2021年11月22日

枝村先生に学ぶ、究極のベーシックカット

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「んー・・・なんか美味しくない!」
 
料理の味付けをする時、塩胡椒を入れずにいきなりソースだけに頼る。
すると、どこか締まりのない、味気ない感じになった経験はございませんか?
 
“ベースの味付けの大切さ・・・”
 
今日はそんな事に通ずる時間です。
 
 
こんにちは、綴りストことSugaです。
 
今回は2021年11月22日に開催された
 
PATINA 枝村仁 究極のベーシックカットを学ぶ
 
の様子をダイジェストでお届けします。
 
 

 
 
枝村先生曰く、カットを始めた当初はベーシックカットが好きでなかったそうです。
 
しかし、人へ伝えるために見直す機会があり、改めて勉強されたと。
 
今では、多様なデザインを生み出す根幹として、絶対に欠かせない部分だと仰います。
 
そして、2021年11月には枝村先生による、
新時代におけるベーシックカット本も発売されました。
 
 

 
 
多くの方が、カットに対して色んな悩みを抱えている事と思います。
 
・可愛く切れない
・写真の通りコピーして切れない
・カットが遅い
・セニングが苦手
・収まりの悪いスタイル
・襟足が暴れる君
 
などなど、言い出したらキリがない程の壁。
 
けれど、立ち返ってみると“ベーシック”が大概のことを解決してくれている事に、気づくと思います。
 
プロとして、
自分の技術を言語化できるか?
“再現性”をもった仕事ができるか?
 
それって凄く大切なこと。
 
カットを極めていくためには、通らなければならない険しい道。
このセミナーを通して、枝村先生に導いていただきましょう。
 

 



 
《枝村仁先生とは?》

 
 
 
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
 
 
 

1. セミナーチャート

☑️こんなことが学べます
・究極のベーシックカット
・スタイルの幅の広げ方
・ベースカットへの理解
・セニング理論
・縮毛矯正毛に対してのカット方法
 
 
 

2. ウィッグカット

まずはウィッグを使って展示して頂きます。
 
スタイルのライン、ボリュームゾーン、フォルムコントロール、襟足や顔まわりの透け感など、
“狙った通り”に切れるか?これがとても大事になります。
 
 
一つ一つ理論があり、理解して切ることでデザインへの説得力が増します。
 
今回の枝村先生のベーシックカットでは、
スタイルを構成する、アンダー・ミドル・オーバーとそれぞれのセクションで考えていきます。
 
 

 
 
・アンダーセクション→ラインやウエイトを形成
・ミドルセクション→ボリュームとフォルムを形成
・オーバーセクション→綺麗に見せる部分
 
 

 
 
効果を理解して的確に切る事で、セニングを入れずとも、まとまりのあるスタイルを構築できます。
 
 

3. モデル、ベースカット

ウィッグと同じスタイルに切り進めていきます。
 
その前に、beforeの確認。
 
 

 
 
最後にカットをされたのは3ヶ月前。
酸性ストレート履歴のあるモデルさんす。
バックが右に跳ねやすく、ハチがはり後頭部はペタンとしやすい骨格。
 
酸性ストレートで柔らかく仕上がっているとも、難易度は高めな状態です。
 
 
サロンワークにリアルに直結するテクニックになります。
 
お客様の悩みはどこに顕在しているか。
そこへの対処法はどうすべきか、細かに解説してくださっております。
 
 

 
 
・跳ねないように
・締まりのある襟足に
・後頭部がフワッとするように
・矯正毛のようシャキンとしないように
 
それらが起きてしまう原因は皆説明できますか?ベーシックがほとんど解決してくださいます。
 
現に、ベースカット終了時にはこの状態。
 
 

 
 
“ここにはもう、丸みしかないです”
 
自然な重なりが織りなすバランス。
ベースの時点でここまで持って来さえすれば、質感や量感調整に多く時間が割けます。
 
 

4. モデルさん質感、量感調整

セニングと聞いてどのような事を思い浮かべますか?
 
・量を軽くする
・動きをだす
 
この辺までの表現ではないでしょうか?
 
枝村先生のセニング理論では
・軽くする
・浮かせる
・立ち上がらせる
・曲げる
・関節を折る
・毛流れをだす
 
このような表現が飛び交います。
 
 

 
 
各セクションごとに、切っていい部分とそうでない部分があり、その“切り方”すらも違います。
 
デザインのクオリティを上げていくためには、この作業にどれだけ時間を費やせるかが鍵。
枝村先生はセニングをしながら、髪の毛1本1本に命を吹き込んでいきます。
 
 

 
 
いや、既矯正毛なのにホントによく曲がる!
 
しかも解説も分かりやすいので、サロンワークに落とし込みやすいです。

 
 
 

> 次のページでは仕上がりと動画の一部を公開!

 
 

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