2020年07月07日
噛むと広がる苦味(スパイス)が癖になる、吉永先生にしか教えられない紫陽花色の夏髪カラー。
こんにちは詩歌です。
我が家は7月に入り、ようやく冷房を解禁いたしました。
これで「暑いから仕事にならない」という言い訳はできなくなりました。
相乗効果(?)で作業効率が格段に上がる予定です。
さて今回は、2020年07月05日に放送された
「吉永大介 – 切れ毛ゼロを目指したベーシックリタッチ&ホイルトーンアップ術 “透明感を可能にする寒色ベイビーカラー”」
の様子をダイジェストでお届けいたします。
夏も本番が近づいてきて、ハイトーンカラーの需要はますます高くなってきました。
中でも涼しげでカラーリングの難しい綺麗な寒色は、すべてのハイトーン好きの憧れでもあります。
そこでこれからどんどん増えてくニーズに応えられるように、今回はハイトーンの王子、ベイビーカラーの申し子である吉永大介先生をお招きして、そのカラーノウハウをご教授いただきました!
前回に引き続きブリーチテクニックを中心としたセミナーですが、ブリーチのみならず吉永先生オリジナルのカラー配合をはじめ、お客様がお友達から褒めてもらえるようなスタイリング術まで、吉永先生のサロンワークを余すとこなく撮り納めています。
ブリーチテクニックに関しては、前回からさらにレベルアップして「切れ毛ゼロブリーチ」をテーマに、知られざる吉永先生の塗布テクニックにも迫ります。
このセミナーを受講してレースのように繊細で、生花のようにみずみずしい。
そんな透明感抜群のヘアカラーを自分のものにしてください!!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. このセミナーでは
・おすすめプレックス剤とその理由
・大人気ハイトーンカラーのレシピ4選
・寒色系ベイビーカラーの作り方
・オリジナルのカラー配合に隠されたこだわり
・お客様が褒められるスタイリングのコツ
2. 均一に作るブリーチベース
いつも拙文を読んでくださっている皆様は耳にタコができるほどお聞きとは思いますが、ハイトーンカラーはブリーチによるベースメイクが全ての鍵を握っています。
とにかくベースは
・色
・ダメージレベル
どちらにおいても全頭で極力差が出ないように作らなければいけません。
まずは多くの人がぶつかってしまう、リタッチの塗布量調整トラブル。
マニュアル化して頭では理解していても、ついオーバーラップさせて余分に塗ってしまったり、ダメージを心配して塗らなさすぎたりすると、剤のパワーが強いブリーチは、簡単にムラになってしまいます。
まさに一瞬の気の迷いが命取りです。
ですがそんな心配も吉永先生の塗布手順で塗ることでサクッと解消!
人頭は所謂変球体という形をしています。
そこでこの丸みを使った吉永先生直伝の塗布手順で塗ることで、この頭部に対して効率よく・ミス無く塗ることが可能です。
大事なのはリタッチのテクニックだけではありません。
もちろん毛先を脱色する際も、スーパー低ダメージで色素を抜く必要があります。
ここで必要になってくるのが、適切なブリーチのエネルギー量×塗布量を見極める力です。
リタッチに関しても再ブリーチに関しても、ブリーチのパワーと髪の毛のダメージに関する正しい知識がなければ、自分で選択して適切な剤を作ることができません。
時間・強度・熱量・塗布量これらのファクターを全て考えた上でブリーチを調剤していくことになります。
ここで吉永先生おすすめのプレックス剤を紹介してもらうとともに、処理剤の働き、目的についても見ていきます。
3. 寒色系ベイビーカラー
さて、ブリーチができたら色を乗せていきます。
今回は寒色の中でも一、二を争う難しい色、シルバーをベースとしたニュアンスカラーで染めていきます。
薬剤の発達と溢れかえったレシピで、比較的安易にシルバーを作れると思っている方もおられるかもしれませんが、茶味が出やすく、染料濃度のコントロールが難しいシルバーは、白い紙の上で簡単に色が作れたとしても実際にアンダーとの計算となるととても困難です。
そこで吉永先生は、使う数本のカラー剤を手元に置いて、実際にお客様の髪を見ながらカラーを調合されていました。
こうすることでより生のアンダーの情報がある中で調合が可能なため、細かい色味調整などもスマートに対応することができます。
4. レシピ配合の秘密
なんと吉永先生、オンカラーの配合には4〜5色もの剤を混ぜ合わせることもあるそうです。
減法混色の基本を考えると一見濁ってしまいそうな数のカラー剤ですが、これが不思議なほど綺麗に発色します。
なぜそんなに沢山の色を混ぜるのか、その秘密は使っているカラー剤の特徴と、吉永先生のこだわりにありました。
インスタグラムで毎日何百何千と髪の写真を見ていますが、それでも不思議と引きつける”色”を持つ吉永先生。
色の調合にはアクセントになるカラーを使うよう心がけておられるそうです。
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