2020年09月30日

【誰にでも似合う!?】ツーセクションカットで作るメンズウルフヘアの切り方!

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こんにちは!すっかり秋の雰囲気に変化してきましたね。
ようやくマスクをしていても過ごしやすくなってきました!
 
1年で今の時期が1番好きだと言う方も多いのではないでしょうか?
 
 
さて!無駄話も早々に切り上げまして、
今回は
 

syn齋藤正太 – 誰でも明日から使える。syn original 2section 王道メンズショートの切り方

 
のセミナーダイジェストをお送り致します!
 
 
齋藤先生はInstagramでフォロワー16万人越え、TikTokのフォロワーは24万人越え、YouTube登録者数4000人超えの知名度抜群の美容師です。
 
そんな齋藤先生のイメージはスパイラルパーマなどのパーマスタイルですが、今回はカットにフォーカスします!
 
 
パーマをかけるのにも結局カットというベースが大事なので、カットだけで1時間30分しっかり学べるのは貴重です。
 
 
そして、近年メンズスタイルに特化したサロンや美容師の方も増えてきていると共に、お客様が求めているものもクオリティが上がってきていると思います。
SNSやYouTubeでもメンズスタイルやアレンジが数多く紹介されるようになり、お客様の方が上手いのではないか?と震える機会があります。
 
そんなメンズスタイルに苦手意識を持つ方は必見!
明日からすぐに使えるポイントがたくさんあるので、メンズスタイルが苦手な方はもちろん、引き出しを増やしたい方にもおすすめです!
 
 



 
《齋藤正太先生とは?》

 
 
 
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
 
 
 

1. セミナーチャート

☑こんなことが学べます
・世代を問わず、全ての骨格に合わせる事のできる王道カット技術
・1ヶ月後でもシルエットが崩れない。お客様から喜んでいただけるスタイル
・”必ず” メンズスタイルの苦手が得意に変わるカットのポイント
・お客様のオーダーに合わせて、質の高いスタイルを提供する技術
 
 
 

2. 骨格診断

前回から伸びた状態で丸みが強く出てきてしまっている状態です。
 
 

 
 
まずはドライをしながら手で感じ骨格を診断していきます。前頭骨、後頭骨の形や左右での凹凸の違いなどを見極めつつしっかりとドライしていきます。
 
 

 
 
ドライは毛流れなどに逆らわないでそのまま乾かします。
 
骨格の形や位置を把握することでどこにウェイトを持ってくるのか、場所によってどのくらい梳いたら良いのかを判断していきます。
 
更にドライが終わったら切る前に、毛流れや生えグセも見極めていきます。
 
 

 
 
こうして、頭の形や生え際の位置、毛流れやクセの状態を把握して全体のカットプランを考えるところから施術が始まります。
 
 
 

3. アウトラインの設定

まずはアウトラインから作っていきます。ラインが出るように残していくスタイルなのでアウトラインを最初に決めてどこにウェイトの位置を設定するのかがとても重要になってきます。
 
 

 
 
サイドの耳周りから前髪、バックにかけてアウトラインのガイドを作ってからアンダーセクションとつないでいきます。
 
 

 
 
今回のスタイルはしっかりとアウトラインを強調したいので全部ブラントカットで切っていき、後からセニングやチョップカットで調整。
 
理由としてはチョップカットなどでラインをぼかしながら切ってから後でセニングやチョップカットでぼかしをしていくと、ラインが消え過ぎてしまうからです。
 
 
前髪は生え際の位置をしっかりと確認して割れないように意識していきます。
 
今回のモデルさんのよう前髪が割れてしまいやすいという場合は重めに設定します。
 
 

 
 
例えば、生え際の位置を確認しないで上からレイヤーで前髪につないでしまうと、軽くなってしまい割れやすくなってしまいます。骨格や髪質の見極めがここでも活きてきます。
 
そしてサイド、前髪、バックとアウトラインを設定したらバックからアンダーセクションとつないでいきます。
 
 
 

4. アンダーセクション

バックのアウトラインを設定したら、設定した位置から襟足までをつないでいきます。
 
 

 
 
アンダーセクションの場合はウェイトの位置から襟足までをすくい、刈り上げでつないでいきます。
 
 
その後にアンダーセクション襟足付近のアウトラインを作ります。
ここでもしっかりとブラントでラインを出してからチョップカットで少しぼかします。
 
 

 
 
チョップカットでぼかす際は毛流れを意識して入れることでラインを残しつつぼかせるようです。
 
また、アウトラインをしっかりと出すためには、生え際の産毛や上に向かって生えている毛が邪魔をしている場合があります。
 
 

 
 
そこをしっかりとトリマーで取ることで、ラインを整えた毛先が肌の上に透けてアウトラインがよりキレイに見えてきます。
 
ショートのスタイルにおいて襟足のデザインはとても重要です。
襟足の作り方は方法を1つ習得すると様々なスタイルに応用させることもできます。
 
是非しっかりと観てもらいたいポイントです!
 
 
 

5. オーバーセクション

オーバーセクションはトップからの長さがまだそのままなのでほぼワンレンの状態です。
 
ここからグラデーションを入れてぼかしていきます。グラデーションの位置は見て、ウェイトの高さをイメージして決めていきます。
 
 

 
 
横で切ってグラデーションのガイド作ってサイドからバックのグラデーションの位置を決めます。
 
その後に縦に引き出しトップからのグラデーションをつなぎます。
この時注意しなければならないのは、つむじの流れに合わせてトップとつなぐということ。
 
 
例えばバックを切っている際に、フロントに落ちるべき場所もバックに引き出して切ってしまうとせっかく重めに設定た前髪にレイヤーが入ってしまい割れやすくなってしまいます。
 
そのため、つむじの毛流れに合わせて無理に引っ張ってこないようにしましょう。
 
 
全てをキレイにつないでいくことが正解では無く、お客様の悩みや要望に合わせて切っていくことが大事なんですね。
 
 
 
トップも同様に横に引いて平行につないだら縦にグラデーションをチェックしていきます。
 
 

 
 
最後に重さが溜まりやすい所をチョップカットで調整します。アウトラインをしっかりとブラントで設定してからチョップカットで調整するのでラインが残ってくれるのですね。
 
 
 

6. 質感調整

質感調整はまず全体の量感をセニングで取っていきます。
ここで齋藤先生がよく口にしていたのは、色味を見ながらセニングを入れていくということ。
 
 
触って重さが溜まりやすいポイントを見極めるのも大切ですが、目で見て色味を見ながら梳いていくことも大切なんですね。
 
 
そして、この量感調整も骨格を意識して入れています。
ウィッグとは違って人頭の場合、左右で骨の出ている場所が違ったりします。
 
 

 
 
その際に、出ている方はしっかり重さを根元から取る、へこんでいる方は中間から毛先で入れるというように調整することで、結果的に左右が均一に見えるようにしています。
 
 
齋藤先生が質感調整をする際は、全体の量感を取るのはセニング、特に根元から中間で取りたい場合はレザー、毛先ならチョップカットというように分けているそうです。
 
それをふまえて、全体の量感を調節して更に根元から中間で取りたい場所はレザーで取っていきます。
 
 

 
 
そして、サイドの量感を取るには後ろに流したいのか前に持っていきたいのかでセニングやチョップの入れ方が変わります。
 
今回のモデルさんは前に流すので、流したい方向が長くなるようにセニングやチョップカットを入れます。
 
 

 
 
アウトラインの設定から質感調整までラインを残すことを意識してデザインを作ってきているので、ラインは出るけど重過ぎず適度に隙間もできて柔らかくラインが出てくれるのがとてもカッコ良いですよね。
 
 

> 次のページでは完成スタイルと動画の一部を公開!

 
 

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