2022年02月01日
fifthの極意を学びメンズ集客を勝ち獲れ!クリームパーマ×マーケティング理論を徹底攻略
世はまさにSNS戦国時代。
次々と巻き上がる”バズりの狼煙”を見落とすべからずと
我々美容師は各々武器を片手に戦に臨む。
日夜火蓋が切っては落とされ、周章狼狽する最中、
その狼煙を上げる火の元となるのは
この度3回目の御登壇となるfifth 木村允人先生。
過去2回のセミナーではメンズパーマスタイルの極意を余す事なく披露し、
その戦法となるテクニックもさることながら、
明哲な戦略との掛け合いで世間の火を燃やし業火となって更なるバズを引き起こす。
この度セミナーを拝見させていただいてまず初めに筆者の脳裏によぎった【允文允武】
先生の名の如く、文武を兼ね備えた勇姿。
そして、今回木村先生とタッグを組むのが同じくfifth 上原俊樹先生。
木村先生曰く、
【日本一パーマが上手い美容師】
“あの” #波巻きスパイラル
を今回はクリームタイプの薬剤を巧みに操り簡略化した理論を元に創り上げる。
fifth 木村 允人/上原 俊樹 ─ fifth流カット+クリームパーマ 新規を呼び続けるマーケティング理論
fifth牙城の全貌に迫るーーー
筆者こと、盛(サカリ)が筆を進めて頂くダイジェストをとくとご覧あれ!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・クリームタイプの薬剤で施術する波巻きスパイラルパーマのやり方
・各薬剤の知識
・フィニッシュワーク
・”バズる”スマホ撮影テクニック
・ホットペッパービューティーをプラットフォーム化した集客方法
2. モデルさんビフォー
モデルさんは前回のカットから3ヶ月ほど経過し、サイドバックは伸び切り目元も隠れる状態。
度々の撮影等で毛先は褪色するほどのダメージレベル。
正直何をしても似合いそうなモデルさんだがきっと更なるイケメンが仕上がることが安易に予想されるのは、すでに術中にハマっているのだろうか。
女性目線でもどんな仕上がりになるのか胸が高まる。
3. 骨格矯正カット
木村先生の代名詞である骨格矯正カット。
ベースとなる「刈り上げマッシュ」は
これまでの復習にも繋がり
先生自ら「見飽きたかも?」などと仰っていたが
初見でも見応えは充分。
ひと時も目を離すことができない時間である。
よく見るスタイルの中にも
繊細なバリカンでの刈り上げで作る奥行きの効果的な見え方や
お客様の安心感に繋がるコームワーク、
少しの角取りでの骨格矯正のコツ、
バックフォルムのバランスなど
些細な仕掛けの中にはお客様を魅了するポイントが沢山詰まっている。
マッシュベースのミドルからトップにかけては骨格、髪質を意識した”フレームカット”でアウトラインを決めるところから始まる。
そこから、トップを決めて下に繋いでいく切り方だ。
「枠組みを決めてトップの段を決めて繋ぐので失敗がない。変に削りすぎないし、頭の丸みもちゃんと出る。教育上一番良い。
下から積み上げてくるカットは若手が認知まで時間がかかって効率が悪いので、この方法だと仕上がりのブレがない。」と
教育も見据えての考え方は流石の一言に尽きる。
「ちょっとしか切ってなくてもちゃんとグラデーションを意識すればフレームカットだけでも今っぽいカットになる。」と、片側を切った後、その差をお客様と確認。
自分だけで理解するのではなく、少しの違いを説明する事で信頼を得てお客様の心を魅了する。
そこから店販への繋がり方もレクチャー。
それだけでも心を惹きつけるが驚くべきはそのスピード感。
サロンワークベースの考え方はどこまでもスタッフとお客様に寄り添う佇まいである。
もう一つの秘技が”V字法セニング”。
メンズスタイルで悩みがちなセニング方法も先生の手にかかればシンプルかつ理論に基づき美容師側もスタイリッシュな切り方ができる。
あっという間にカットが終わりここまででも見応えに満腹感を得てしまうが更に本丸に攻めていく。
4. クリームパーマでの”波打ちスパイラル”
ここで「待ってました!」と上原先生のご登場。
クリームパーマはHAIRCAMPでは初披露。
基本的にストレート剤を用いての施術となるが薬剤はフィヨーレさん一択とのこと。
簡単なパーマ構成でありながら計算し尽くされた巻き方はゴムかけにも拘る。
ケミカルをしっかりと勉強した上での髪質に合わせた鉄板レシピもご紹介していただいた。
時間効率を意識し、連動性のあるシンプルな考え方はアシスタントが巻いても仕上がりの差を出さない考慮の賜である。
こちらも瞬く間に巻き上げ、放置タイム中は料金設定や”逆算をしてからの可視化したクーポン設定”についてご教授くださった。
上原先生は的確で繊細な技術に特化され、戦略なポジションは木村先生が担う。
同期だと言うお二人のナチュラルで愉しげな掛け合いについ顔が綻んでしまう場面もしばしば。
木村先生が”愉快な仲間たち”と称されたfifthのスタッフの方々へ愛のあるイジリを盛り込みつつ現場を和やかにされる御二方のお人柄もセミナーの見所であった。
中和はシャンプー台での水洗。
クリームタイプ故、しっかりと擦って流すことが重要。お湯の温度にも配慮があるのは勿論だ。
「ロッドは擦っていいけどお金は擦っちゃダメだよ!」との言葉遊びでマーケティングの話のトリガーが弾かれる。
「経営陣が自分の技術ばかり追ってフィードバックしない売上至上主義を変えたい。
私利私欲が走る業界をイノベーションしたい。」
「何のためにキャッシュを産むのか?キャッシュを作ることで選択肢を増やせる。いろんな仲間がいる中で何かしてあげたい。経営陣はマーケティングをフォーカスして深掘りし、自分の社員を豊かにしていく。」
随所に現れる”木村節”はズバッとした斬り口から滲み出る深い愛。
感慨深い話に胸を打たれている間にパーマが仕上がる。
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