2021年10月07日

ハイトーンブリーチ履歴からパーマ履歴まで。パーマ三銃士によるクオライン使いこなし完全バイブル!

LINE facebook twitter

こんにちは!ライターの秋山です!ところで皆様、パーマに苦手意識を持つ方多くないですか?ご自身じゃなくても苦手意識を持つ後輩も増えてると思います。
 
では、なぜ苦手なのでしょうか?
ワインディング?薬剤選定?カット?
安心して下さい!こちらのセミナーでは全て網羅しております!!
 
というわけで今回は【クオライン × HAIRCAMP】パーマ三銃士が送るクオラインパーマの祭典-Supported by アリミノのセミナーのダイジェストをお送り致します!
 
パーマ三銃士ということで
プリカールや毛先だけパーマの生みの親でトレンドまでも生み出す坂狩先生
リアン式ストレートでクオラインを使いこなすクオラインマスターの畠山先生
南式酸性パーマでどんな状態でもパーマをかける最後の砦!南先生
 
この御三方が集うセミナーが見られるのはヘアキャンプだけ!
 
坂狩先生は付け巻きデジ+プリカールの時短施術を。
畠山先生は視認出来ないバレイヤージュ履歴へのアプローチを。
南先生は複数回ブリーチを繰り返している、即お断り案件への施術を。
 
三者三様の違ったアプローチのデジタルパーマは必見です!クオラインを使った施術になる為、自店でも活用しやすい内容になっているかと思います。
 
各担当毎にダイジェストを送り致します。
それでは最後までお付き合いください!

 

 



 
《畠山亮介先生とは?》

 



 
《南圭太先生とは?》

 



 
《坂狩トモタカ先生とは?》

 
 
 
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
 
 
 

1. セミナーチャート

☑️こんなことが学べます
・ブリーチ毛への酸性パーマの考え方
・パーマの為のカットの仕方
・付けデジの考え方
・プリカールのかけ方
・ダメージ毛への塗布、ワインド仕方
・加温の設定の考え方
 
 
 

2. 坂狩先生によるプリカールとデジタルパーマの同時時短施術

 
 

 
 
坂狩先生のBeforeがこちらです。半年前にデジタルパーマをしていて、1ヶ月前にカットをした状態。
今回は毛先のメンテナンスカットとパーマの動きを付ける為に、表面にレイヤーを入れ直します。
 
早速カットで坂狩先生のこだりが。
アウトラインを設定する際にどこに毛流れを持っていくか。シザーの方向性でコントロールするんだそうです。
 
 

 
 
このようにレイヤーを顔周りにしっかり入れてバックは重めに、韓国風レイヤーの雰囲気を取り入れるイメージです。
レイヤーを入れる目的は動きをつける為でもあります。
 
パーマをかけるにあたってレイヤーは必要不可欠で、レイヤーをコントロールすることがパーマをコントロールする事と言っても過言では無いと坂狩先生もおっしゃっておりました。
 
次はワインドですが、坂狩先生は基本的に付け巻きでデジタルパーマをしていくことが多いそうです。薬剤塗布して放置して水洗という工程が省略できる為かなりの時短になります。
 
本編では時短施術についの考え方やこだわりに関しても後半で解説して頂いております。
 
 

 
 
そのまま根元はプリカールを同時施術で進行していきます。プリカールは根元の立ち上がりやかきあげ前髪の立ち上がりなど良くする為の根元パーマです。
 
坂狩先生が考案したプリカール専用のカーラーを使用して施術していますが、見るからに使いやすそうで新しいもの好きの美容師は欲しくなること間違い無しですね!
 
この後は加温してクーリングして水洗後2液という工程になります。
最後にドライカットで微調整をした後いよいよスタイリングです。
 
坂狩先生パートの見所はプリカールや時短施術だと思いますが、個人的には最後のスタイリングがとても勉強になりました。
 
イメージしやすい言葉選びとスタイリング剤のチョイスや付け方がとてもわかり易い!明日からすぐ取り入れてみます!
 
 

 
 
あっという間の2時間弱で終了。短い滞在時間でクオリティの高いスタイルを提供してもらえるのはお客様にとってすごく嬉しいことですよね!
 
セミナー内では更に詳しく解説しています!とてもわかりやすかったです。坂狩先生ありがとうございました!
 
 

3.南先生によるブリーチ毛への酸性デジタルパーマ

 
 

 
 
まずはモデルBeforeから。ブリーチは3回の履歴があり、約18レベルです。
 
最初にカットからしていきます。元々クセもありダメージもプラスされ、とても膨らみやすくまとまりが悪くなっている状態です。
 
 

 
 
ベースカットはすでに終えている為束感を作るカットをしていきます。この束感カットがパーマの再現性をより良くする為に必要なカットになるそうです。
 
カットが終えたら薬剤塗布に入ります。今回のモデルさんの場合パーマがかかるギリギリの状態の為薬剤配合はもちろん薬剤塗布にも細心の注意を払わなければなりません。
 
塗布の仕方のコツで言えばなるべくテンションをかけず優しく、パーマのデザインが欲しい所にしか薬剤を付けないことです。
 
 

 
 
無駄なところに付ければそれだけで命取りになってしまうようなベースの為、しっかりどこにカールが欲しいのかイメージします。
 
塗布後放置前にテストカール用にロッドオンして時間を置いておきます。自分が施術していたらと思うとヒヤヒヤする場面ですが、南先生が施術していると安心感があり頼もしさしかありません!
 
続いて水洗後にワインドをしていきます。ワインドの際も南先生のこだわりがいくつかあり解説して頂きました。その中でもなるべくテンションかけて巻き込まないということ。
 
 

 
 
ついついテンションをかけた状態でぎゅっと巻き込んでしまいがちですが、基本的にワインドにテンションはいりません。
今回のようなダメージレベルの場合は尚更ですね。
 
ワインドのパートでは巻き方だけでなく、パネルの取り方や引き出し方もしっかりと南先生の考えがあり解説を聞いていてなるほどと聞き入ってしまいました。
 
加温の温度は50度に設定。ここの温度設定にも南先生の確かなこだわりが詰まっていてそれについても詳しく解説して頂いています!メモ必須です!
 
さあ!いよいよ仕上がりです!
 
 

 
 
しっかりかかっていますね!度重なるブリーチでどんなスペックでブリーチされたかもわからない履歴からパーマがかけられるなんて嘘みたいですが、今回目の当たりにしてしまいました。
 
 

 
 
例えばこの毛先です。本来ハイダメージの場合毛先に1番ダメージが進行していて、パーマで更に負担をかけた場合、毛先はパサつき広がってカールになりません。
 
しかし南先生のパーマはご覧の通りしっかりカールになり毛先がまとまっています。
パーマの雰囲気もモデルさんに似合っていてめちゃくちゃ可愛いです!
 
南先生のパートはハイブリーチ毛にデジタルパーマをかけるという通常ならお断り案件の為、ほとんどの方にとって未知の領域だと思います。
 
なのでどの施術や考え方もなるほどと勉強になることしかありません!
 
最後に詳しく使用薬剤のスペックについて、使用した考え方についても詳しく解説して頂きました!
南先生ありがとうございました!
 
 

4.畠山先生パート

 
 

 
 
畠山先生のモデルさんのBeforeがこちら。現状を見る限りはブリーチをしているのかどうかも全くわかりません。
 
また、バレイヤージュ履歴の場合ブリーチをしている幅も場所により違っていてわからない状態です。
そんな中どんなアプローチをしていくのかが見所の一つです!
 
履歴が見えない場合、無視出来ないのはブリーチ部分。ブリーチしている部分をセーフティな配合でまずはアタックしていきます。
 
当然健康状態の部分とハイダメージ部分で薬剤の反応の仕方が変わってくる為、テストカールでその差を見て再度薬剤で調整するか流すか判断するそうです。
 
 

 
 
その前にますば塗布をしていきます。畠山先生は塗布の時点で引き出すパネルの角度を意識します。
カットライン、塗布、ワインドそれぞれの角度のズレがパーマの仕上がりに影響するからだそうです。
 
こうして引き出す角度が何度、塗布する幅が何センチと明確であればアシスタントに仕事も任せ易いですし任せされたアシスタントも安心して施術ができるのもポイントですね!
 
仕上がりに対して塗り幅の設定の計算の仕方も解説して頂きましたが、非常にわかり易いです。必ず覚えて頂きたいです!
 
塗布の時点から明確に仕上がりを想定している為、ここにカールが来てこんな感じのパーマになるのかとイメージできてしまうのが凄いなと思いました。
 
とくに最表面のパーマの出し方はコテで巻く時と同じでとてもわかり易いですし、デザインのポイントにもなる為注目ポイントです。
 
 

 
 
テストカールではこのような感じです。今回は畠山先生の想定内ということでそのまま水洗となりました。
 
しかし気持ち弱めのカールになるだろうと判断し、今回は薬剤で調整ではなくロッド径で調整していきます。
 
ワインドのポイントもズレを意識することです。カットラインと塗布時の時とズレを出す為パネルの引き出す角度を調整しながら巻いていきます。
 
 

 
 
そしてやはりワインドで大事なのはテンションです。テンションのかけ具合で全く違う仕上がりになります。パーマで真っ直ぐなものを曲げたい為テンションかけてピンと張った状態は望ましくないのです。
 
柔らかくシェイプして、毛先に程よくテンションをかけ巻き込む際にはまた力を加えない。これは感覚だっりもするとおっしゃっていました。

 
続いて加温していきます。畠山先生は温度も細かく変えながら加温していきます。
加温からクーリングまでの考え方を非常にわかりやすく解説して頂きました。パーマに関しての疑問が大分解消されました!ここは必見です!
 
そして仕上がりがこちらです。
 
 

 
 
ドライ後を見ただけでもコテで巻いたような質感でした。この状態を見て誰がバレイヤージュしていたなんて思うでしょうか。
 
そしてスタイリングは坂狩先生直伝のポニーテール付け。ユーモアたっぷりにスタイリングして頂きましたが本当にやりやすく、何よりお客様に伝えやすいスタイルリング方法です!
 
是非そこは本家の坂狩先生のパートを見てマスターして下さい!
カッコいい女性像のパーマでとても似合っていました!優しい口調で楽しくとてもわかりやすく教えて頂きありがとうございました!

 
 
 

> 次のページでは完成スタイルと動画の一部を公開!

 
 

関連記事

人気記事