2022年09月29日

STAR AWARD 2022 - 大会レポート-

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2022年9月27日
秋風香る東京の空に、大きな星が輝こうとしている
 
全国多数の応募者の中から
3次選考を経た強者たちの、最後の戦の火蓋が切って落とされました。
 
【グランプリファイナル(4次選考)・グランプリ決定戦】
 
のダイジェストをHAIRCAMP編集者のSugaがお届け致します。
 
 

 
 
現在、美容業界にコンテストが多数存在するが
ここまで大きな規模のコンテストはございましたでしょうか。
 
-賞金総額500万-
この意味は何を表しているのか。
 
額の大きさもさることながら、この大会で見事栄光に輝いた暁には
その後につながる美容業界でのスターへの道が用意されています。
 
この大会で自分の力を出し切って終わり、、、、ではなく、その先につながる道→
 
すなわち、人一人の人生が大きく動く瞬間ということです。
 
コロナ禍でイベントがストップしていた中、世の中的にも少しづつ動き始めてきました。
 
そもそも、空白の3年間と言われる時において、全てが本当にストップしていたのでしょうか?
 
こと美容業界においては、HAIRCAMPをはじめとする教育コンテンツの躍進により
技術や知識の均一化が図られ、全体のレベルも上がってきたことでしょう。
 
同時に業界のイノベーター達は、“底上げ”をもっとしていかなければと考える
“きっかけの時期”になったのは間違いありません。
 
その一つとして、クリエイションの大会の在り方。
 
今までの大会も当然ながら素晴らしいもので、時代を創り上げてきたモノであることは間違いありません。
 
温故知新のコトワザにもある様に
そこから一つ“進化”をしていこうと、大きな覚悟で臨んだのがこの“STARAWARDグランプリ”です。
 
この大会が終わりではなく、始まりになるように
“時代の美容師を育みフューチャーする”
そうした意志が汲み込まれています。
 
 
大会エントリー者だけが“挑戦者”ではなく
主催者も、審査員も、スポンサーも
全員がチャレンジャーとして、一丸となって取り組んできた大会。
 
この大会は、“時代の変革であり狼煙”でもあります。
 
そんな歴史的第一回目の栄光は、果たして誰の手に渡ったのでしょうか!?!!
 
 

1. 異様な緊張感が漂う会場

 
この度の会場になったのは“神田明神ホール”
 
 

 
 
場内に足を踏み入れると
無数のカメラ機材、照明が立ち並び、張り詰めた糸に触れないよう、そっと舞台に視線を落とします。
 
「今日ここでスターが誕生する」
 
その紛れもない事実だけが、容易に想像できました。
 
10人のファイナリスト
 
東京都  下岡悠太さん (La familia)    
東京都  堀希満子さん (QUQU)    
愛知県  yolicoさん  (in chelsea)    
東京都  水口裕太さん (siki)    
東京都  松留優香さん (LECO)
愛知県  渡辺仁史さん (teto hair)  
静岡県  齋藤雅仁さん (rite)
神奈川県 MAIさん  (padme)
東京都  田中萌子さん  (LECO)
神奈川県 谷内敏和さん  (Botanica)
 
年齢や性別も活躍地域もバラバラ。
ただ一つの共通項は美容師であること。
 
それぞれがこの場で、どう世界観を作り出していくのでしょうか。
 
 

2. ファイナル審査方法

ファイナル審査は「デモンストレーション審査」と「プレゼンテーション審査」の2つ。
 
まず、15分という短い時間でデモンストレーションを行います。
仕込みを済ませたモデルさんの、カットとスタイリング。
 
その後、一人5分間のプレゼンが行われます。
スタイルへのこだわりや想い、美容師としての目標など。
 
“技術、知識、人間性”
 
スターとしての資質を、ここで見極めていきます!
 
審査員の方々も錚々たる面々。
 
LECO/内田聡一郎さん
iro./樗木佑太さん
CHARLES DESSIN/黒木利光さん
jurk/沢井卓也さん
in chelsea/照屋寛倖さん
SHACHU/みやちのりよしさん
PELE Beleza LINDO TOKYO/RYUSEIさん
 
をはじめ、UNDER7、HAIRCAMMP、ヘアモード、髪書房、PREPPY、SNiP STYLeの各代表者による審査が行われます。
 
 

3. デモンストレーションと質疑応答

横一列に並んだファイナリストたちの眼からは、
「絶対に頂点をもぎ取ってやる」といった熱い気持ちがみなぎり、
観ている我々も奥歯をグッと噛み締めて、その時を待っていました。
 
緊張と気迫を感じながらデモンストレーションがスタート。
 
 

 
 
一挙手一投足が審査対象。
 
自分たちの出せる全てをこの時間に落とし込んできいきます。
 
今日この瞬間まで、どれだけの努力を重ねてきたことでしょう。
サロンワークがある中で、朝も晩も何百回とウィッグに向き合ったことだと思います。
 
それを“たった15分”で表現していくこと、一人一人の立ち振る舞いから本当に想いが滲みでていました。
 
 

 
 
デモンストレーションを終えて一斉にクロスを外し、ヘアとリンクした衣装姿に。
 
言葉一つで表現すると、“圧巻”
レベルの高さに言葉を失いました。
 
そこから一人5分間の質疑応答が始まります。
 
 

 
 
作品のみだけでなく、言葉としての表現はより作品を際立たせます。
 
作品から何を伝えたいか?
それが言葉を無くしても伝わるかどうか?
プレゼンテーションでその意図と相違ないか、むしろ越えるか?
 
審査員の想像の範疇から逸脱し、どの作品が一番心を動かしていけたのでしょう。
 
 
 

4. 審査

 
 

 
 
甲乙つけ難い作品達に、審査員の神経はより研ぎ澄まされます。
 
ファイナリストも、場内にいる観客も固唾を呑んでその様子を見ています。
 
審査員の手にするファイルには何が刻まれているのか。。。
 
どの作品も、それぞれに世界観があり
正直全てが最上級に素晴らしい。
 
この中で審査をしなければならないということも、
ファイナリスト側としても、審査側としても
なんとも心を締め付ける時間だったと思います。
 
 
 

5. 結果発表

↓2022年度受賞結果↓
 
 
【グランプリ受賞】
1位
堀希満子さん/QUQU
 
 

 
 
2位
松留優香さん/LECO
 
3位
水口裕太さん/siki
 
 
 
【大会特別賞】
 
UNDER7賞
渡辺仁史さん/teto hair
 
HAIRCAMP賞
堀希満子さん/QUQU
 
 
【美容ジャーナル賞】
 
HAIR MODE賞
渡辺仁史さん/teto hair
 
KAMISHOBO賞
松留優香さん/LECO
 
PREPPY賞
水口裕太さん/siki
 
SNiP STYLE賞
水口裕太さん/siki
 
 
受賞された皆さま、おめでとうございます!!
 
今回驚きなのが、グランプリの賞金額もそうなのですが
副賞がまたすごい!↓↓
 
 

 
 
・ロサンゼルスで開催されるサロンスパエキスポに参加しセミナー講師として登壇
・ロサンゼルスにてヴィダルサスーンのレクチャー受講
・UNDER7アンバサダーによる技術レッスン
・HAIRCAMP講師出演権
・単独密着ドキュメンタリー出演
・HAIRCAMP対談企画出演
・HAIRCAMPスクール生涯見放題

 
が授与されました。
 
この副賞の厚みが、今回の大会の意味を感じさせます。
 
 

 
 
「金額以上にスターに上り詰めるまでの経験を提供する大会」
 
このバックアップこそが、グランプリに輝いた堀さんをスターにする道筋と言えるでしょう!
 
 

6. さいごに

今回の大会を通して、“クリエイション”というものの意味について沢山考えさせられました。
 
作品を通して、人に何かを訴えること表現すること。
まさにアーティステックであり、時に心を動かすものでもあります。
 
すなわち“感動”がそこに存在します。
 
くしくも順位づけが行われる状況ではございますが、
今日このステージに立たれてた10名が皆輝いていました。
(間違いなく、星は無数に存在した)
 
その中でも、一番輝いた“理由が間違いなくあった”のだと思います。
 
それは、“観た人の感情の動いた距離”が“いちばん大きかった人”がこの度グランプリに輝いたのではと、
個人的に思いました。
 
 

 
 
美容師としての人生、美容業界の進化が加速した瞬間。
 
ここで終わりではなく、これからが始まり。
 
明るい未来への大きな一歩、ワクワクしますね!
 
更には、、、、
 
STAR AWARD第二章として、
来年は賞金総額1000万にスケールアップが発表されました!!
 
いやー、度肝を抜かれました。
この試みがどう影響を及ぼしていくのか!引き続き、動向を追ってまいります!
 
改めて
参加者、審査員の方々、運営スタッフ、協賛企業の全ての人の力で成り立ったこの大会
本当に感動しました!
 
また来年、よろしくお願い致します!!
ありがとうございました!
 
 
 

グランプリファイナル決定の瞬間はこちらから

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