2021年10月05日
CODE+LIMワタロー流「好き」をデザインしてお客様と髪を楽しむ front designの極意 一挙公開!
こんにちは!
今回は10月3日に放送された
「CODE+LIM ワタロー ― front design by LIM 」
の様子をTamariがダイジェストでお届けします!
流行や世間のニーズが細かく、しかも猛スピードで移り変わる今の時代。
その流行や世間のニーズ・自分自身のブランディングに対する美容師個人の考え方・アプローチの仕方も様々。
美容師がSNSでブランディングを行うのが当たり前となり、Instagram上では無数のヘアスタイルが発信され、その中で突出したものを生み出すことが難しい時代。
情報があふれかえる中で忘れてはならないのは、細かいサイクルで移り変わる流行になびかないスタイルを作り、自分自身が発信源となって楽しみながらデザイン・スタイルを構築していくこと。
そしてそれを実現するために新しい施術方法を生み出していくということ。
ブランディングや世間のニーズにあまりにも気を取られすぎていないか、一度立ち止まり考えることも必要なのではと思うことが多々あります。
今回の講師は、「アートの発信基地」をコンセプトに絶大な人気を誇る、
CODE+LIMからクリエイティブディレクターのワタロー先生が登場。
ワタロー先生は、「ヘアスタイルは思い出」を軸に流行になびかない技術や似合わせを日々研究し、多くのデザインを発信。
業界紙やコンテストの審査員、各地でブランディングのセミナー、
専門学校で特別講師を務めながら、サロンワークの楽しさを広めるために活動し、多くの支持を集める超人気スタイリスト。
今回は、ワタロー先生初の単独セミナーとなります。
デザインを創りあげるためのテクニックはもちろん、スタッフお二人と共にリアルサロンワークの様子・ワタロー先生のアイデアの出どころなど、
ワタロー先生の仕事やデザインに対する考え方を3時間で一挙公開します!
刺激的でロマンチックな内容です。
ぜひじっくりとお楽しみ下さい。
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・ハイトーンスタイルでの差別化
・売れるスタイル≠ウケるスタイル
2. ブリーチ
モデルさんの状態は、
根元:6~7cm 新生部
毛先:残留を感じつつの15,6レベル
表面:ローライトの残留がある状態
今回はブリーチリタッチ後、追いブリーチという形で根元も再塗布しつつ毛先まで伸ばして、
クリーンな状態にしてからデザインを作っていきます。
使用する薬剤は
・アリミノ ブリーチ120
・ウェラ クリームブリーチ
・OLAPLEX(オラプレックス) 前処理剤
・アリミノ アジアンカラー フェス OX6%
ワタロー先生は普段のサロンワークでは、4.5%のオキシを使用してブリーチリタッチを行います。
というのも4.5%でも時間を置けば6%程度のリフト力はあり、オーバーラップした境目の部分も白くなりにくいという理由からだそうです。
今回はセミナーということもあり、時間の短縮を意識して6%で施術を行います。
今回作るのはインスタでバズっているスタイルや流行っているスタイルではなく、ワタロー先生がモデルさんと話し合って決めたデザイン!
ここがポイントです。
・前処理剤の塗布
境目から毛先まで慎重に丁寧に塗っていきます。
ここでの塗布ムラが仕上がりに影響を与えるのでとにかく慎重に丁寧に。
普段のサロンワークでは、塗り始めから塗り終わりまで1時間20分程度を目指して施術をされるそうです。
・リタッチ
バックから、粗塗りではなく、最初からほぼ本塗りで根元ギリギリから塗布します。
3パネルに1枚のアルミを挟んで熱を込めつつ、時短しながら進めていきます。
バックの塗布が終わったらそのまま縦スライスでフロントへ塗布していきます。
こめかみ・もみあげの産毛っぽいところはリフトが早いため、最後に塗布します。
そのためには縦スライスでじわじわと向かっていくのがベストだそうです。
毛先はすぐに塗り始めたいところをグッと我慢して、リフトを見ながら調整していきます。
全頭塗布が終わったら、横スライスで境目のチェックに入ります。
ローライトの部分はしっかり分けとって調整していきます。
・追いブリーチ
リタッチが終わったら薬剤を変えて毛先に入ります。
ウェラ クリームブリーチ4.5%で根元も被せつつ毛先まで進めていきます。
全て塗りおえたら10分ほど放置タイムです。
3.ロマンチックにデザインするとは
ここではワタロー先生が美容師を目指し始めた頃の話から、自問自答しながら理想の美容師像に向かう日々、ワタロー先生を刺激したもの3選など、今のワタロー先生のバッグボーンやデザインの源となっているものを紹介していただきました。
【WATAROを刺激した物 3選】
・雑誌
・アニメ
・映画
この3つについての細かい内容、どのように影響をうけたのか語って頂きました。こちらもぜひ動画にてご覧頂きたい内容です。
4.オンカラー、顔周りデザイン
・薬剤 (根元~中間)
クリア剤:アドミオ10オークル:アドミオ10サンビート
10 : 1 : 1 2.8%
画像のようにブロッキングして根元から中間まで塗布してきます。毛先は残してオーバーラップしないことがPOINT。
今回のデザインでは、前下がりを意識して、根元は薄めの薬剤選定で塗布していきます。
・薬剤(毛先)
ウェラコレストンパーフェクトJ66/81 : 3/00
3 : 1 2.8%
毛先については上記の薬剤を使用し、毛先の厚さでスライス幅は決めていきます。
ぼかしを作る上でポイントとなるテクニック等、動画で細かく見ることができますのでぜひご覧下さい。
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