2021年11月03日
未来を作るヘアデザイン。伸びて来ても気にならないナカム式グレーカラー!
こんにちは!ライターの秋山です!世間ではハロウィンも終わり次なるイベントはクリスマスを控えるばかり。
世のお子様達は「そんなんじゃサンタさん来てくれないよ」という脅しと戦う1ヶ月半となることでしょう。
それでは本題。本日は
「stair:case 中村太輔 ─ ナカム式グレーカラー大全【応用編】」
のセミナーダイジェストをお送り致します!
前回の
ナカム式グレーカラー大全【超・基礎編 – 再確認必須!今さら聞けないグレーカラーのイロハの『イ』】
では、ナカム式グレーカラーとは何ぞやという基礎的な事を学ばせて頂きました。
今回はその応用編です!基礎編を見ていなくても学べる内容となっております!
より深く学びたい方は是非基礎編も見て頂くと良いかと思います!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・段階を踏んでステップアップするヘアカラーのテクニック
・白髪に悩むお客様を分析し、整理する事でどう導いていけば良いか?
・全ての施術において差別化する為のノウハウ
・大人世代のお客様に必要な技術
・エイジング毛へのブリーチ施術の考え方
・お客様の悩みを一緒に解決して、生涯顧客へ
2. グレーカラー基礎編振り返り
最初に前回の振り返りから。まず中村先生は冒頭からとても大切なことを仰っておりました。それはお客様に対して「白髪」というワードを使わないこと。
言葉選びによってお客様を感動させる事も不快に思わせる事もあります。中村先生は普段のサロンワークの時からなるべくネガティブなワードを使わないように心がけているそうです。
ナカム式では新しく白髪が伸びてきても気になりにくくします。そして白髪と上手く付き合っていけるようにお客様と目指していきます。
例えば隠す白髪染めを辞めてハイライトを駆使したり、「白」を活かしてポイントデザインを入れたり。
そういった白髪染め卒業に向けた年間プランも後半で解説して頂きました。
そしてもう一つ中村先生が大事にしている事は「来店周期を伸ばす事」です。白髪混じりの地毛とハイライトなどのデザインが馴染む事で、伸びてきた白髪も気になりにくくなり、結果的に美容室で染める回数が減っていく。
そんな状態を目指してお客様と一緒にヘアスタイルを作っていくそうです。
また、来店周期を伸ばす事でお客様がよりストレスを感じにくくする為のアイテムも紹介して頂きました。
3. デュアルヘアファンデ
こちら、中村先生と株式会社トキワの共同開発商品 「デュアルへアファンデ」 という白髪用ファンデーションです。
専用のスポンジが入っていて、伸びてきた白髪部分にポンポンと付けていくと白髪を馴染ませる事ができます。
明るい色と焦げ茶色の2色入っていて、髪の色に合わせて濃さを調節できるのが嬉しいですね!
隠すのではなく馴染ませるカラーをしていく方にはピッタリのアイテムです!
実際にモデルさんに塗布して見せて頂きました。
左側がデュアルへアファンデを塗布した状態、反対側が地毛の状態です。めちゃくちゃ馴染みが良いですね!
まるで染めたての仕上がりです!
ゴシゴシしない限り手にも付きづらく、シャンプーでサラッと綺麗に落ちます!
ナカム式グレーカラーで白髪染め卒業したとはいえ、2週間もすれば白髪は生えてきますよね。
そんなお客様も、色調整ができて塗布も簡単!ポーチに入るから持ち歩いても邪魔じゃない!こんなに嬉しいことはありません。
今回のセミナーを見た方にプレゼント企画もあるようなので、ぜひチェックしてみてください!
4.ハイライト&ローライト塗布
それでは、ナカム式グレーカラー応用編の技術を実際に学んでいきましょう!
モデルのBeforeはこちらです。すでにハイライト等のデザインの名残があり、根元は2センチ程度白髪が伸びてきています。
全体的に白髪率が70%〜80%に対してつむじ周りだけ暗いのが気になります。こういった白髪のバランスを把握した上でデザインしていきます。
今回はハイライトとローライトを入れていきます。ここではハイライトとローライトの入れる場所の考え方がとても勉強になります。
下から順に作業的に入れるのではなく、どこに入れたら効果的で何の為に入れるのかを考えながらデザインをしていきます。
中村先生の仕事は、チップの取り方も塗布量のコントロールも全ての作業に意味があります。
そしてもう一つの見所が「ナカムロック」です!
中村先生考案のホイルのズレを防ぐ為のホイルワークです。僕も明日からナカムロックでホイルを入れていきます!
5.ベース塗布
ベースの塗布ではホイルがある状態で如何にホイルをズラさず塗布していくかがポイントです。ホイルがズレてしまう事でデザインが崩れてしまう場合もありますし、ブリーチがベース側に付いてしまい根元が綺麗に染まらないなんていう事故も起きてしまうかもしれません。
そしてもう一つ中村先生が意識しているのは触感技術であるハケのタッチ。ハケのタッチが優しい人は塗布が上手な方だと仰っておりました。
お客様が塗られていて不快にさせない事はもちろん、不必要にディバインディングラインを越さないことだったり、毛先に薬剤を付けてしまうなんて事も防ぐことにつながります。
綺麗な仕事は綺麗な仕上がりを作るということですね!
毛先とハイライト部分へのオンカラーはトナーで入れていきます。
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