全ての美容師へ!基礎を見直してベーシックカットをアップデートせよ!

カット ミディアム

2022.05.19

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『あなたのカット、同じ美容師に見せれますか?』


このように聞かれて 「はい!」 と答えられる美容師は少ないと思います。


こんにちは!現役美容師ライターの宇井(うい)です。

今回はロンドンで学んだカット技術を武器に、新しいベーシックカットを追求する GARTE代表 ATSUTOSHI先生 をお招きしました。

ベーシックカットは、全ての美容師が学ぶカットの基礎です。

「基礎がしっかりしてこそ応用!」だと美容師なら誰しも理解しているはず!

しかし、スタイリストになると基礎を疎かにする美容師が多いのも事実。

今回の内容はアシスタントからオーナークラスまで基礎を学べる、完全保存版になっています。




《ATSUTOSHI先生とは?》




※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくは こちら をご覧ください。


1. セミナーチャート

☑️こんなことが学べます
・ベーシックカットの基礎
・カットの考え方
・髪の長さのコントロールの仕方
・エレベーションとは?
・オーバーダイレクションとは?
・ATSUTOSHI流のブローのやり方
・重さの中に軽さを出すテクニック


2. ヘアースタイルのbefore&after

始めに仕上がりのbefore&afterを紹介します。
今回のテーマは 【姫カットのウルフヘアを作る】 です。

こちらがbeforeです。





そして、afterがこちら。




このウルフカットは、セニングを一切使わずカットしています。

ATSUTOSHI先生独自のベーシックカットで作られるヘアスタイルは、セニングがなくとも髪に躍動感を与えます。

これがATSUTOSHI先生が考える、新しいベーシックカットです。

早速、ベーシックカットをアップデートしていきましょう!

3. 髪型で切り方を暗記する時代はもう終わり

【髪の長さをどう残すかだけを考える】


スタイリストにありがちなのが、カットの知識を取り入れすぎて頭でっかちになってしまうことです。

ATSUTOSHI先生は「みんな自分自身でカットを難しくしている」と言われます。

まずは【髪の重さ=長さ】とシンプルに考えてみましょう。

長さをコントロールできると、髪の重さも自在に操ることができます。

長さをコントロールする方法は2つ

「エレベーションとオーバーダイレクション」

髪を上下に持ち上げることで縦の形【フォルム】を形成するのが エレベーション

一方、髪を前後に引き出して横の形【シェープ】を形成するのが オーバーダイレクション です。




ATSUTOSHI先生は、髪をコントロールするには「この2つを使うだけ」と仰います。

この2つを覚えれば自由自在にヘアスタイルが作れると。


エレベーションで持ち上げる角度によって、カットテクニックの名前が3つに分類されます。

・ワンレングス
・グラデーション
・レイヤー


エレベーションは、これら3つによる 縦の形【フォルム】 を形成します。
ワンレングス、グラデーション、レイヤーの解説もわかりやすく資料を使って説明していただいております!


オーバーダイレクションは引き出す位置によって、髪の量をコントロールできます。





画像に書いてあるように引き出す位置は、4つのセクションに分けられます。

カットをする上でオーバーダイレクションは、必須の技術です。
しっかり覚えておきましょう。


エレベーションとオーバーダイレクションは2つとも同じ髪をコントロールする手法です。

どちらも説明だけ聞くと別物のような気がしますが、実は頭を倒すと髪の落ち方は同じなんです。

髪の長さをコントロールする上では変わらないということですね。
ここの考え方も本編で解説されているので、ぜひチェックしてみてください。

4. ウルフヘアのアクセントになる姫カットのベースを作る

【ノンテンションで鋭い姫カットを作っていく】

それではATSUTOSHI先生による、ウルフカットのデモンストレーションに入ります。

顔周りの姫カット部分は、ワンレングスに切っていきます。

スライス幅は1,5cmが目安ですが、毛量が多い人は1cmでカットするそうです。





ATSUTOSHI先生のカットは、とにかく丁寧です。
パネルを1つずつ積み重ねてヘアスタイルを作っていきます。

さらにATSUTOSHI先生はカットの際にダッカールはあまり使いません。
なぜなら、ダッカール痕が残る可能性があるためです。

この姫カット部分は、ドライ後にまたカットしていきます





5. ウルフカットの肝!バックのレイヤー部分をカット

【エレベーションとオーバーダイレクションを活用】

ウルフカットで大事な襟足のレイヤー部分をカットしていきます。

ここのセクションがウルフカット特有の襟足のくびれ部分です。





どのくらいのレイヤーを入れたいかイメージしながら、エレベーションでカットしていきます。

みつ襟部分はカットラインに穴が空かないように、オーバーダイレクションを使います。

この部分は非常に重要なポイントなので、動画を見返しながらチェックしてみてください。

最後にバックをトップと繋げてカット終了です。
トップの長さ設定に今回のスタイルに対するATSUTOSHI先生のイメージが再現されていました。
こちらも一緒に要チェックです。

6. ドライの仕方も重要

【ATSUTOSHI先生独自のドライ方法】

ATSUTOSHI先生は「ラップブロードライ」と「テンションブロードライ」の2つの乾かし方でブローをします。

この乾かし方をすることで、髪の生え方のクセが整っていきます。





近年ではブローをせず、ハンドブロー派の美容師も多いです。

しかし、ハンドブローはあくまでブローができてからの応用です。
ATSUTOSHI先生の動画でブローの基礎をしっかり押さえておきましょう。

7. ドライカットで質感を作る

【セニングは必要なときのみ】

ブローをしっかりするとウェット時よりも、ヘアスタイルの全体像が見やすくなります。

ここからは質感調整と顔周りのカットです。

ATSUTOSHI先生は、毛量が多い人以外はセニングを使わずカットをしていきます。
その理由はセニングによるパサつきを防ぐためです。

決してセニングが悪いというわけではありません。
ATSUTOSHI先生は「ケースバイケースでセニングを使い分けることが重要」と仰います。

前髪もATSUTOSHI先生のイメージでギザギザ感を演出します。






姫カット部分の真っ直ぐなラインに対してフロントのギザギザ感が目をひきます。

8. 仕上げのスタイリング

【感覚を大切にする】

ドライカットが終わったら、最後にコテで巻いてスタイリングをしていきます。

コテを使うときはカールが欲しい部分だけ巻きます。





巻く際はブロッキングを取るような型通りではなく「自分の感性を活かすことが大事」とATSUTOSHI先生は仰います。

ATSUTOSHI先生も美容師として駆け出しの頃に感性を磨くため、業界誌をひたすら読み漁ったそうです。

最後にカメラを使用した撮影も見せていただきました。
ASTUTOSHI先生のサロンではどのスタッフでもカメラを使って撮影ができるようにしているのだとか。





専門的な知識がなくても家庭用のカメラで撮影する際のポイントも伝えていただきました。

9. 最後に

ATSUTOSHI先生独自のベーシックカットは、レイヤーやディスコネを加えることで躍動感のあるヘアスタイルになります。

セミナーの最後にATSUISHI先生は「お客様の髪質を観察すると、勝手に似合うヘアスタイルを示してくれる」とおっしゃっていたのが印象的でした。

今回の内容は、明日からのサロンワークで活かせるテクニックも非常に多いです。
僕も明日から実践してみようと思います!

ATSUTOSHI先生、ありがとうございました。




《ATSUTOSHI先生のセミナー一覧はこちら》






購入は2022年5月19日23:59まで!


10. 動画の一部を公開



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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!



以上ヘアキャンプでした!

最終更新日: 2022年05月19日

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