2023年11月21日
基礎を知ることで自由度がアガる、彩乃会の最新着付けポイントはここだ!
こんにちは詩歌です。
暑かったと思えばあっという間に寒くなって大急ぎで冬支度をしています。
今年は10月の末まで襦袢に単衣で出かけられるような気温でしたが、慌ててウールの着物を出してきました。
さて今回は、2023年11月14日に放送された
「彩乃会 福井洋子 ─ 【最新版和装でトレンドを逃さない】着付けは進化する!」
の様子をダイジェストでお届けいたします。
振袖着付けに始まり、振袖で着せる袴の着付け、そして最新創作帯結びと豪華3本立てでお届けする今回のセミナーですが、福井先生の神業着付けを久しぶりに拝見し、改めて見るべきものは職人の技だなと実感しました。
実際に生きた技術が見られるというのはとっても大きなことです。
基本的な技術ですが、着付けでは長襦袢の襟が綺麗に決まる着せ方、押さえた腰紐がしっかりと固定できる結び方、またお端折りの始末の仕方など、一つ一つの手技が積み上げられて、全て完璧にできてこそ、隙のない着付けになるのです。
今回も進化した福井先生の着付けにトレンド感のあるヘアメイク、すぐ取り入れられる小物のアレンジなど盛りだくさんとなっています。
購入は2023年11月24日23:59まで!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・美しいなめらか補正
・基本バランス
・最新の創作帯結び
2. 振袖着付け
ふっくらと若々しく着付ける振袖着付け、くぼんで段差になるな〜と日頃から気になっていた伊達締めの隙間も、福井先生の補正にかかればあっという間になだらかに。
165センチと平均よりも長身のモデルさんを着付けていきますが、基本寸法はほとんどそのまま着付けてOKだそうです。
段差なく着付けるためには補正を足すだけでなく、必要に応じて布を留めたり畳んだり、足し引きが大事。
洗濯物を畳むようにあっという間に腰の周りのゴショゴショを綺麗に折り畳んで収納してしまいました。
新しいアイテムも取り入れて、快適かつ着崩れない最新の着付け方法を、そしてどんどん新しい結び方が出てくる福井先生の創作帯結びの中から今回は“クラフトアート”と言う帯結びを教えていただきます。
自由度の高い帯結びで、帯全体のバランスさえ大きく崩さなければ好きなようにやっていいのが楽しい帯結びです。
一番大切で一番難しいバランス。
近くで見るだけでなく少し離れてみて、どんな形の帯を作っているのかシルエットを確認しながら細かいところを決めていくといいのかもしれません。
おしゃれな抱え帯もつけて華やか振袖姿が出来上がりました。
3. 袴着付け
続いて、振袖を使った袴着付けです。
振袖を袴の中に着るとダボついてしまい着せるのが難しい、特に裾の始末が大変なところ。袴の脇から覗くお端折理を綺麗にするのもテクニックが必要です。
そこで福井先生の袴着付けでは、振袖の脇タックの位置やお端折りの布が合わさる位置を変えることで袴から覗かないように、見える部分は全てピッタリ平らに着付けていきます。
同じ着物ですが、振袖とは補正や襟の幅が違うのも覚えておきたいポイント。
袴の装いらしく着付けることで、同じ着物も違った表情で着られるのが着付けの醍醐味です。
今回の袴では今どきっぽく、あまり主張しない上品な膨らみの帯の結び方、紐の結び方のバリエーション、胸元にアクセサリーのようにあしらったレースの飾りを新たに知ることができて、袴の着付けも“モダン”一択から脱して色々と挑戦できそうな予感です。
- 1
- 2