2020年02月11日
近道なんてない!これぞ王道のベストブリーチテクニックと、吉永大介先生の柔らかベイビーカラー
こんにちは詩歌です。
春眠暁を覚えずでしょうか、寝ても寝ても寝られる日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は2020年02月10日に放送された
「コットン&ホイルブリーチによるベースのダメージコントロール × 色落ちも綺麗なベイビーカラー」
の様子をダイジェストでお届けいたします。
美容師自身の自己ブランディングがお客様を惹きつける一番の手段といっても過言ではない昨今の美容業界。
フリーランスに転身し、得意とするハイトーンカラーで顧客を獲得すると同時に、美容師に向けてもそのノウハウを精力的に伝え、自身の価値を高めている美容師、吉永大介先生がヘアキャンプ初登場です!
今回は自身が打ち出す”ベイビーカラー”、その中でもピンクにフォーカスして徹底解説していただきます。
オンカラーが綺麗に映えるベースのブリーチワークはもちろんのこと、色落ちに苦戦しがちな暖色系カラーの扱い方は必見!
ハイトーンだからこそ重要になってくる、ダメージや色味のコントロール術から透明感のあるヘアカラーへ導くロジックは知識と経験から築き上げられたもの。
テクニックだけでなくレシピの提案も組み込まれた豪華なセミナーです!
ハイトーンカラーのいろはをこの機会に学んでみてはいかがでしょうか?
1. セミナーチャート
・全頭を均一なベースにするためのコツ
・ペールトーンの薬剤選定について
・ハイトーンにオンカラーする時のコツ
・色を大事にした仕上げの方法
2. 均一なベースを作るブリーチワーク
さて早速、ブリーチカラーのスペシャリストである吉永大介先生、
セミナーはブリーチワークからスタートします。
インスタグラムでよく見かけるコットンブリーチ。
一見ただ普通にブリーチを塗ってコットンを挟んでいるだけのように見えますが、そんな事はありません。
コットンブリーチといえば、ブリーチをしっかり脱色したい部分に留めておくための塗り方ですが、そうなるとブリーチ自体を繊細に、根本ギリギリまできちんと塗れることが大前提となります。
ブリーチを根本ギリギリまで塗りたい時に、
いつものカラー塗布と同じように4ブロックに分けて、1パネルが大きすぎてしまった!
パネルを指で寄せてしまってパネルの両サイドの塗布が甘くなってしまった!
と言った失敗を経験している技術者さんには必見です。
実は吉永先生、なんと10のセクションに分けてブリーチを塗布されていました。
地道な作業ですが、これが綺麗なベースを作る秘訣だそうです。
しかし綺麗なベース作りの鍵はそれだけではありません。
ブリーチのエネルギーにタイムリミットがあるのは、ほとんどの方がご存知だと思いますが、今回はそのパワーをコントロールして綺麗なベースを作っていきます。
10セクションのうちどこがデザインの中心になるのか、
どこが抜けやすく、どこに時間がかかるのかを見極め、
ブリーチのパワーが続くうちにここまで、
また一度に大量のブリーチを作らず、
大事なタイミングで新たにパワーのあるブリーチを使えるよう計算して薬剤を用意しておくのもマストだと言います。
放置中も一工夫して、綺麗なベースができたら一度お流します。
3. ペールトーンの薬剤選定
「淡い発色で儚い雰囲気の色素薄い系カラーの写真を持ってきたお客様へ完璧なベースを作ったのに、いざオンカラーしてみたらドーンと深みのあるシックなカラーになってしまった…」
なんて方や、
「そもそも淡いカラーの薬剤選定が迷子です」
といった迷える子羊さんも納得の、
“カラー剤の補色、補足の法則” について吉永先生に今回詳しくお話ししていただきました。
薬剤選定をする時、アンダーの色味を分析してそこに色を被せていくだけでなく、カラー剤に含まれる色味を分析して毛髪、薬液、のちょうど良いバランスを考えます。
この薬剤選定が実は1ヶ月後、2ヶ月後の色落ちの綺麗さにも大きく影響してくるのです。
4. ベイビーピンクのオンカラーのコツ
今回のセミナーでは、色が安定しにくいとされる淡いピンク(本セミナーではベイビーピンクと呼びます)をオンカラーしていきます。
均一に塗れるオンカラーの塗り方、塗布量はどのくらい乗せたらいいか、また一人で塗る場合どこから塗りすすめていくと効率が良いのかについてもみていきます。
また先ほどしっかり考えて選定した薬剤も、お客様一人ひとりの髪質や状態によって発色の仕方も様々になってくるため、
・どの順序で塗るのか?
・この辺りでどの程度発色していたらそのまま塗って良いのか?
・もし想像と発色が違った場合、いつ、どのように軌道修正していくのか?
など、細かいポイントについても触れていきます。
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