2020年01月15日

目から鱗の「それでいいんだ!」黒山慶司先生による、怖くないパーマ理論

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こんにちは、詩歌です。
成人式が終わってやっと1年が始まったような気がします。
 
 
さて、今回は2020年1月14日に放送された
 

「黒山慶司-フォルムデザイン【ナチュラルパーマテクニック】-」

 
の様子をダイジェストでお届けいたします。
 
 
サロン単位の集客ではなく、スタイリスト個人での集客が当たり前になりつつある昨今の美容業界。
お客様の要望に応えるために、技術はいくらあっても多すぎることはありません。
 
パーマもまた、習得し、お客様に提案したい技術の1つですが、未だに苦手意識のある技術者が後を立ちません。
そこで、今だからこそ必要とされる《ナチュラルパーマ》に欠かせないポイントを、営業でたくさんのお客様を喜ばせてきた黒山慶司先生に徹底的に解説していただきます。
 
 
お客様に自信をもって新しい提案をする。そのための技術を追求すべく、今日は黒山慶司先生のセミナーで失敗しないパーマについて学んでいきましょう!
 
 



 
《黒山慶司先生とは?》

 
 
 
 

1. セミナーチャート

☑こんなことが学べます
・お客様のニーズに対するアプローチ
・ベースカットの重要性
・失敗しないパーマの考え方
・アフターカットはどこを切るか
・再現性の高いスタイリングのコツ
 
 

2. パーマの目的と手段の分析

ハイトーン、ブリーチなどのデザインカラーがブームの現在、黒山先生曰く日本人女性の7割の方がパーマに興味があり、その中で実際にパーマをかけている女性は2割ほどと言われています。(コメントより抜粋)
 
では残りの8割のニーズにアプローチするには、どう言った提案をすれば良いのか。まずはお客様がなぜパーマをかけたいのか分析するところから始まります。
 
 

 
 
具体的には、お客様は目指したいスタイルがあってパーマをかけたいのか、改善したい点があってパーマをかけたいのか、どちらなのかを丁寧にカウンセリングします。
 
 
その上でパーマに何を求めているのか。スピードなのか、複雑な技術なのか【目的】を分析し、かけ方【手段】を決めていきます。
 
 

3. ベースカットの理論

パーマのニーズを正しく見極められても、カットができなければ希望のスタイルを作る事はできません。
 
逆にカットで限りなくお客様の希望のスタイルに近づけられれば、その上でより満足度を上げる要素としてパーマを有効活用し、お客様のリターン率を上げることができます。
 
 

 
 
一人ひとりの毛髪に合わせて、どういったパーマをかけたいのか、どこにカールが来てどこの毛をどう見せたいのかに合わせてまずはベースカットをしていきます。
 
 
本セミナーではなんと、ヘアサロンapishのオリジナルカット技法も紹介されており、この方法を習得すれば、中間部をしっかり残しつつ毛先にかけて抜け感を出す、パーマにぴったりのカットが可能になります。
 
 

4. パーマの理論

ナチュラルパーマについて考えるときに、最も大事なのはシンプルに考えることです。
 
皆さんがコテでお客様の髪を巻く時、例えばナチュラルな巻下ろしをご希望の方に、闇雲に根元から毛先まで、表面から内側まで同じカールで熱を入れないのと同じです。
 
頭全体のどこに、どの大きさのカールが来て欲しいのか、レングスによってどこにボリュームが欲しいのか等考えて、ロッドサイズとパーマのベースの取り方、ステムの方向を決めていきます。
 
 

 
 
また大事になってくるのが薬剤選定です。
 
第2段落のパーマの目的と手段の分析で少し触れましたが、お客様がパーマに求めているものをよく理解し、お客様の髪質に対して、癖のコントロールであればこの薬、ダメージヘアにニュアンスを出したいならこの薬、柔らかく細い毛にボリュームを出したいならこの薬、と言った具合に薬の種類と強さを決めていきます。
 
 
そして本セミナーではデジタルパーマともう一つ、これからどんどん皆さんにも取り入れて頂きたいクリームパーマというジャンルも登場します。
 
 
今回ご紹介するのはシステインベースのクリームパーマです。
 
シスと言えばパーマのかかりが穏やか、ともすればかかりが不十分とも見えてしまいそうですが、薬の特徴とテストカールさえ正しく見極め、理解すれば怖いもの無し。少ない傷みでプロのニュアンスが効いたリッジを出すことが可能です。
 
 

> 次のページでは完成スタイルと動画の一部を公開

 
 

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