15分で切れる!?ボブ特化型美容師によるアイロン無しでもまとまる!ショートでもない、ショートボブでもない、ど真ん中ボブ!!
カット ミディアム
2020.09.22

こんにちは!ライターの秋山です。
9月も半ばに入り、だんだんと気温も涼しい日が増えてきましたね。
夏は暑くて結ぶことが多い方も、涼しくなるにつれてバッサリ切りたい!と、いう方も増えてくるころ。
そんなオーダーが増える前に、改めてオーソドックスなボブのスタイルを見直してみませんか?
今回はショートやボブのスタイルを求めて予約が殺到する、
sand S 我部 友希先生による
「3年間で1万人ボブを切って辿りついたスタイル“半日で予約が500件埋まるボブのシルエット」
セミナーをダイジェストで伝えさせて頂きます。
我部先生は当時ショート推しであったサロンでボブを切り続け、我部先生自身ボブのお客様が増えると共に、今ではsandのサロン全体でボブを求めてお客様が殺到しているようです。
また、ミニボブやぱつっとボブの産みの親でありInstagramでは3万人に迫るフォロワーという人気ぶり。
そんなボブ特化型美容師による、ショートでもないショートボブでもない”ど真ん中ボブ” を磨きに磨いて辿りついた、ボブの全てを学べます。
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくは
こちら
をご覧ください。
1. セミナーチャート
・絶対に前上がりにならないカット方法
・自然と内側にまとまるカット技法
・サイドだけじゃない正面からも求められるシルエットの切り方
・ハイライトを入れたように見えるスタイリング方法
2. 1人目ウェットカット”アンダーパート”
1人目のモデルさんは10センチ以上バッサリカット。
長さ設定は外ハネも内巻きもできる、あご下より少し長い前下がりボブにしていきます。
まずはネープ部分から。
ここは生えグセが強い方が多いパートなので一線目は厚く分け取らないようにしましょう。
ボブを切る上でこのアンダーパートのベースカットはとても大事なんだそうです。
ベースカット時点でキレイにイングラーデーションで切ることで自然に内巻きになります。
そういった土台をベースカットで作ります。
横に切ったらその後は縦に引き出し丁寧にイングラデーションを入れてカットしていきます。
細かくイングラデーションを入れることで手数は増えてしまいますが、そこは丁寧にこだわって切ってもらいたいポイントだそうです。
3. ウェットカット “ミドル〜トップパート”
ミドルからトップパートはそのまま積み上げていくように切っていきます。
ただし、ここでも丁寧に細かく切り進める事でアイロン無しでもスッとまとまるのだそうです。
このパートでの気をつけているポイントは、左右の毛流れの違いによって落ちる場所が違うので、しっかり見極めてイングラデーションを入れていきます。
もう一つのポイントはサイドを切るときです。
前下がりのサイドを切る際には、お客様に真っ直ぐ前を向いてもらわないとキレイに切れません。
サイドを切る際にはお客様にも協力してもらいましょう。
切り終えたらドライしていきます。
ドライの時に意識していることは、自宅でも手軽に仕上がりを再現できるように、お客様から見て難しく見えないようにしているそうです。
サロンでは写真映えするようにブラシでツヤを出しふんわりと仕上げていきます。
スタイルをより良く見せるための一工夫です。
4. ドライカット
ドライカットは主にセニングで切っていくことがほとんどだそうです。
我部先生曰く、ベースカットよりも重要なのがセニングカット。
今回のセミナーでも2人目のモデルさんはセニングのみにフォーカスして詳しく解説しています。
セニングはそれだけ、自然とまとまるボブには必要不可欠なんですね。
削ぎを入れるポイントは2人目のモデルさんの所でまた伝えていきます。
全体的にセニングを入れて量感を整えたら、改めて毛先のラインを整えていきます。
ここでよりパツっとボブのラインを強調していくのですね。
まとまりにくい場所を見つけながら細かくイングラデーションを入れ直してチェックしていきます。
仕上げに内側のボソッと出てくる細かい髪を引き出しチェックカット。
このチェックカットはトリマーで手早くやるようにしているそうです。
> 次のページでは完成スタイルともう1スタイル、動画の一部を公開!
5. 1人目仕上げ
仕上げはシンプルでナチュラルにオイル仕上げ。
オイルの付ける順番にもこだわりがあり、サイドの内側もみあげあたりから最初に付けて、バックの内側から最後に表面と付けていきます。
そうする事で、しっかりと抑えたいボリュームは抑えつつふんわりと仕上げたい場所はふんわり感を残すことができます。
これでアイロン無しの仕上がりは本当に素敵ですよね。
お客様目線でも明日からこれが自分でも出来ると思うと感動間違いなしです。
6. 2人目セニングカット
2人目のモデルさんはすでにベースカットは終えていてドライカットから始めていきます。
セニングのポイントは必要な部分を見極めて毛先までしっかりと入れること。
そんなセニングを入れるポイントを6つのゾーン分けて考えて毛量を調節しています。
根元から毛先までセニングを入れるところ、毛先だけ入れるところなど必要な箇所に必要な軽さを出すことで軽いけどまとまるボブになるのです。
ショートスタイルの場合スライドカットなどで毛量を調節することもあると思いますが、我部先生はあえてセニングを選択しているそうです。
理由としては時短になるから。
と言っても、時短になるからと適当にパパッとやれるということではないのです。
スピード感のある施術の中に、ゾーン別にセニングの入れ方を変えたり顔周りは逃すように入れたりと、丁寧且つ理論を持ってセニングを使っているからこそ実現する時短です。
7. 2人目仕上げ
ハイトーンカラーでブリーチ履歴のある髪の状態でもキレイにまとまってますね。
重そうなシルエットなのにすごく軽くまとまりやすくツヤも出るというボブの欲しいポイントを総取り。
オイルの付け方は1人目と同様に。
ハイトーンの場合毛質が吸い込みやすいのでより、しっかりと付けるのを意識しましょう。
そして、撮影のポイントも解説。
スマホの角度とレンズの高さを意識するのだそうです。
撮影しようとする時に無意識にスマホを構えると、傾いてしまっていることが多いそう。
そうすると上からの角度にスタイルが取られてしまうため、しっかりとスマホの角度を起こして平行に撮るようにするとキレイに撮れるそうです。
その際は真正面よりも少し横にズレて撮って下さい。
また、レンズの高さの位置はカットラインの位置まで下げるとボブのシルエットをキレイに写してくれるそうなので是非試してみてくださいね。
8. 終わりに
如何でしたか?
1時間で2人のモデルさんを解説しながら仕上げるというスピード感。
リアルサロンワークでもベースカット7分、セニング5分を目指して切っているそうです。
ベースカットでもドライカットでも丁寧に細かくこだわるポイントを抑えて、理論や経験で迷いがない分一つ一つが手早くできるのだと思います。
ボブにこだわり続けた我部先生の技術や考え方が聞けるなんてとても贅沢ですよね。
改めて一つのことを極めるという凄さを感じました!
我部先生、本日はありがとうございました!
9. 動画の一部を公開
ヘアキャンプでは
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オンラインサロンを見るここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
以上ヘアキャンプでした!
最終更新日: 2020年09月22日
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