2023年04月24日

【髪の機能美】スタイルと髪の質感を追求!活性ケラチンでかける長持ちパーマ

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みなさんこんにちは、北国でフリーランス美容師とウェブライターの二刀流をしているヨシダです!
 
本日は、2023年4月17日に放送された
NORA 小杉拓馬ー機能性とデザイン性を兼ね備えたパーマスタイル
のセミナーダイジェストをお届けします。
 
おしゃれに、可愛く、簡単に動きが出るパーマの質感と、乾いた状態でも“いかに”いい質感が出せるかにこだわってつくられているのが小杉先生のヘアデザインです。
 
“ヘアデザインを通して良いコミュニケーションがうまれたらいいな。”という思いで日々サロンワークをされている小杉先生。
心地よさや機能を追求した結果、見た目も美しくなるといった“機能美”を兼ね備えたパーマスタイルを確立しました。
 
お客様が日常で再現することを考えて『扱いやすく再現しやすい機能面』と『時間が取れずスタイリングができない時でもまとまりのあるいい質感』をパーマで叶えていきます!
 
いい質感をつくるためのパーマの薬剤選定、活性ケラチンを使ってかけるパーマも見逃せないところとなっております!
 
このセミナーはこんな方におすすめです
・お客さまが扱いやすいパーマを学びたい
・パーマデザインの引き出しを増やしたい
・質感にこだわったパーマをかけたい
・自分の世界観を表現していきたい

 
パーマをかけることだけでなく、機能という視点からもデザインが学べるセミナーです!
 
小杉先生のこだわりの一部をダイジェストでご覧ください。
 
 



 
《小杉拓馬先生とは?》

 
 
 



 
購入は2023年4月27日23:59まで!

 
 
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
 
 
 

1. セミナーチャート

☑️こんなことが学べます
・スタイリングが簡単なパーマ
・手ぐしだけで簡単にまとまるベースカット
・頭の形を補正するためのブロッキング
・ロング・円錐ロッドの使い方
・毛量・質感を操るハサミの使い分け
・パーマの難しい髪質への対応
・活性ケラチンの使い分け方法
・架橋でかけるパーマ
 
 
 

2. まとまりを再現させるベースカット

少し重たさが残ることでまとまりやすさをつくるため、ベースは気持ち前上がりのイングラ気味にカットしていきます。
 
 

 
 
お客様の姿勢や頭の角度にも気を配りながらカットしています。
 
座り方や姿勢でも角度がかわりますよね。まとまりやすい機能面を求めるなら、注意しなくてはいけないポイントですね!
 
前髪もバックと同じようにイングラになるよう、お客様に少しお顔を上げてもらいカットします。そうすることで、仕上がった時に柔らかい質感になります。
 
 

 
 
ベースのカットが終わったら、レイヤーを入れて動きを作っていきます。
 
 

 
 
レイヤーはメインのデザインである顔まわりから入れていきます。
先にもみあげの部分を作りたいので前髪と繋ぐよう、ななめにスライスをとります。
また、レイヤーはレザーを使って入れていきます。ストロークは短めにし、重ための質感を作ります。
レザーで重要なポイントはストロークです。作る質感によって使い分けるそうです!
 
お顔周りに続けてバックにレイヤーを入れていきます。先に入れたレイヤーに被さるように重たくする意識を忘れず進めていきます。
 
 

 
 
レザーで入れたレイヤーのはみ出たところをチェックカットで整え、ベースのカットは終了です。
 
毛量調整はパーマの後にカットします!
 
 

3. 骨格補正を考えたワインディング

巻きに入る前に、前処理で髪の状態を整えます。
今回のモデルさんは2ヶ月前にストレートの履歴があります。前処理に尿素とCMCを使い、弱いパーマ液でもしっかりかかるベースをつくります。
 
ブロッキングをする部分で、ついに小杉先生の【ここ大事!】が発動。
 
いい感じってどんなかを考えた時に、
“日本人の骨格やシルエットがコーカソイド(白色人種群)に近づいた時”
と小杉先生は解釈をされています。
 
頭の形をみた時に、どこにボリュームが欲しくてどこにいらないのかを考えてブロッキングをとっていきます。
 
 

 
 
ブロッキングができたら、いざワインディングへ!
 
 

 
 
・頭の形(凹み、膨らみ)によってボリュームがいるのか要らないのか
・前から見た時にカールが必要な部分か

 
などシルエットを意識しながらどこまで巻き込むかやロッドを考えていらっしゃいました。
 
ロッドの形状(ロング/円錐/太さ)や巻き方(フォワード/リバース)をランダムにまいていきます。
 
 

4. 架橋でかけるパーマ

毛髪内部の芯の方に作用する“低分子”と、芯の外側に作用する“高分子”の“2種類の活性ケラチン”を使い、架橋を駆使することでストレートの履歴があってもリッジ感が出せるとのこと。
 
最初にパーマ剤に還元力を高めるためにGMTと低分子の活性ケラチンを加えたものを塗布していきます。
 
 

 
 
優しい力のパーマ剤と低分子の活性ケラチンをつけて放置した後、高分子の活性ケラチンを塗布してs-s結合を増やしリッジを出すイメージです。
 
W(ダブル)架橋でどんなカールになるのか楽しみです!
 
小杉先生は中間水洗をあまりしないのだそうです。
 
その心は
 
「なるべくダレてほしい。リッジが出ずに乾いている時にまとまってほしい。」
 
とダレていることもあえて狙い、2wayで楽しめるヘアデザインを提供したいという思いからくるものです。
 
いい質感のために薬剤にこだわることで、“髪の機能美”がつくられるのですね!
 
 

 
 
中間処理の後の状態の写真です。カールが大きくユルく、でもしっかりかかりました!
 
従来のパーマは痛むというのがよくある定説でしたが、架橋を駆使してかけたパーマは手触りがよく、
“髪質が良くなった”と感じる方もいるそうです!
 
 

> 次のページでは完成スタイルと動画の一部を公開!

 
 

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