2021年10月22日
無駄のない仕事で丁寧な仕上がりを作る。”きちんと”が習える桑原先生のブリーチワーク
こんにちは詩歌です。
先日ダンスの世界大会予選のお手伝いに行って参りました。
ラテンの部で2位入賞、世界大会への切符を手に入れた大学時代の同期が所属しているのは、渋谷にある「クワバラダンススクール。」
なんと桑原先生と同じ苗字でご縁を感じます。
今回は2021年10月18日に放送された
「C・crew 桑原大貴 ー ブリーチワーク&コントロールから極めるデザインカラーのベーシック Supported by BEAUTY GARAGE」
の様子をダイジェストでお届けいたします。
当たり前のようにブリーチを使ったカラーが流行し、若いスタイリストから、シニアスタイリストまでブリーチを触らない人はいないのではないかと思うほどブリーチありきのデザインが安定した人気を博しています。
過硫酸塩を有効成分とし、圧倒的なパワーを持って髪のメラニン等を脱色するスーパーストロングなカラー剤であるブリーチ。
それを髪に塗れば誰でも脱色できるわけですが、その脱色スピードやパワーコントロールは筆舌に尽くしがたいほど難しく、実際のサロンサークでは髪質が十人十色であるようにお客様それぞれへのオーダーメードブリーチ選定が必要になります。
そんな難しいけど楽しいブリーチをうまく使いこなすためには、今回のセミナーが必聴です!
これまでも大人気講師としてヘアキャンプに登場いただいたC・crew桑原先生に、今回はなんと無料でセミナーを行っていただきました。
本編最後には新発売KIGI By Sierra Organicaのスタイリング剤を使った筋感ストレート仕上げも見せてくださっています。
パッケージも可愛く、持ち歩きたくなる大きさのこちらのプロダクト、なんと視聴者特典プレゼントもご用意いただいているようなので目が離せません。
匙を投げたくなるような複雑な履歴から、見事なブリーチベースを作り上げます。
ワクワクの3時間をぜひ一緒に楽しみましょう。
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・デザインの考え方
・製品に合わせた薬剤コントロール
・モデルに合わせたアプローチの方法
2. 複雑履歴からのバレイヤージュ
冒頭で申し上げた通り、基本的にそもそも使いこなすことが簡単ではないブリーチ。人気が出れば出るほどブリーチで失敗されるお客様も増えてしまいます。
今回は様々なダメージレベルが蓄積されてしまった複雑なラインのブリーチベースを、バレイヤージュデザインのブリーチベースに作り替えていきます。
3. ファーストブリーチ
まずはデザインに応じたブロッキングでファーストブリーチを塗っていきます。
使用するのはシュワルツコフのファイバープレックスパウダーブリーチです。
どこにブリーチした毛が動いてきて、どんなデザインが作られるのか。
仕上がりをよく想像して、ブリーチするところを選んでいきます。
毛質や毛量に応じてパネルの間隔も変えつつベースとなるデザインを塗っていきますが、複雑履歴の髪はスライスを引き出してみると同じパネル状に均一でない既ブリーチ部分が出てきました。
ここは焦らず塗り分けをするのが吉。
全部同じホイルに包もうとせず、ブリーチを塗る必要のないところはそのままホイルに包んでしまいます。
パネルによってはダイレクションをかけながら、影になるところを調整するのが、繊細なデザインを作るコツです。
4. 間塗り・アドブリーチ
ブリーチを入れられたら、間の落ちていた毛を塗って、デザインの影になる部分を作ります。
間塗りはとにかく効率よく短時間で。
ここがしっかり暗くなってくれると全体のデザインにメリハリが効いてエッジィな感じになります。
ブリーチデザインは明るくすればいいってもんじゃないんですね。
ファーストブリーチの上がりを見て、ここでも必要なところにだけアドブリーチしていきます。
ここではファイバープレックスのクレイブリーチをMIXしてブリーチ力やダメージを考慮しながら施術していきます。
「地味な作業が多いので…」と桑原先生はおっしゃっていましたが、この地道な努力こそが圧倒的に綺麗なデザインを作る鍵だと思いました。
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