2022年01月12日
人を、髪を愛す黒木先生から学ぶ。不可能を可能にした、ブリーチ毛へのプリッとパーマ
あけましておめでとうございます詩歌です。
執筆に明け暮れる1/11、天赦日と一粒万倍日が重なったこのような吉日にシャウルデッサンはじめができたこと、とても光栄に思います。
さて今回は、2022年1月10日に放送された
「CHARLES DESSIN 黒木利光 ─ 失敗しない『酸性パーマの方程式』for ブリーチハイライトヘア」
の様子をダイジェストでお届けいたします。
ブリーチが文化となった2021年。
2022年必要とされるのはズバリ、
これまでの不可能を可能に変えるパーマ
です。
黒木式酸性ストレートに始まり、圧倒的な存在感で美容業界に火をつけた酸性ストレート。
これまでかけられなかったはずの髪にかけられるのは縮毛矯正だけではありません。
今回は18レベル相当まで脱色されたブロンドヘアにパーマをかけていきます。
驚くべきはブリーチ毛だと言うことに尽きません。なんと中間〜毛先はすでにブリーチ毛にパーマの履歴があると言うのです。
5年前この髪に出会ったならばきっと100人のうち97人が匙を投げていたことと思います。
しかし令和4年、今年の美容は一味違います。
黒木式を学べば誰もがこのハイダメージヘアにパーマをかけられるようになる。
フルヘッドブリーチへかける奇跡のパーマ、その裏番組としてハイライト毛にかける繊細なパーマも同時収録されています。
まさに新年の幕開けにふさわしいヘアキャンプをとくとご覧ください。
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・ワインディングの新常識 ・酸性パーマの薬剤選定
・ダメージレスパーマ
・ブリーチヘアにかけるパーマ
・ハイライトにかけるパーマ
2. ハイブリーチに当てられる薬剤のスペック
リスクのある髪へのパーマにおいて最も大事なことは何か、それは完璧な毛髪診断です。
この場合全頭に生えている髪を一様に「毛」として捉えるのではなく、1本1本、そして各セクションにおける毛の集まりがどのようなダメージレベルであるかを正しく視認し、触診する必要があります。
そして過不足なくかかるパーマの薬剤を選定するためには、パーマ剤のスペックへの知識はもちろん、添加する調整剤の事も十分に理解しておく必要があります。
3. ダブル還元でパーマをかける理由
中間部分から毛先にかけて既にパーマの履歴があるハイトーンを対象とする今回、薬剤の塗り分けはもちろん、それらの薬が混ざり合わないことが成功の大前提となります。
そこで毛髪内部で架橋作用を起こし、パーマのリッジの支えとなってくれる処理をすること、そしてかかりやすさを均一にすることを目的として1度目の還元をおこします。
この時必見なのはディバイディングラインの攻め方、そして架橋作用に使っている基剤の選定理由です。
なぜ そこ まで薬を塗るのか。
なぜその基剤で架橋できるのか。
明確な理由と明確な目的を据えることで、仕上がりが偶然の成功ではなく必然の成功となります。
4. ダメージ毛への架橋作用と前後、中間処理の意味
ハイダメージ毛にパーマをかける時、必ず必要な処理についても教えて頂きました、
前処理に始まり、最も髪が養分の吸収に適したタイミングでの中間処理、中間処理で必要な考え方。
そしてパーマをかけた後絶対にニオイを残さない後処理の仕方まで、アンダーセブンのゴールドとイエローの効果効能使い方と合わせて教えていただいています。
気になっていた、ロットをつけたままでの中間水洗はロットで頭が痛くならないのか。
また2液塗布の前はしっかり水気を切るべきだが、その理由は?
全ての工程に意味がある。
常日頃から黒木先生が口癖のように言っておられた事ですが、高いレベルを必要とされる技術であればあるほど1秒も無駄にしない、液を塗布する水圧にすら意味があることを改めて学ぶことができます。
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