2020年07月14日

一灯を制すものは画面を制す!神戸先生による光の活用術。

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水も滴るいい女になるか
それとも濡れ鼠になるか…
駅から走ってすぐの場所に住んでいるとつい傘を持たずに出かけてしまい後悔します。
こんにちは詩歌です。
 
 
今回は2020年07月12日に放送された
 

「Photographer 神戸 健太郎 – ¥150の照明とiPhoneのみ。雰囲気を自在に創り上げる “1 灯撮影術” 【前編】」

 
の様子をダイジェストでお届けいたします。
 
 
編集で明度や彩度、色相にこだわった作品はたくさん見かけますが、そもそもの光にこだわった作品はどれだけあるでしょうか。
 
魅せるビジュアルが求められるようになって、撮れて当たり前、編集して当たり前という中で、今回は差別化できる光の使い方を、写真家である神戸 健太郎先生に教えていただきました。
 
SNSの発達に伴い、現在では目を引く写真を撮ることがますます集客、そしてブランディングに直結してきています。
 
一味も二味も違う写真を撮るために光を操ることは、確実にあなたの写真の強みになるはずです。
 
自然光も綺麗ですが、曇り続きの梅雨のこの時期に、今回教えていただいたライティングが応用できたら、気持ちもモチベーションもアップしてもっと楽しく残りの梅雨を過ごせると思います。
 
 
窓がなくても光が差さなくても、安定して綺麗な写真が撮れる。
必要なものはフロアランプでもスタンドライトでもいいので光源になるもの1つだけ。
 
知らないと損する光の活用術についてその一部をこの記事でもご紹介していきます!
 
 



 
《神戸 健太郎先生とは?》

 
 
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
 
 
 

1. このセミナーでは

☑こんなことが学べます
・照明と対象物とカメラの関係
・効果的な照明の使用方法
・照明による見え方の違い
・髪や肌、服の質感を損なわない撮影の方法
・効果的な編集方法
・おすすめのアプリの活用方法
・モデルさんとのコミュニケーション
 
 

2. 照明・光源について

 
「撮影を予定していたのに晴れなかった」
「思ったより早く日が沈んでしまった」
 
嗚呼、天照大御神が天岩戸にお隠れになってしまったら生きとし生けるものは破滅の道に…
私たち美容師には彩度下げ下げピンボケ画質荒荒の呪いがかかってしまう…
 
という経験をお持ちの皆様に朗報でございます。
このたった1時間のセミナーで全ての呪いが払拭されます。
 
 

 
 
もう心配することはありません。
クランプとクリップ式のライト(アマ◯ンでもニ◯リでもイケ◯でも…お手持ちのもので代用できます)中にはめ込むのは100均のLEDライト。
 
準備するものはこれで全てです。
これで夜でも雨でも風でも撮影できます。
 
今までと違ったドラマチックな写真までもう少しです。
 
 

3. 色温度

 
電球には5つの色温度があります。
温かみのある暖色の光から順に青く白く透明感のある寒色の光まで、
 
 

 
 
というような並びです。
 
さて、では今回照明に使うライトを選ぶにあたってどの色温度のものを選んだらいいのでしょうか。
 
 

 
 
色だけではありません、照明選びに重要なのは、ライトの種類です。
それなりの時間照明を焚き続けるため、発熱しないLEDライトが適切とされています。
これで火傷の心配もありません。
 
 

4. 照明とモデルと背景の関係

 
1.照明とモデルの位置関係
いろいろな写真を撮ってものの関係について詳しく見ていきます。
 
 

 
 
モデルさんには壁際に立ってもらって、まずは真正面から照明を当てます。
この時カメラを光軸状に置かないようにすることで画面の中に不要な影ができるのを防ぎます。
こうすると顔のどこに、体のどちらがわに影ができるでしょうか。
 
 
2.照明の向きと高低
知らぬ間に地面から照らされた貞子を撮影してしまった…
可憐な少女を撮ったはずが般若並の彫りの深さを更新してしまった…
そんな写真が撮れてしまって苦悶した経験がある方にはしっかりとみていただきたいのが照明の高さです。
 
照明は近づけたり離したりするだけではありません。
その向きや高さにも注目してモデルさんを効果的に演出していきます。
 
照明をセットしたら自分でモデルさんの周りを動いて影がどのように変化していくかを観察しましょう。
 
 
3. 照明に対するカメラの位置
自分で動いてみて照明に対してどこから構えると良い写真が撮れたでしょうか。
カメラは照明よりも上にあるのがいいのか、下にあるのがいいのか、
レンズは照明の手前にあるのがいいのか、奥にあるのがいいのか、
 
 

 
 
絶対的な正解を探すのではなく、効果的に自分が撮りたい画が撮れる環境を作っていく。
そのためにはよく知ることが必要です。
 
 
4. モデルと壁の距離
写真における奥行きが出しづらい。
そんな時にはこの背景とモデルさんの位置取りが大きなヒントになります。
 
 

 
 
ここでは人物が明るく艶やかに見え、背景は少し後ろ側に、慎ましく写すことができる距離を探していきます。
 
 

5. ポージングとアドバンストツール

 
1.ポージングによる照明の適正位置
ここまで様々なモデルさんとライトとカメラの関係を見ていきました。
次は立ち位置だけでなく座り位置の場合の照明についても見ていきます。
 
 

 
 
ポージングの指示はコミュニケーションの中でモデルさんが自然と自分で動いてくれるような空気づくりができるとさらに良い作品ができるかもしれません。
 
どこからみたら可愛く見えるか、どの画角で画面に収めるといいか色々と試しながら撮っていきたいと思います。
 
 
2.レフ板の使い方
照明とカメラに慣れてきたら少し上級編。
レフ板の使い方も教えていただきます。
 
 

 
 
今まで直接光を当ててきましたが、これを何かに反射させて使うとどうなるでしょうか。
少し優しい、柔らかい写真に仕上がります。
 
専門店で高いレフ板を買う必要はありません、実はユニ◯ロや◯Uでも購入できる、あるもので代用できますし、美容室でカラーの時に使うあるものも即席レフ板の役目を果たしてくれます。
 
 
3.影の付け方 影を有効活用する方法
前章の3番、照明に対するカメラの位置で、照明とモデルの位置を固定して自分が動いてどちらに影が来るか研究しましたが、そこから少し応用させて、画面の中に演出のための影をつけます。
 
 

 
 
光源からの光をあるものでさえぎり影を作ることで、画面の一部をより際立たせることができます。
 
 
4.光源を動かす
さて、シューティングの最後の項目はこれまで取り付けて使っていた照明を、手で持って動きながら写真を撮っていきます。
自分が動くことで艶の位置や全体の明るさをコントロールすることができるようになります。
 
 

 
 
光が乱反射して全体が明るくなると柔らかい雰囲気になります。
レンズは照基本的に照明とモデルの間に置きますが、手に持った照明を動かし、レンズに近づけたり遠ざけたりすることでどのような写真が撮れるのでしょうか。
 
 

> 次のページでは編集写真と動画の一部を公開!

 
 

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