2020年07月30日
スタイルじゃなくてスタイリストで選ぶ。細田先生から学ぶ世界観の作り方
こんにちは、詩歌です。
東京は8月が近いとは思えない涼しい夜風が吹いています。
腹を出して寝ていたのか、心なしか今日は調子が出ません。
今回は2020年07月28日に放送された
「lora.garden 細田 真吾 – “雰囲気とイメージを作り上げる” フォト&ブランディング」
の様子をダイジェストでお届けいたします。
あくまで私の肌感ですが、自分の得意分野で発信を続け、そのニーズを拾っていく方法が主流となっている現在の美容業界のSNSマーケティング。
自身の広告を自身で作っていく上で自分のセールスポイントを確立することは必要不可欠となってきました。
ですがこのやり方、一つの大きな落とし穴があることに気がついておられるでしょうか。
落とし穴、と言うと聞こえが悪いと言いますか、ちょっと身構えてしまいますが、よく考えるとこの方法、「1つの特化した技術」以外に発信がしにくい気がしています。
その発信、本当にあなたの強みですか?
そこだけに特化していて本当にあなたの良さが全て発信できていますか?
実はもっと秘めたポテンシャルを持っていないですか?
今のSNSなんか窮屈だな。
このブランディングじゃ言いたいことの半分も言えないな。
今日はそんな悩みを抱えている全ての美容師さんに見ていただきたい細田先生のセミナーについてご紹介していきたいと思います。
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. このセミナーでは
・ターゲットの絞り方
・自分の強みを活かす考え方
・hosogramの成り立ち
・細田先生の写真の撮り方
・細田先生のスタイリングのこだわり
2. ブランディングってなに?
そもそもブランディングってなんなんでしょう。
ご存知の方も多いと思いますがブランディングの原義は刻印(焼印)して差別化することです。
つまり他と明確に差別化できる個性を必要とします。
この個性を考える時に、技術者である私たちは自分の技術で他者との差別化を図ろうとすることがほとんどです。
もちろん技術ベースでの差別化はわかりやすく可視化しやすい上に、はっきりと自分の実力を発信することができるため効果的です。
ですが私たちが提供できるのは果たして技術だけでしょうか。
私はそれだけではないと思っています。
美容室に、そして私たちに会いにきて下さるお客様は、どのようにして私たちを選び、なにを期待してなにを楽しみに来られているのでしょうか。
3. ターゲットの絞り方
ヘアスタイル、と一概に言っても、その人のヘアスタイルにはそれぞれのバックグラウンド(性格・生活様式など)があり、その人なりのコーディネートの中にヘアスタイルがあります。
そこでそのコーディネートに目をつけてターゲットを絞っていきます。
細田先生は一人の具体的な女性像を創り、そこに自分のターゲットとしたい女性のイメージを落とし込んでいかれるそうです。
それもかなり具体的に、本当に血の通った一人の女性としてイメージを作り上げます。
その人が実際に生きている生活習慣であったり、大切にするもの、何に価値を見出すかなど、その人自身の考え方や価値観を予測して、いいと思ってもらえるような雰囲気作りをすることで、ターゲットにピンポイントでアプローチすることができます。
4. 細田先生の撮る写真について
自分の思う作りたいイメージが出来上がったら、あとはそこにあるターゲットにリーチするような作品を撮っていきます。
細田先生のイメージする、感度が高く本当に良いものを求める女性たちに向けてどんな写真を投稿すれば彼女たちの琴線に触れるのか。
そう思った時に手に取ったのがFUJIFILMの一眼レフカメラだったと言います。
FUJIで撮れる人物の質感であったり、全体の雰囲気というのはどことなくレトロで高級感があり、綺麗なだけじゃないこだわりのある写真が撮れるのが特徴です。
カメラの設定、ライティングやメイク、衣装にもこだわって撮影をして、その写真をさらに携帯で取り込んで色調や質感を調整して行きます。
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