2021年12月10日
美容技術の本質に迫る!カットとカラーで魅せる、時代に左右されないデザイン。
こんにちは、ユーガです!
早速ですが、今回は、
three ムラタサダヒロ / bloc japon 山本洋史 ─【Special collaboration】 技術、極まる。”美容師の本質を学ぶ”
の様子をダイジェストでお送り致します!
日本を代表する美容師と言っても過言ではないお二人の豪華コラボレーションセミナー。
時代が変わっても揺るがない、美容技術の本質に迫るセミナーで、どの世代の美容師さんでも必見の内容です。
たくさんの情報が飛び交う現代だからこそ、本質は何なのか、そしてそれを表現するにはどうしたらいいのかをお二人の美学に基づいてお話いただきました。
もっと上手くなりたい、お客様から支持されたい、そんな美容師さんには特に見て頂きたいと思います!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・バランスを捉えたカット技法
・ハケの使い方の基本
・カラー選定の考え方
・melting技法
2. カラー塗布
セミナーはムラタ先生のカラー施術から幕開けとなりました。
すでにベースは事前に仕込んでいただいており、今回はシャドウルーツで施術を行います。
とろけてしまいそうな滑らかなグラデーションを作るためには、スピードと塗るタイミングが大事とムラタ先生。
おそらく、初めて見た方はそのスピードに驚くのではないでしょうか?
その秘密は、スライスの少なさ、ハケの使い方、コーミングのタイミングなど、全てを理論的に考えた一切の無駄がない見事な施術にあります。
施術中にもいくつもコメントが寄せられましたが、オンカラー時のお悩みの根底には「塗布の時間」が隠れていることが多いのだそうです。
「なんだかうまくいかない…」
そんなときは漠然と練習を繰り返すのではなく、一度当たり前にしていたひとつひとつの動作を見直してみるのも手かもしれません。
また、場所によって色の入りが違った場合のリカバリー方法なども解説頂きました。
ミスや間違い、想定外のことが起きた時に、対処ができるか出来ないかで美容師としての幅も広がってくるのではないでしょうか。
基礎から応用まで、シャドウルーツの技術について余すことなく学ぶことができます。
3. ウイッグカット
山本先生からは、初めにウイッグでカットを解説して頂きました。
山本先生の今回の施術にあるのは、「カラーに対して髪をデザインする」という考え方。
髪がどこに落ちるのか、動く毛なのかそうではないのか、
カットテクニックというよりも髪をデザインするテクニックという方がが合っているかもしれません。
基礎や考え方の部分に触れたら、いよいよモデルさんの髪をデザインしていきます。
4.モデルカット
ムラタ先生の完璧なグラデーションのラインに合わせて、山本先生のカットが施されます。
特に見て頂きたいのが顔まわり。
顔周りは前の方に引き出して切る、と習った方も多いのではないでしょうか?
ですが、よくよく考えるとそれでは髪は自然な場所に落ちず、予期せぬところから髪が飛びだしてきた、なんてことも珍しい話ではないと思います。
山本先生のカットは、肩のラインまでは自然に落とし、肩から下、普段生活していて動く部分から毛の流れを作ってデザインをしていくカットです。
確かにこれなら仕上がりの状態に近い形で顔まわりを作ることができます。
髪を下ろしてきた時に見えなくなってしまうフェイスラインも、デザインしていく上では無視できないポイントです。
見える部分、見えない部分、全てをモデルさんに合わせた形で意識することで、美しいデザインに仕上げることができるのです。
ウエットの段階でも骨格に沿っているのがわかります。
レイヤーもカラーに合わせたバランスで入れていきます。
レイヤーの繋ぎ方も、どうなればモデルさんの合うか、デザインがよくなるか、そういった視点から見たポイントを余すところなく解説頂きました。
終始、はっとさせられるような、カットの本質をとはなんなのかを問う内容です。
技術も考え方も、見逃し聴き逃しは厳禁です!
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