光と影を操ってクリエイティブをもっと楽しもう!照屋寛倖先生が教えるクリエイティブ入門編プラス
フォト 一眼レフ
2022.01.27

こんにちは、盛です。
今回は、前回の大好評だった照屋塾入門編の第二段、
in chelsea 照屋 寛倖 ー 【ライティングに特化した】一眼レフを使った初めてのクリエイティブ撮影。照屋塾入門編プラス
数々のコンテストで多数の賞を受賞され、今もなおクリエイティブの第一線を走り、常に様々な作品を世に送り出している照屋先生。
先生のInstagramのページに一歩足を踏み入れると、モードでセンシティブ、鋭さの中にどこか柔らかさ、そんな独自の世界観にどっぷりと浸ってしまい、ついついスクロールする指も止まって見惚れてしまいます。
そんな先生の作品はどのようなノウハウで作られているのでしょうか?
美容師たるや、クリエイティブに触れる、というのは幾つになっても胸が高まるものです。
前回に引き続き、クリエイティブな撮影をあまりされたことがない方でも、セミナー後はご自身の製作意欲が刺激されること間違いありません!
それでは、ダイジェストをお送り致します!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくは
こちら
をご覧ください。
1. セミナーチャート
・クリエイティブ撮影のヘアメイク
・種類を変えたライティング方法とその効果
・レタッチの仕方
・モデルの選び方
2. 撮影準備
今回のテーマは前回に引き続き
“COMME des GARÇONS(コムデギャルソン)”
「前回と同じテーマをヘアや衣装を変えてやることで、どんどんブラッシュアップさせていくということが面白い」と照屋先生。
今回は同じヘアスタイルで、メイク、衣装、ライティングを変えて雰囲気を変えていくのが見どころです!
まず、今回のセミナーは前回の入門編から少し上をいく
ライティングを重視したものになっています。
いろんなパターンのライティングをご紹介していただき、その効果や違いを細かく教えていただきました。
ーーライティングとは?
・自然光で作れない光を作る
・自然光のような光を人工的に作る
・光と影のコントラストをつくる
・作品のストーリーを演出
ということで、作品をつくる上でライティングは非常に重要だそうです。
ライティングをするにあたってのおすすめのストロボ機材や道具、
また、図を用いて光の跳ね返りでどのように被写体に光が写るかも教えていただきました。
3. モデルさんビフォー
今回の女性像は、
「モード/センシティブ/少女」
カッコいい感じの中に、あどけなさ、可愛らしさを含んだ作品をつくっていくそうです。
とっても可愛らしいこちらのモデルさんが、照屋先生の手によってどんな風にモードでコムデギャルソン風に仕立て上がるのか、想像がつきませんね。
ヘアの仕込みはポイントで根本の方にイエローが施されており、シンプルながらコントラストがついています。
4. ヘアセット
前述したテーマの元、フィンガーウェーブ(風)のスタイルを作り上げていきます。
先生のおすすめのスタイリング剤を使用し、毛流れとタイトな感じを作り上げていきます。
驚くべきは仕込みの手速さ。
入念なリハーサルの末、当日は作りながらや実際に撮影した感じを見ながら細かいところをすり合わせていくと仰っていました。
仕込みのイエローが、フィンガーウェーブのデザインにインパクトを与えていてとてもカッコいい。
国家試験とはまた違った、大胆でデザイン性のあるスタイリングにすでにワクワクしてきますね。
5.メイク
メイクのパターンは2種類。
とても綺麗なお顔立ちのモデルさんなので、
ベースはナチュラルに仕込まれています。
最初のパターンはブラックのリキッドアイラインを用いて、大胆にダブルラインを引いていきます。
修正の仕方やモデルさんやヘアのイメージに合わせるポイントもご紹介いただきました。
ヘアもメイクも撮影前の完成度は8割に留め、あとは撮りながら修正していくということです。
6.撮影
モデルさんに衣装を着替えていただいたら、いよいよ撮影です!
最初の衣装はダークグレーのチュールを用いたビッグシルエット、ヘアがミニマムなバランスが既にコムデギャルソンの雰囲気を感じられます。
さあ、今回の最重要ポイント、ライティングの方法に入っていきます!
ライティングイメージは
・ストロボ(バウンス)ビームライト
・定常光(自然光)ビームライト
・ストロボ直射
・スマホライト
の方法を、先生自らシャッターを切りながら
細かく教えていただきました。
先生曰く、
“撮影は光と影”
。
いかにどうコントロールして作れるか?
が大事ということで、
光を当てた方向と逆に影ができるということを意識して、
ムード、ストーリー、奥行きを作っていきます。
ほんの少し、当てる場を変えるだけで影の出方や雰囲気がガラッと変わり
この時間はひとときも目が離せませんでした。。
あの可愛らしいモデルさんが、
ワンカット毎にピリっと引き締まった表情になり、
それを先生がひとたびシャッターを切ると、
一気にあの誰もが目にした先生の世界観に成り立ちます。
最初のワンカットで一瞬にしてコムデギャルソンの世界に引きづり込まれてしまいました。
先生の感じる、コムデギャルソンのブラックとヨウジヤマモトのブラックの違いやなどもお話いただき、
そのファッションカルチャーも表現されておりました。
こういった意味でも、モデル選びは一番重要ということです。
モデルさんとのテーマの共有の仕方、雰囲気作りなどのポイントもお伝えいただいております。
いくつかライティングパターンを変えて撮影し、
2パターン目の衣装に着替えます。
1パターン目と同じカタチの衣装で、少しくすんだピンク。
ヘアは同じなのに、先程とガラッと雰囲気が変わります。
それに合わせて、メイクもピンクの色味を使ったアイメイクにモード感に合わせたリップ、顔のバランスに合わせた銀箔を施します。
こちらもまた女性像に合っていながらも、少女っぽさやあどけなさの部分もより引き立つスタイルです。
さらに、ライトを変えながら撮影していきます。
そして最後にある”面白いライト”が登場!
手軽でありながら、幻想的で凝ったライティングになりますので、こちらはぜひ本編をご覧ください!
7. レタッチ
最後にいくつかの写真を前回同様のアプリで、細かい修正をしていきます。
フィルターや明るさの調整の仕方も教えて頂きました。
あまりに素敵な作品ばかりで、会場からも、レタッチで変化をつけるたびに「可愛い〜」
と感嘆のため息が飛び交います。
筆者も観ていて胸の高まりが止まりませんでした。
しかし、こちらで注意すべき写真の選び方ものコツも
最後に先生からお伝えがありましたので、
こちらはぜひ抑えておいてくださいね。
8. 最後に
「クリエイティブは準備などとても大変だが、
やったあとの達成感やずっと作品が残るという醍醐味、
そしてコンテストで選ばれる高揚感が
美容師としてとてもやりがいがある。」
そう締め括る照屋先生。
「今回は前回と同じテーマだったが、こうやって少しずつ変化させて毎回ブラッシュアップするのが大切。
まずは実践が大事。」
クリエイティブと聞くと、非日常感があり、ハードルが高く感じていましたが、
美容師ならきっと誰しもが、「何かを創る楽しさ」を知っているはずです。
その楽しさを、先生は今回のテーマ、
”COMME des GARÇONS(コムデギャルソン)”のブランドの意味である
”少年の様な冒険心”を体現してくださったように感じました。
まさに、レンズを覗きながら、
少年のように目を輝かせ、
高まる想いを揚々と語りながら、
モデルさんとカメラの間を冒険されていたようでした。
ぜひこのクリエイティブアドベンチャーに踏込み、
照屋ワールドを探究してみましょう!
照屋先生、ありがとうございました!
9. 動画の一部を公開
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オンラインサロンを見るここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
以上ヘアキャンプでした!
最終更新日: 2022年01月27日