2020年11月16日に公開された
『京極琉Salon Ryu-東京から世界をリードする|美容師密着ドキュメント【後編】』は、世界各国の美容シーンを肌で感じながら日本の美容業界に新風を吹き込もうとアクションを起こすカリスマ美容師、京極琉氏に迫る密着企画。
有名人も多く顧客に抱え、特別な空間を提供するSalon Ryuにて高い技術力を発揮する傍ら、オリジナルプロダクトの販売も開始し、日本の美容業界に新風と衝撃を巻き起こし続けている京極琉。
後編となる今回では、母国と違うフィールドで孤軍奮闘した下積み時代と、KYOGOKU PROFESSIONALから新たに始める美容師とビジネスのあり方について話を聞いた。
2020年2月に圧巻のパフォーマンスで日本の美容業界に堂々と登場した【KG-KYOGOKU PROFESSIONAL】。
京極流が業界に一石を投じるために仕掛けた起爆剤だ。
「技術で人をまとめる」
ハイトーンというスタイルをより一般的によりハイクオリティーに仕上げるために画策されたKGはお客様に新しい価値観と見極める力を提供する。
また、美容師との価値とサロンのあり方について語る彼は製品と共に技術も育てることも忘れない。
恵比寿にあるコンセプトショップでは製品をベースに”
テクニック”を育て、サロンも、所属する美容師も一緒に成長していく仕組みを作った。
「全国でもデザインに悩んでいるサロンはたくさんあると思う」
プロダクトからそのジレンマを解決する。
これもKGがもたらす新しい風だ。
彼の思いは熱くて強い。
彼がここまで真剣に美容業界、とりわけ日本の美容業界と向き合うようになった背景には、下積み時代、苦しい思いをした期間があったからだ。
まだ美容室で接客を行うには十分に日本語が話せなかった時、周りとうまくいかずに理不尽な扱いを受けること、過去を後悔することもあった。
その時代が日本での今の彼を作り上げている。
浅草は始まりの場所。
うまくいくことばかりでなく、辛い思いもしたからこそ、全ての自分の行動に意志が宿るのだと思う。
最後に彼はビジネスの見方から美容師について語った。
「お金を増やす、生み出すということはどういうことか」
単価を自分の価値と捉える彼だからこそ、お金が持つ意味、もたらすものへの考え方は、本質を捉えているのかもしれない。
「過去よりも成長」をキーワードに、「意味のある数字」とはどういったものか、「本当に見るべき数字はどこか」を生き方で問いかけ、実行しているのが京極琉なのである。
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