2020年10月14日
ショート比率99%の圧倒的信頼!どんなくせ毛も似合わせ可能!アイロン卒業ショートの極意大公開
今回は10月12日に放送された
「nex 村田勝利― くせ毛も活かせる、アイロン卒業ショート!」
の様子をTamariがダイジェストでお届けします!
今や世の中の多くの美容師がSNSでブランディングを行うのが当たり前となり、Instagram上では、無数のヘアスタイルが発信され、その中で突出したものを生み出すことがなかなか難しい時代。
また、美容業のみならず、多くの業種で新規顧客を集めることが難しい時代。
そんな時代の中で求められるのは、「自分自身が何を得意としているのか」の発信力。
また他店では叶えられなかったお客様の希望に添った施術の提供・お悩みの改善によるリピート率のUP。
つまりは固定客の確保が非常に重要だと感じます。
今回の講師である村田先生は、なんと現在ショート比率99%以上。
ずばりショートという分野に特化したスペシャリストです!
さらに年齢層も10代~70代と幅広く担当し、年代を問わず、お客様へ確実な似合わせを届ける超実力派アーティスト。
お客様がアイロンを使わずに毎日スタイリングができる、毎朝楽に可愛く決まるショートスタイルの極意を、実演・解説していただきました。
今回は、かなりくせも強く難易度S級モデルさんが登場します。
一般的なセミナーではなかなか目にしない髪の状態からのスタート。
特にショートカットに自身の“こだわり”を持つ皆様だからこそきっと分かる、村田先生の“技術”。
年間5000名以上を担当する村田先生のこだわり抜かれたショートスタイルをインプットし、お客様の満足度、リピート率をぐっとUPしましょう。
ぜひじっくりとお楽しみ下さい。
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・ディスコネクションカットを使ったスタイル作り
・くせ毛を活かしたスタイリング法
まずは今回のモデルさんのbeforeの状態をご覧頂きます。
皆様いかがでしょうか?
通常の営業で同じ状態のお客様が来店されショートのオーダーをいただいた時、どのように対応されますか?
アプローチは様々あるにせよ、かなり難易度の高いお客様であることは間違いないかと思います。
2. スタイルの土台となるブラントカット
カットのスタートは、後頭骨の一番でっぱっている部分に対して真っ直ぐ分けとっていきます。
今回のモデルさんは襟足に目立った生え癖はないので難しいことはせず、簡単にブラントカット。
襟足の生え癖が強いお客様の場合は、襟足を長めに設定してカットをしていくことが重要です。
次は、ミドルセクションです。サイドまで真っ直ぐとり、高さだけしっかり合わせてからカットしていきます。
ミドルまではブラントカットでオーバーダイレクションをかけてカットしていきます。ここでしっかりした土台を作っていきます。
ここからオーバーセクションにはいります。
今回のモデルさんの場合、かなり問題の多いセクションになります。
写真の通り、毛量がとにかくない、かなり短い状態です。
イメージするのは、乾かした後にどこの位置に納めるか。
そこを意識しながらレイヤーを入れていきます。
ミドルはすでに短い状態なのでブラントカットで切っていきます。
なるべく削がなくていいように深くいかない。
ここがポイントです。
前髪は自然に落ちる位置に放射状に流していきます。
一度放射状にといたらあまり根元からコーミングせずスライドカットで切っていきます。
ここからレイヤーをいれていきます。基本的には角をとる。そのイメージだけでOK。
3. ディスコネクションカットを使ったスタイル作り
この後、ディスコネクションカットです。
モデルさんのくせ、毛量にあわせてとりわけてから、シェープは高く引き上げて、透けてる部分に対してスライドカットでレイヤーをいれます。
バックサイドも同じようにカットします。
写真のエリアは、ウェットでセニングを入れていきます。
耳後ろだけは根元近くからセニングで軽くします。
アンダーのみセニングで質感を作ってからここで一旦乾かします。
ドライはハンドブローで、分け目はつけずに、地肌をしっかりこすって、根元に風と熱を送ってあげる。
いろんな方向からドライヤーを当ててしっかり乾かすことをお客様にもお伝えします。
ドライ後は、セニングで毛先だけを半開きで軽く取って、質感を出します。
襟足はスライドカットで詰めていきます。
最初にある程度はさみで色をつくって、そのあとレングスを詰めていく。
そうするとカットラインがぱつっと出ず自然な先細り感が生まれてきます。
もみあげの部分は、ワンフィンガーのエレベーションで少し捻ってとって中間をカットすることで、より前下がり感が出る絶妙なバランスを生み出すことに成功します。
あとは重たい部分をとって色を合わせて、アンダーに対して積み重なってくるミドルとオーバーの長い部分はスライドカットでとっていきます。
最初から長さを決めてカットしていくのではなく、長さをある程度残した状態でくせのつよい部分にアプローチすることで、問題点を一つずつ解決していくのが村田先生流。
必見のテクニックです。
前髪はしっかりオーバーダイレクションをかけて出てくる部分をカット。これで馴染んできます。
最後は、質感をいれたい部分にスライドカットで仕上げていきます。
スタイリングなしの状態でもかなり収まりのいい状態まで仕上がりました。
これが村田先生のくせ毛も活かした、アイロンも使わない再現性の高いカットの真骨頂!
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