invitation 住吉望から学ぶ圧倒的に理解が深まるセニング理論

カット ミディアム セニング

2021.03.10

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今回は3月8日に放送された

「invitation 住吉 望 ─ セニングをシンプルに考えればカットがもっと上手くなる。全スタイル対応セニング理論」


の様子をTamariがダイジェストでお届けします!


セニングに対する考え方や捉え方は得意・不得意も含め、千差万別、十人十色。



今回の講師はそんなセニングのメリットを伝授するスペシャリスト、invitation スタイリスト住吉望先生です。

チョップカット、スライドカット、エフェクトカットetc…
そんな難しい技法は使わなくてもあらゆるデザインを作れるセニング理論をシンプルに分かりやすく解説していただきます。


専門は「カットではなくカットの教育。」といわれる住吉先生のシンプルで分かりやすい理論とカット教育の新しい形を体感できる貴重なセミナーです。
最前列で何度でもご覧いただき、ご自身の武器として活用してください。





《住吉望先生とは?》




※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくは こちら をご覧ください。


1. セミナーチャート

☑こんなことが学べます
・セニングによるフォルムコントロールと質感コントロールの理論
・ショートでもボブでもミディアム、ロングでもどんなスタイルにもそのまま使えるセニング理論
・多毛でも少毛でも、クセ毛でも直毛でもどんな髪質にもそのまま使えるセニング理論
・チョップカット、スライドカット、エフェクトカットetc…そんな難しい技法は使わなくてもあらゆるデザインを作れるセニング理論

新しい学びと自分自身の糧となる技術を多く得られるセミナーです。ぜひじっくりとお楽しみ下さい。


2. 住吉望流 セニング理論





セミナーのスタートは座学にてセニングに対する考え方・理論を解説。


住吉先生のセニング理論は一言で言うと「どこを どれくらい 減らすか」。


【どこを】 については基本的に次の3セクションに分けて考えていきます。

⑴ オーバーセクション ・・・表面、毛先のコントロール
⑵ ミドルセクション ・・・ヘアスタイルのフォルムを作る、全体の厚み、ウェイトのコントロール
⑶ アンダーセクション・・・アウトライン、すその厚みをコントロール



この3つのセクションを軸に、

⑴ バック
⑵ バックサイド
⑶ サイド
⑷ フロントサイド
⑸ フロント
⑹ バング

に分けてコントロールするのが住吉先生流。


多くの美容師がバックとサイドで分けてしまい、間のバックサイド・フロントサイドのコントロールが甘く、奥行きのあるスタイルを作れていないのが現状と住吉先生は云います。

ぜひ、ご自身の考え方と照らし合わせながらご覧頂きたい内容です。



【どれくらい】については

根元・中間・毛先に分けて考えて、毛先に向かって徐々に先細りになるイメージでコントロールしていくと、自然な毛流れ、自然な質感、自然な束感を生み出します。

徐々に先細りにするここのコントロールを間違えると自然な質感、毛流れを作ることは難しくなります。


根元から徐々に、中間から徐々に、毛先だけ徐々に、さらに根元・中間からだけ減らして先細りにしない。


この組み合わせで5つの質感を作り出すことが可能。

今回はこのセクションの考え方、5つの質感をウィッグでわかりやすく解説していただきます。


3. ショートスタイル





ベースカットの済んだ状態からセニングで質感をコントロールしていきます。


まずは前髪から、もちろんアンダー・ミドル・オーバー3セクションに分けてカット。

アンダー···ラインをコントロール、毛先·中間に隙間感を作って厚みを減らす
ミドル···前髪の重さを決めるセクション、中間部分からある程度減らす
オーバー···表面部分なので毛先だけ減らす

この流れで軽い質感の前髪を作ることができます。


サイドバング···軽くした前髪の質感としっかり馴染むようにコントロールすることが重要。


また、顔周りを軽くするには、ミドルセクションの厚みをしっかり減らすことがポイントです。

ここが残ったままだと奥行きのあるスタイルを作ることは難しくなります。


ミドルをしっかりとれたら、オーバーは毛先だけをコントロール。

ここで重要なのは、毛先の質感を揃えるということ。
毛先の設定を1まで減らした場合は、どの部分も1まで減らして揃える。
これで自然な流れにスタイル作りを実現できます。





サイド···ひしがたのでっぱり部分のため、あまり減らさずに調整。前髪から馴染ませながら徐々に重たく。

ここの意識が重要です。


バックサイド···しっかりボリュームを減らしてメリハリのあるスタイルを作ります。特にミドルはしっかり削る意識を持つことがポイント。

バック···ミドルセクションの減らし方がポイント。
ミドルは上下に分けて、下の部分はよりしっかり減らします。

上の部分は根元から減らしすぎるとウェイトがなくなってしまうので減らしすぎ注意です。

オーバーの下は、ミドルよりは毛先、表面よりは中間から減らし、表面は毛先をぼかすイメージでいきます。


ベースカットとセニングの使い分けは、目指す質感、フォルム、お客さまの好みによって変わってきます。
ぜひそのバランスを意識しながら活用していただきたい内容です。


4. ボブスタイル





ワンレンのスタイルには、座学で説明した毛先だけ先細りを使用します。

なんとセニングだけでワンレンがグラボブに。





このスタイルに関しては、セクションではなくとにかく毛先だけをぼかしていきます。

セニングで毛先をぼかすだけでもウェイトが上がって丸みのあるスタイルを作ることができます。

狙ったフォルムを作るためにいかにセニングはメリットが大きいかぜひ動画にてご覧下さい。


> 次のページでは完成スタイルと動画の一部を公開!



5. 長めボブスタイル





次のスタイルは先ほどより少し長めのワンレン。

ワンレンをひしがたゆるくびれのレイヤーを作っていきます。


ここで、サイドから減らすか、バックから減らすか、住吉先生の考え方について解説をしていただいています。

正面から見たスタイル、つまりデザインポイントであるサイドを先に決めるか。
量の多いバックを先に減らしてその減らし具合に合わせて全体を馴染ませていくのか。

最終的に作るイメージ・デザイン・髪質・毛量によって判断が変わってきます。



基本的な切り進め方はこれまでと同じですが、くびれを作るために、ミディアム・ロングに関してはアンダー・ミドルの量をしっかりとって軽くしていくことが重要。

これにより、ウェイトをトップ寄りに持って行くことができます。


サイドは、バックで作った厚み·質感にあわせてコントロール。





フロントサイドは顔周りから流れてくる髪のスペースを空けるためにある程度軽くする必要があります。


6. ミディアムスタイル

セミナーの最後はレイヤースタイルにセニングを入れて、質感·束感を調整していきます。

基本的な考え方、切り進め方はどのスタイルにも通用します。





前髪から流れて溜まってくる場所、自然に流した状態で重たさを感じる部分をしっかりとセニングでとってあげる。

ここが重要なポイントです。





全てのスタイルが完成です。


7. 最後に

いかがでしたでしょうか?
今回はinvitation 住吉 望先生によるセニング理論とテクニックを盛り込んだカットのセミナーについて執筆させていただきました。


セニングをここまで分かりやすく、詳しく解説しているコンテンツは貴重です。

また、動画内では視聴者の皆様から寄せられた多くの質問にも丁寧に答えていただきました。


しっかり学んでいただいて、今後のトレーニング、お客様へのご提案に活かしていだければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。


住吉望先生、貴重なセミナーありがとうございました。




《住吉望先生のセミナー一覧はこちら》






購入は2021年3月11日23:59まで!


8. 動画の一部を公開



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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!



以上ヘアキャンプでした!

最終更新日: 2021年03月10日

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