2021年08月06日
既矯正毛、徹底攻略!カットと矯正で作る美シルエットショート。

こんにちは、ユーガです!
梅雨も明けて、かなり暑くなって来ましたよね。
日差しとマスクで滅入りそうな今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
美容室に来店されるお客様も、暑いから短く切りたい!
と、いう方も多いのではないでしょうか?
しかし、バッサリ切る時に一番気になるのが、髪の履歴ですよね。
特に、この梅雨明けの時期は、縮毛矯正の履歴がある方が多い印象です。
正直、縮毛矯正された髪をバッサリショートに、なんてオーダーが一番難易度が高い施術ではないでしょうか?
苦手とする美容師さんも多いはず。
分かります…毛先が馴染まなかったり、丸みを付けれなかったり、何かと難しいですよね。
今回のセミナーは、そんな難易度の高い施術を完璧にこなしてしまう先生の登場です!
題して、
nex 村田 勝利 宮本 栄一 ─ 丸みを付ける美髪矯正×矯正攻略ショート
こちらのセミナーをダイジェストでお送り致します!
縮毛矯正とカット、それぞれのスペシャリストの技術が1本で見れるセミナーはこれだけです!
見逃し厳禁ですよ!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・仕上がりから考える、薬剤選定
・柔らかさを出すカット方法
・骨格、髪質から考える似合わせ
まずは、モデルさんのBeforeがこちら。
縮毛矯正に履歴があり、かなりシャキンシャキンに伸びてしまっている状態。
内側は根折れや癖が戻っているところもあり、毛先に黒染めもあるという、かなり難しい履歴です。
ここからどれだけ柔らかく、馴染むスタイルになるのか楽しみです!
2.毛髪診断、薬剤塗布
まずは宮本先生の矯正から。
宮本先生は必ず、ウエットにして履歴を確認するそうです。
こうすることで、お客様本人でも気づいていない髪の状態や履歴をしっかりと診断することができます。
今回のモデルさんもぱっと見、全て地毛に見えますが、ウエットにして透かすことによって毛先のカラー履歴が分かりました。
履歴を知っておかないと大事故になりかねません。必ずしっかりと診断していきましょう。
そして、なんといっても今回の見所は柔らかくする矯正というところ。
シャキシャキにかけられた矯正履歴をショートが切れる状態まで持っていくことなんてできるのか、と思いますが
しっかりとした技術と知識があれば可能だと宮本先生。
既矯正毛にアタックする時に大事なのは、熱に対する考え方です。
一度しっかり矯正されている髪に熱で変化をつけようとすると、負担がかかりすぎますよね。
なので熱の要因が強い酸性域ではなく、薬剤の要因が強いアルカリ域でならアプローチ可能なことが多く、
これはビビり毛でも同じことが言えます。
また、還元剤の選び方も重要となってきますが、今回はスピエラを中心に使った施術をされていました。
薬剤にはあまり詳しくないから、お店にある薬剤でなんとなくやってしまっている方も多いのではないでしょうか?
しっかりとした薬剤知識をつけて、お客様を綺麗にしていきましょう!
3.アイロンワーク
1剤を流した状態がこちら!
すでに丸みがあり、柔らかくなっているのが分かりますよね。
これぞ熱に頼らない矯正、ではないでしょうか。
アイロンワークではしっかりと丸みを意識していきます。
プレスの力加減やアイロンを入れる角度など、随所に宮本先生のこだわりが見えました。
また、短い髪のアイロンで難しいネープの処理もしっかりとお見せ頂いています。
根折れしないコツや、トップの丸みの付け方など、これを見れば明日からアイロンワークが得意になること間違いなしです!
4.カット
矯正が終わり、村田先生のカットに入ります。
宮本先生の完璧な矯正の後ですが、前回のカット履歴など、やはり難易度が高いカットなのは間違いありません。
バックから斜めスライスで切り進めます。
村田先生はゴールデンポイントを起点に、カットを展開されていました。
それが前すぎると一気に古いシルエットになってしまうので注意が必要です。
サイドのカットでは村田先生の真骨頂でもある、コンケーブカットを披露頂きました。
ウエットの状態から、矯正毛ということを忘れるくらい馴染んでいます!
また、一番残したい顔まわりの毛が長く残るカット技法なので、今時のショートにはなくてはならないカット技法ではないでしょうか?
ウエットカットが終わった段階で、Beforeとは全く違います!
さすが村田先生、モデルさんの骨格に合わせた顔まわりのカットも見所ですよ!
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