2021年06月03日
”もともとかわいい”が作れるNAO先生のナチュラルパーマ
先日ヘアセットを担当させて頂いたお客様が某コンペで入賞しました。
自分のことのように喜んでいます。
お祝いにケーキまで買いました。
こんにちは、詩歌です。
今回は2021年06月01日に放送された
「HEAVENS NAO ─ 人気のマッシュショートパーマのつくりかた」
の様子をダイジェストでお届けいたします。
パーマモデルさんを巻いていた頃、ショートカットのパーマを根元からプリンプリンにかけてしまい、外国人キッズのような頭を作ってしまったことがあります。
コテで遊ばせたようなニュアンスパーマがかけたいのに、どうしても大きなシルエットになってしまう…。
そんなふうに悩んでいた頃に、インスタグラムで出会ったのが今回講師を務めて下さったNAO先生です。
NAO先生のインスタグラムはキレイで清潔感のあるサロンと、わかりやすいビフォーアフターで、お客様が見ても自分の希望のスタイルをイメージしやすく、また技術者が見てもそのスタイルを理解しやすい構成になっています。
小さな頭の輪郭にフィットしたヘアスタイル、そしてサヤエンドウのツルのようにみずみずしく艶のある健康そうな髪の毛が、クルッと毛先にかけて揺れている独特のパーマ。
ずっと「もっと詳しく知りたい。」と思っていたNAO先生のパーマを今回じっくりと学ばせていただきました。
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・ショートカットにかけるパーマ
・パーマに似合うカラー
・ケアパーマの考え方
・アフターカットのポイント
2. パーマのためのショートカット
パーマをかけて、どのくらい短くなるのか計算できない…。
そう思ってほとんどのパーマスタイルをアフターカットで切ってきた私ですが、明日からパーマの前にカットできるようになりそうです。
パーマ前のカットでは、当然パーマのかかりを予測して切る必要があります。
ここでの成功の鍵は仕上がりを具体的にイメージすること。
カットでもカラーでも仕上がりをイメージしながら施術するのは当然のことですが、パーマとカットとなるとこれが途端に難しくなりませんか?
これってパーマによるシルエットチェンジ、そしてウエイトの場所が変わるからなんじゃないかなって気が付いたんです。
そこで私はNAO先生のカットからこんなことを学びました。
細かくスタイリングしながら切るつもりで、毛をよく動かしながら切る。
とにかくよく動かす。
どうやって動かすのか、なぜ動かして切るとよりイメージが湧くのかは是非本編でご覧ください。
3. こだわりのパーマは意外とシンプル
カットができると毛の流れが見えてきます。
そうするとパーマをかけた時にどこに毛が動くかが見えてきます。
これまでたくさんの先生のパーマセミナーを拝見しましたが、本当にパーマが素敵にかけられる方は、カットをよく理解して相乗効果でパーマをさらに輝かせておられました。
NAO先生はなんとカットとパーマの相乗効果にとどまらず、パーマをかけているからこそできる、映えるカラーも使ってデザインを提案されるそうです。
ロッド構成はシンプルに、そして欲しいシルエットになるようにシングルピンを使ったピンパーマも取り入れています。
目的に応じて何回転巻くのか、そしてどこにロッドを配置するのか、どのような考え方で構成を決めているのかとても勉強になりました。
4. ケアパーマの考え方
カラーにするかパーマにするか、どちらかしか選べない時代は終わりです。
カラーもパーマもどちらも楽しむ。
そのためには極力ダメージさせないパーマをかけられることが必要です。
今日は酸性領域のパーマ剤2種類とアルカリのコールドパーマ剤を使って、パーマをかけていきました。
薬剤は適材適所で、ダメージの見極めとコントロール、薬剤のpHコントロール、そしてシンプルなロッド構成で考え方をわかりやすく簡略化していきます。
こまめなテストカールと薬剤の反応スピードをコントロールしているので、ゆっくりじっくり反応してくれて、毛髪へのダメージは最小限で抑えられるのです。
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