今からでも遅くない!バレイヤージュの基礎とシームレスなグラデーションを作るオンカラーの極意授けます!
カラー
2021.09.23

こんにちは!ライターの秋山です!段々と季節の移り変わりが迫ってきましたね!
街中でもちらほらとハロウィングッズが店頭に並ぶようになってきました。ハロウィンが過ぎればすぐにクリスマスやお正月とイベントが近づいてきます。
コロナで目一杯イベントを楽しむことは難しいかもしれませんが、お部屋やサロンの雰囲気を季節毎に変えて気分転換を図るのもいいですよね!
さて、本日のセミナーは外国人風カラーの匠、three ムラタサダヒロ先生による
「Balayage、ハイライトの基本を振り返るbleachセミナー」
のダイジェストをお送り致します。
今回のテーマは、基本を振り返るということでバレイヤージュなどのデザイン解説から仕上げまでとことん伝授して頂きます。最早定番なデザインとなりつつあるバレイヤージュやハイライト。
お客様にこういったデザイン履歴がある方も少なくありません。そんなお客様に対して、改めてデザインを作るのは怖いですよね。
そういった複雑な履歴も基礎をきちんと抑えておけばもう怖くなんてありません!このセミナーを見て今更聞けないことも学びましょう!
最後までお付き合い下さい!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくは
こちら
をご覧ください。
1. セミナーチャート
・Bleach、Balayage、ハイライトテクニック全般。
・Balayageの失敗しない秘訣と綺麗な退色テクニック
・残留色素へのアプローチ
・カウンセリング方法と次回提案
・再来テクニックと今後のデザインカラーの行方
2. バレイヤージュ解説
バレイヤージュやハイライトなどの展開図、デザインの解説をして頂きます。
こういったデザインカラーの場合どこにブリーチを入れて、どこを塗らないのか?というのが重要になります。
特にハイライトやバレイヤージュの場合ブリーチを塗らない所、つまり影になる部分をどの位置にするかがとても大切になってきます。
影があるからブリーチのデザインが活きてくるわけです。改めてデザインを分解して考え言語化してみると整理しやすいですし、再現性が高くなります。
是非この機会に整理してみて下さい!
3. モデルBefore
モデルのBeforeはすでにベースを整える為にカラーを施してあります。左側が暗めで残留しにくいカラー剤を塗布した状態。右側が補正施術前の状態です。
ハイライトなどの履歴があり明度差のムラがある場合、それを補う為に残留しにくい暗めのカラーで一度全体を塗布します。
そうすることでそのままブリーチしてもハイライト部分が白金になりにくく、より全体の仕上がりが均一になるそうです。
普通ブリーチ前に暗染めなんてしたら抜けにくくなってしまうと考えて、こんな染め方はしないというのがセオリーだと思います。
しかし、ムラタ先生はその逆をいきます。目的は先ほど書いたようにムラが出ないようにする事ですがこういった施術を選択できるのはそれだけ薬剤を熟知しているからです。
ちゃんと脱色できる暗染はどの薬剤なのか?なども予め毛束で全て実験しています。せめて自分のお店にあるカラー剤のスペックくらいは把握できるようにしないとですね!
4. ブリーチ塗布
ブリーチ塗布のパートでは、ブリーチコントロール、バックコーミングとハケで行う境い目のぼかし方、ブリーチを塗布する比率などが学べます。
今回のモデルはハイライトの履歴がある為、切れ毛にならないように注意しながらブリーチをしていきます。ムラタ先生ならではのこだわりを是非お見逃しなく。
ブリーチコントロールではプレックス系はもちろん最新の薬剤を使用した配合の仕方も教えて頂きました。他にも薬剤のスペックを熟知しているムラタ先生ならではの情報を沢山教えて頂きました!
ブリーチの塗布では、境い目のぼかし方が注目ポイントです。動画内でもぼかす為のバックコーミングのやり方や2種類のハケを使った塗布の仕方を丁寧に教えて頂けます。
ブリーチワークの際にしっかりとぼかせていないとオンカラー後の仕上がりでもライン感が出てしまう為必ず覚えたい技術です。
あとは丁寧に薬剤を使い分けパネルの両面をチェックしながら塗り進めていきます。こういった無駄の無い意味のある仕事が最終的な仕上がりのクオリティーに繋がっているのですね。
ハイライト履歴のある髪に対して、最初のパネルのブリーチ塗布から約1時間30分後に流しました。
綺麗に抜けてます!ぼかしの部分もしっかりとぼけていてこれぞバレイヤージュというベースです!
5. オンカラー
オンカラーでは薬剤で中間をぼかす塗布の仕方や極力コーミングをしない塗布の仕方がポイントになります。
まずはブリーチで作ったベースデザインの根元を塗布して、境い目をぼかしていきます。この時意識するのは如何に毛先を汚さずに塗布していくか。
一つのパネルを塗り終える毎に、必ず手をキレイにしてから次の作業に移ります。また、薬剤が付いている時にコーミングをしない為、塗る前にパネルを梳かしても毛束が汚れません。
そしてもう一つはベースデザインの比率を少し下げること。これは最終的な仕上がりをイメージしていきます。後々この下げた部分は毛先の薬剤とオーバーラップさせて中明度にさせます。
毛先はとにかくスピーディーに薬剤を置いていきます。理由としては最初に暗めの色で根元を塗布している為、その薬剤が酸化し始めてしまうと薬剤が混ざらずに境い目がぼけなくなってしまうからです。
他にも境い目がメルトするようなこだわりが指を使って塗布をする、薬剤のオキシに拘るという部分もオンカラーの肝となる為しっかりとチェックしてみて下さい!
境い目は全く無く根元から中間、毛先へとじんわりと色が溶け込むように馴染んでいます。
ここでのポイントやコツを掴めば必ず誰でもできます。薬剤を理解し要領を掴めば難しいことはありません。オンカラーの項目は是非何度もご覧になって下さい!
6. 仕上げ
仕上げは毛先だけ軽く巻いていきます。カットのベースでしっかりとレイヤーが入っている為ワンカールだけでしっかりと動きが出せます。
そして綺麗にシームレスな境い目が表現できれば、中間はストレートの質感の方が綺麗に魅せることができます。
境い目のぼかしが甘くなってしまった為に、最後に巻きの強いコテ仕上げに逃げるなんてことはしません!
最後に艶出しスプレーで軽めに仕上げていきます。毛束がどこに落ちるのかもしっかり見て普段ならiPhoneで撮影しているそうです。
7. 終わりに
如何でしたか?基礎編という事で改めてバレイヤージュの構成や薬剤の選定など、リアルサロンワークで落とし込めるものばかり。
今回のセミナーを通して感じた事は、基礎やベーシックも常にブラッシュアップしていかなければお客様が感動し続けれらるデザインは発信出来ないということ。
薬剤選定の仕方や塗布の仕方でも常に今の自分を疑いもっと良くなるには?を考えているのだろうと思いました。基礎を振り返ると銘打ってはいますが、過去のセミナーでやったことをそのまま振り返っているわけではないのです。
すでに沢山のお客様や美容師に支持されているムラタ先生でも日々アップデートしているのですから、自分もどんどん進化していこうと思いました!

ムラタ先生!情報やテクニックだけで無く、美容師としての真摯な姿勢をご教授頂きありがとうございました!
9. 動画の一部を公開
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オンラインサロンを見るここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
以上ヘアキャンプでした!
最終更新日: 2021年09月23日