2021年11月24日
世界最高峰のカットを学ぼう。SASSOON ACADEMY × HAIRCAMP
こんにちは詩歌です。
待ちに待ったイギリスのサスーンアカデミーとヘアキャンプのコラボライブが、ついにオンエアとなりました。
今回は2021年11月22日に放送された
「SASSOON ACADEMY × HAIRCAMP ─ Mark Hayes マークヘイズ “世界屈指の揺るぎない技術”」
の様子をダイジェストでお届けいたします。
15年ほど前、地元岡山の片田舎、当時の私の通学路に突然おしゃれなヘアサロンができました。
それまで美容室に良い思い出が一つもなかった私は、これは最後のチャンスかもしれない…とオープンしてから1週間ほどでそのサロンを訪れます。
まさにこのサロン、私がのちにサスーンアカデミーの名を知ることになるきっかけとなった場所で、そこで私は生まれて初めて「カットだけで髪がまとまる」という経験をします。
現代の美容技術の礎となっている、SASSOONのClassic Cut。
現在でも世界各地から美容学生が技術を学ぶためにアカデミーの門を叩きます。
どんなに動いても美しくまとまるスインギング・ヘアから58年。
現在サスーンアカデミーの最高責任者であるマーク・ヘイズ先生をお迎えして普遍的なスタイルを融合させた今最もトレンドな、そして同時に最もトラディショナルなカットを見せていただきました。
世界中で教鞭を払われているマーク先生に習うことのできるまたとないチャンスですので、お見逃しなく!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・スタイルの背景にあるインスピレーション
・ヘアファッションとの関連性や影響
・技術的な創造のプロセス
・最も効果的に実現するための一般的で洞察に満ちたガイド
・カラーテクニック理論
・使用する色の深さやトーンの計算式
2. デモンストレーションスタイル
今回のデモンストレーションでは、レイヤースタイルを基本に少しボブの要素もあるショートスタイルのカットを見せていただきます。
ツイギーとナンシー・クワンが夢の共演です。
サスーンカットにおいて大切なメソッドであるABCを元に、マーク先生が準備してくださったダイアグラム通り切り進めていきます。
3. バック・サイド
まずはバックのセクションからカットします。
美しくセクショニングされた髪の毛、そして正確なコームワークで、頭に沿って真っ直ぐのラインを分けとりカットしていきます。
1度櫛を通すだけでまるで定規で線を引いたような美しい直線が現れるマーク先生のテクニックを見ると、昔カットの上手い先生に2度以上コーミングするのは素人。とバッサリ斬られたことを思い出しました。
バックを切り終わるとサイドを切っていきます。
最近は頭の丸みに沿って切ることばかりを考えていて斜めにスライスを取ってみたり、複雑なブロッキングでセクションを繋いでみたりと迷走していましたが、サスーンカットにおけるセクションのつなぎ目は至ってシンプルです。
シンプルにすることで再現性のあるカットになり、安定したクオリティを担保できることを再認識しました。
4. トップ・ドライアンドブロー
サイドが切り終えられたらトップを切っていきます。
ここでも迷ってしまいがちなバングの部分、最も自由に動かせるつむじ周りの髪をどのようにカットしていけば良いシルエットになるのかが見どころです。
トップの3つのセクションを異なるレングスにカットするテクニックが出てきますが、こんなにもディスコネクトされているのにコームスルーすると頭にピタッとフィットするのが不思議でなりません。
カット後は毛流れに逆らわないようにブラシを使ってブローして仕上げにドライカットで調整します。
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