2022年12月08日
土田哲也先生の似合わせ術!誰もが「私だけのために考えてくれている!」と思うスタイルはズバリこれ!
こんにちは詩歌です。
あっという間に12月、飛ぶように1年が過ぎてしまいました。
年末年始、忙しくなってくるこの季節にシッカリと抑えておきたいのが既存のお客様のハートです。忙しいからと言って施術が流れ作業になってはいけない、積極的に新しい提案もしていきたい。でもミチミチに詰まったサロンワークでつい「じゃぁいつもの感じで。」と言ってしまいがち。
そんな今回は、2022年12月05日に放送された
「vain 土田哲也 ─ モデル3体でカット&パーマを実践 【オーダーメイドで作る似合わせショートの極意】 〜売れる美容師ではなく売れ続ける美容師になる為に〜」
の様子をダイジェストでお届けいたします。
忘年会の「とりあえずビールで。」と同じ気持ちで、「じゃぁいつものスタイルで。」と言ってはいけない。
自戒の念を込めての書き出しとなりましたが、忙しい時こそ新しいことを頑張りたい技術職の私たち。
大きなクレームもないし、すごくカットが苦手なわけでもないけど、なんとなく同じようなスタイルを作ってしまう時、普段と違うことがやってみたいけど何から手をつけていいかわからない時、そんな時は土田式の似合わせ術が大活躍します。
忙しくて焦ってカウンセリングができなくても、寒くてアイディアが思いつかなくてもここだけ押さえておけば大丈夫!
似合わせは得意だけど、もっと自分のこだわりをお客様に言語化して伝えたい!そんな方もこのセミナーで「なぜ似合うのか」「どう似合わせているのか」を改めて把握しておくことで、更なる自信につながります。
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・髪質や骨格に対しての似合わせ理論
・女性像や年代に対しての似合わせ理論
・髪質に対して必要なベースカット、ドライカット、スタイリングテクニック
・ヘアスタイルやメニューの提案力
2. ロジカルに似合わせを学ぶ!
お客様の「可愛い!」「これになりたい!」を叶えてあげるもっと先に私たちの仕事の真髄があります。それはスタイルをパーソナライズして提供すること。
100人、1000人と担当していくうちに自然と“似合わせ”ができるようになる人もいれば、スタイリストになりたてから“似合わせ”を強みにする人もいます。
経験で培われた感覚的な“似合う“という判断に加え、今日は理論的に“似合わせる”という部分について学ぶことで、よりお客様一人一人のスタイルへの解像度を上げて、オーダーメイドな施術をできるように準備をしていきます。
この理論の部分がしっかりと身についていればお客様の満足度も上がり、スタイリストが“自分だけのために考えてくれている”と感じてもらいやすくなるのもいいところ。
実際に土田先生が初めて担当する方をどう分析し、チェンジしていくのか見ていきたいと思います。
3. ハチ張り丸顔ストレートを遊び心のある女性らしいスタイルへ
まずは日本人に最も多いハチ張りさんで、毛質はハリコシのあるストレート毛。エラとハチの角張った感じと、まっすぐな黒髪がメンズライクに見えがちです。
でもツヤツヤの黒髪と力強い目元がとってもクールで綺麗なお顔立ちの今回のモデルさん。
ここから頭と顔の骨格に合わせて黄金比に近づくようカットして、パーマをかけます。
頭の形をカットで矯正するのは、体型の気になるところを服でカバーするような感じで理解できますが、顎のラインは露出している部分だし…どうやってカモフラージュするんだろう。と興味津々です。
髪の毛のデザインを決めているインフォルムとアウトフォルムを駆使して、お顔の中に立体感を作ったり、目線をコンプレックス部分からずらしたりと髪の動と静を上手くデザインして、質感を調整する前なのに既にだいぶイイ感じ。
ここからさらに骨格やゴールの雰囲気に合わせた質感づくりをしていきます。
4. 面長猫毛をエアリーでフレッシュな可愛いスタイルへ
続いて、こちらも華奢な日本人によく見られる面長猫っ毛さん。
トップのボリュームが出しずらくペタンとしたフォルムになりがちな猫っ毛さんは、全体的に縦長な印象になりがちです。
ほっそりとした美しいプロポーションですが実年齢より老けて見られやすい一面も。
今日はそんなこちらのモデルさんを、生え際からデザインしたナチュラルで可愛さのあるスタイルに。
骨格を考えてカットする習慣はありますが、生え際をチェックする習慣はなかった!!
その着眼点には脱帽です。
違和感がないくらいに、でも確実にイメージチェンジする土田式似合わせの極意。
“大きくは変えない”ことがお客様に受け入れられるポイントです。
クールでカジュアルな印象からナチュラルに、少しだけチェンジしたい。
パーマも欲しいところに必要なだけかけたい。
同じカールを全体に作るパーマの時代は終わりました。
これからはセクションごとにリッジの位置や質感を変えたパーマがトレンドを作ります。
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