感のように感じます。
2Dの写真なのに3Dのような錯覚に陥ります。
圧巻の一言です。
6. レタッチ方法
下防先生はフォトショップを使ってレタッチを行います。
ここでまた驚いたのが、
数枚撮った中で
だいたい“この写真だな”というのが
既に決まっているとの事。
全集中して決め打ちしてるからこそです。
明るさ
光の粒の見え方
コントラスト
色味
歪みのコントロール
構図の見直し
レタッチも細かい作業になります。
それぞれの作業に説明を加える事は出来ませんが
撮影するのであれば絶対知っておいた方が良い知識ばかりです!
そして、
レタッチ後の仕上がった写真がこちら
何度も言いますが
圧巻
の一言です。
写真の中に吸い込まれるような、惚れぼれする作品ですよね。
7. 最後に
匠の技とはこの事。
圧倒的な世界観に、同じ美容師としてハッとさせれる場面ばかりでした。
気づきの量が桁違いです。
毎度の事ではございますが、
こちらで書かせて頂いてる内容はほんのごく一部。
本編ではこの倍以上の濃い内容となっており、
すぐにでも活かせる内容となっております。
準備9.5割
シャッター0.5割
これぞ決め打ちフォト
是非本編をご覧頂き、
他との差をつける以上に
自分自身の殻を破り、
新しい世界に解き放ってください!
下防先生、
ありがとうございました!
8. 動画の一部を公開
ヘアキャンプでは
ヘアキャンプはサロンの教育カリキュラムとしても多数導入いただいております。
美容業界に特化したスキルや知識を、自分にあった様々なスタイルで習得することができます。
自分のため、お客様のために、常に成長を求める皆様の欲しい学びが、ヘアキャンプにはあります。
「ヘアスク」では月額5,500円で2,500本以上のセミナー動画が見放題になります。
いつでも、どこでも好きな時間に繰り返し学習できます。
ヘアスクを見る「法人プラン」ではHAIRCAMPの動画カリキュラムをサロン教育に活用できます。
さらに管理画面による従業員の学びの可視化をサポートします。
法人プランを見る「ライブ」では毎週月曜・火曜を中心にライブ配信中!先生や他の受講生とコミュニケーションを取りながら、 美容業界のトレンド技術を学習できます。
配信カレンダーを見る「オンラインサロン」は、学ぶ・つながることで人生を加速させる完全会員制コミュニティーサービスです。 オーナーが発信するとっておきの学びを習得、そして自ら発信することができます。
オンラインサロンを見るここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
以上ヘアキャンプでした!