2020年08月12日
考え方はシンプルに、追求すべきは塗布技術。樗木先生に教わるホワイトベースの作り方。
こんにちは詩歌です。
雲ひとつない気持ちの良い晴天が続いています。
1日に何度も洗濯物を回しますが乾くのが早く、タオルが溜まらなくて助かります。
今回は2020年8月10日に放送された
「樗木佑太 – 全ての色を思い通り作れるブリーチのベースの作り方」
の様子をダイジェストでお届けいたします。
数えきれない程沢山のお客様にブリーチの施術をしてきた樗木先生。
千差万別のニーズに応え、その期待を上回る仕上がりで数多くのファンを獲得されています。
そんな樗木先生のインスタグラムを開いてまず目に止まるのは、晴れわたる空のようにクリアな水色カラー。
その他にも透明感のある均一なブロンド、かき氷のような瑞々しいピンク、そして優しいラベンダーなど、数々の美しいハイトーンカラーが投稿されています。
今回はそのハイクオリティカラーを支えるブリーチベースの作り方をメインに、抜きっぱなしブロンドから一手間加えて、より透明感の溢れるカラーに仕上げる方法も教えていただきます!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. このセミナーでは
・ブリーチ材の選定の仕方
・ブリーチする時に最も大切なこと
・1ブリーチで根元を繋ぐ方法
・ペールトーンで使える使用薬剤を紹介
・リフト不足を補うための色の使い方
2. ブリーチ
ブリーチを使ったほぼ全てのセミナーで言われるこの合言葉、今日ももれなく出てきました。
均一な仕上がりにくすみのない発色、ブリーチカラーの仕上がりは…
ベース作りが全てを左右します。
そしてその最も大切なブリーチワークこそが多くのスタイリストを苦しめる最難関技術でもあるのです。
今回の樗木先生式ブリーチリタッチ、果たしてどんなスペシャルテクニックで塗布していくのでしょうか。
樗木先生のマル秘ブリーチテクニックその1はツールにありました。
ひと昔前は弘法筆を選ばずと言ったそうですが、私は未だに道具を選ばないプロには出会ったことがありません。
樗木先生も勿論ハケの厚さや毛圧など、適切なものを選んで使っておられます。
塗布量、そして操作性を追求するにあたって道具にこだわりを持つことはこれまた必須。
おすすめのハケ、そしてヘビーユーズ中のペーパーにも注目です。
続いてブリーチテクニックその2は、塗布技術にあります。
ブリーチは極論、塗布のテクニックがダイレクトに仕上がりに関わってくるとおっしゃる樗木先生。
一度塗ったところは塗り残しのないように過不足なく塗布していきます。
全頭塗布で10〜15分で塗り終えてしまうスピードで、尚且つ頭皮につかないように施術し、皮膚へのダメージも最小限に抑えます。
最後にブリーチテクニックその3は、基礎に忠実なブリーチワークをすることにあります。
その2に少し通じるところもありますが、ブリーチの大前提、どのくらい正しく理解して日頃のサロンワークで実践できているでしょうか。
つい意識が他に向いてしまったり、些細なファクターで優先順位を下げてしまいがちな薬剤の基礎。
実は最も大事にされるべきなのではないでしょうか。
保湿保温すればより安定して脱色できること、メーカーの推奨希釈が最も効果を発揮しやすいこと、他メーカー同士を混ぜ合わせた時に起こりうるデメリットなど、今回のセミナーを通してもう一度復習してみてはいかがでしょうか。
3. レシピ
樗木先生のインスタでリアクションの多かったハイトーンカラー。
その中でも最難関とされる水色カラーのレシピを今回初公開してくださいます。
水色のみならず、ハイトーンでは定着しにくいピンク、そして単品で綺麗に発色するシルバーのカラー剤まで、リアルなサロンワークの鉄板レシピを教えていただきました。
カラー剤選びにおいて樗木先生が大事にされていること、基本の混合比など、このセミナーでしか聞けない樗木カラーの秘密に迫ります。
そしてライターの私が一推しするレシピ紹介の見どころは、過去のカラーが残留してしまったブリーチ後の黄ばみ、オレンジ味、くすみとどう向き合うかと言うスパイスレシピ。
また残留でトーンアップしそうにない部位がある場合のブリーチの仕方。
この辺りは目から鱗の必見コンテンツだと思います!
4. オンカラー
塗って5分ほどで流してしまう今回のオンカラー。
たった5分しか置きませんが、これをするのとしないのでは仕上がりの色味に差が生まれます。
目標色である滑らかなホワイトブロンドにするために極端に白くはせず、でも濃い黄色味は飛ばしたい。
そんなわがままオーダーでもこのレシピさえあれば実現可能です!
ここで重要になってくるのは、どこに薬を塗るのか見極める力と早い塗布スピードです。
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