2020年12月16日
どんな髪質も具合良しっ!Lian畠山氏による「やってて良かったリアン式・改」
東北では初雪の降る今日この頃、
年末の学びに相応しいセミナーがやってまいりました。
前回、初登壇にも関わらず
過去一の視聴者を呼び
反響が反響を呼んだ、モンスターセミナー。
「やってて良かったリアン式」
今回は2020年12月15日に放送された
Lian畠山 亮介 – 全ての毛質、複雑履歴を紐解く”応用編”「やっててよかったリアン式・改」
の様子をダイジェストでお届け致します。
この度も抜擢ありがとうございます
綴りストこと、どうもSugaです。
〈技術の進化は、人が諦めない限り昇華し続ける〉
そう信じて突き進む漢が
東北で一番高い“山”と言われる
Lian代表、畠山先生だ。
前回のセミナーでは
基本の“キ”をお教え頂きましたが
今回は応用編。
リアン式の真骨頂を目視できます。
前回のセミナーは
まだリアン式のほんの序章・・・
多種多様な毛髪履歴に対して
美容師の新しい在り方を定義してくださいます。
知識や技術を“美容師として学ぶ”という本質は何なのか?
見て、理解して、実践して
当たり前の事ですが、そうしなければ身に付きません。
しかし!!!
それ以前に、
何故に現在(いま)“アナタ”はこのダイジェストの文章を読んでくださっているのでしょうか?
ひょっとすると・・・・
「自分ではなく、他人のために」
「お客様にもっと喜んでもらいたい」
だから、自身の技術向上させたい
そのヒントがここに隠されているのでは無いか、、、
そう思ったからこそ!
ここへ一歩を踏み出しているのではないでしょうか!?
“リアン式”という技術は、畠山先生が
お客様の為、一心に努力し研究し続けた結晶です。
そうやって生み出された胸熱な技術は
現在の“アナタ”にマッチしているはず。
ぜひ!この応用編を経て
更なる高みを目指していければと思います。
それでは一緒に、
リアン式・改の秘密を紐解いてみましょう!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・複雑履歴の見極め方
・酸性域での縮毛矯正の考え方
・塗布への工夫の仕方
・アイロン技術について
2. モデルさんの毛髪履歴を確認
前回のセミナーの後、
かなりの反響がある中で
“複雑履歴”に対するアプローチ方法について
沢山のDMが届いたそうです。
昨今のデザインカラーのブームや
酸熱トリートメント履歴のある髪に対してどうすべきか?
十人十色の髪質へ
どの様な考えでプロセスを踏んで行けば良いのかと、
沢山の質問が届いたそうです。
そこで今回は
かなり難易度の高いモデルさんへの施術をご披露頂きました。
・ハイライトブリーチ毛
・毛先は既縮毛履歴
・オンカラーによるダメージ
極め付けは、
・“オンカラーの為に根元付近のハイライトが隠れてしまっている”
という点です。
即ち、ステルスハイダメージ毛。
というわけで今回は
〈ステルスハイダメージ毛VSリアン式・改〉
の構図でお届け致します。
3. 薬剤選定
今回の薬剤の考え方は
隠れダメージ部分(ハイライト部分)を考慮した上で、安全な薬剤でアタックさせていくという施術になります。
お客様からの情報と
実際に毛髪を目で見て、触って
出来る限りの事を想定させ、
“目の前のお客様の為だけ”の薬剤を作っていきます。
応用編という事で割愛させて頂きますが、
リアン式で
絶対に把握しておくべき項目は3つ
①アルカリ
②TG換算値
③PH値
を髪質に合わせて選定していきます。
(ここの理解がまだ不安という方は、是非とも基礎編をご覧くださいませー!)
代表的な還元剤は言うまでもなく、
チオグリコール酸とシステアミン。
これらは
アルカリ域で力を発揮していきます。
加えて今回は
“酸性領域”にて薬剤を扱っていきます。
ここで活躍するのが
“GMTとスピエラ”という還元剤です。
チオグリコール酸+システアミンで調合された基材に加え、
新たにGMTとスピエラという還元剤を足して(用時調整させて)アタックさせていきます。
大まかに、
新生部(未縮毛履歴)と既縮毛履歴部分への
薬を塗り分けていきます。
薬剤の配合割合は本編にて詳しく解説頂いております。
4.〈リアン式・改〉の塗布方法
今回の塗布方法は一味、いや二味違います。
ステルスハイダメージに対して
安全を考慮した薬剤スペックのみだと
癖が伸びきらない恐れがあります。
そこをカバーさせていくのが
ペーパーを使った“マル秘塗布テクニック”になります。
(年末だから許してくださるかな・・・)
マル秘と言われながら、、、
こちらでもドドンッと紹介しちゃいましょう!!
ペーパーを使う理由↓
⑴薬剤の塗布事故防止
⑵応力緩和
これらを目的としてペーパーを使用します。
塗布の必要の無い部位に、強い薬剤が混ざって付着しないよう、ダメージ促進防止の処置。
そして!
髪を真っ直ぐにさせて塗布する事で
“応力緩和”という効果が生まれます。
(いまいち応力緩和がピンと来ない方はGoogle先生に聞いてください)
この応力緩和が、
薬剤のスペックを補ってくれる一つ目のテクニックになります!
(言っちゃった・・・テヘペロ)
塗り終わりも見事!綺麗ですね。
仕事が綺麗で有名なリアンの王子こと岩石先生。
見事な、スマー塗布ですね。
(お後が宜しいようでっっっ!)
5. 1剤の流しテクニック
今回、GMTやスピエラといった
油分で出来た還元剤が一緒に混ざっている事から
シャンプー剤を分解してしまいます。
つまり、泡立ちが良くないんですね。
“泡立ちがちゃんとしているかどうか”
これがとても大切になります。
1回目
2回目
3回目
ここでゴール。
明らかに泡がモコモコとしているのが分かります。
妥協すると、薬剤が残る恐れがあるので、
必ずしっかり流すべきと岩石先生は仰います。
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