2022年12月10日

【ムリ・ムダ・ムラを排除したサロン教育】CHAINON代表坂口さんが語る“HAIRCAMP SCHOOL”の活用方法

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“集める” 経営ではなく “集まる” 経営を推奨し、新たなサロン経営の概念である“プロダクション経営”を掲げて急成長している(株)CHAINON エンターテインメント。
夫婦2人で独立後、コロナ禍にも関わらず、わずか3年で10店舗、年商5億円を超える企業に急成長を遂げています。
 
急成長の秘訣には、教育面で様々な工夫を行い、個性を活かすシステムづくりを進めている点があると語る、CHAINON代表の坂口さん。
この教育システムの中にヘアスク(HAIRCAMP SCHOOL)をいち早く導入し、さらに効率化を図ることに成功したそうです。
 
これからの時代、サロン内で教育を取り巻く環境はどのように変化していくのか。
坂口さんにお話を伺いました。
 
 

【この記事のポイントはココ!】
 
■サロン教育の課題
・教える側の技術や知識のムラが生じる
・教える時間がかかる
・教育する側の負担がかかる


■解決策
・共通した教育ツールを活用する
・時間や場所にとらわれない学習方法
・基礎学習の効率化
・自習を推奨し、評価する


■効果
・早い段階で技術習得が可能である(早期デビュー)
・教える側・教わる側ともに労務環境が改善されている
・知識のベースがあるので効率的に教えられる
・教育体制を求人でアピールできる

 
 

ー“質”と“教える時間”の2つの課題を抱えていました

 
今まで教育には大きく2つの課題がありました。1つは“質”、もう1つは“教える時間”でした。
質の面では、同じ内容なのに人によって違う教え方をしているケースもあり、誰から、何を教わるかで差が出ていました。
時間の面では、営業前後の就労時間外を使ってサロン教育をしなくてはならなくて、必然的に残業をする流れとなっていました。
従来のサロン教育の形だと、教える側も教わる側も互いに非効率な教育方法だったと思います。
 
 

ー細かいカリキュラムがなかった

ヘアスク導入前は細かいカリキュラムはありませんでした。
 
①新入社員は入社後2ヶ月間、店舗外でアシスタント業務の研修を受講
②カットとパーマを少し学び、スタイリストデビュー
③自身の伸ばしたい技術を継続して学習

という流れでサロン教育を実施していました。
 
CHAINONの経営は“プロダクション経営”と言って個性を伸ばせる環境にしているのですが・・・。
例えばカラーを伸ばしていきたかったらブリーチを徹底的に勉強していったり、ショートが好きならそこを徹底的に勉強するとか。
それぞれが学びたいことが何なのかを、マネージャーが聞き取って教育していました。
 
 

ー社風に合わせた段階的な導入へ

 
ヘアスクはやる気のあるスタッフの学習を支援するツールとして活用させてもらっています。
3ヵ月程時間をかけて、
 
①全員にアカウントを付与
②マネージャーにヘアスク活用の呼びかけを指示
③やる気のあるスタッフのヘアスク費用を一部会社負担

というステップを踏みサロン内に浸透させました。
 
 

 
 
ヘアスク導入後、まず最初に全員へアカウントを付与して自主性に任せてみたところ、ヘアスクの動画をたくさん見て技術習得に活用しているスタッフと、そこまで積極的ではないスタッフで二極化しました。
やる気がある人の学習コストを軽減するために、ヘアスクを活用しているスタッフには2,000円(※通常料金は1人あたり2,700円)の自己負担で
ヘアスクを継続して使えるようにしました。
アシスタントの費用は会社で全額負担としています。
 
その後、マネージャーからスタッフにヘアスク活用の呼びかけをするよう指示をだし、
今は約90人いるスタッフのうち約4割が技術習得に向けてヘアスクを継続的に使っています。
 
CHAINONの社風として“個性を活かす”ことを大事にしており、全員に無条件にアカウントを渡してしまうと平等ではなくなってしまうので、このようなスタイルを取りました。
 
 

 
 

> 次のページではこれからのヘアサロン教育の変化を深掘り!

 
 

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