2020年08月26日
8つのこだわりから生まれる退色が気にならない柔らかなブロンドツヤトーンの作り方
6. オンカラー選定へのこだわり
そしてブリーチリタッチも滞りなく終えて続いてはオンカラーへの準備にはいります。
リタッチのベースを、敢えて根元のトーンを毛先のトーンまで追いつかせない設定をすることが、ツヤトーンを維持の秘訣。
だからと言って今日の仕上がりに、根元と毛先で差が出過ぎたらそれはそれでムラのある仕上がりになってしまいます。
それを避けるためにもこのオンカラーの塗り分けでしっかりと馴染ませていきます。
ここでのポイントは3つ。
・ベースの明るさを理解して補色を使って馴染ませること
・オーバラップした際の色の入り方をイメージして配合すること
・ツヤトーンを作るためのクリアの使い方
ブリーチのベースをキレイに作ることと同様に大切な工程であるオンカラーの選定。
これはとても勉強になります。
なぜそのカラーの配合なのか?という部分をわかりやすく解説しながら惜しげもなく秘伝のレシピを大公開。
レシピは何を使ったかも大切ですが、なぜそれを使ったのか?を理解することに意味があります。
そこがわかれば違う薬剤でも対応可能ですし、ベースが違っても対応できますからね。
そういった部分から言っても、ただ配合を公開するのではなく、考え方までしっかりと解説してくれているので今後のカラーの選定に役立つこと間違い無しです。
個人的には感覚でやっていたクリアの使い方が理論的でコントロールしやすくなるなと感じました。
しっかりとメモを取って見てほしい項目です。
7. オンカラー塗布へのこだわり
オンカラーの塗布にもこだわりがあります。
先ほど選定したカラーには狙いがあり、その狙いが生み出す効果を理解して塗布していくということが大切です。
また、根元と毛先を塗り分けるため、根元のカラーを中間毛先に付けないようにも注意。
ハケのテール部分が汚れたりしてしまったら、事前に用意したタオルで拭きながら塗り進めていきます。
細部へのこだわりが上質な仕上がりになっていくのです。
そして◯◯は最後に塗る。これもまた、細かなポイントですが仕上がりには大きな変化となります。
知らなければささっと一気に塗ってしまう◯◯部分も、早いタイミングで塗布してしまうと色が沈んでしまいやすい場所なんです。
仕上がりの際にご本人からも良く見える場所なのでそういった些細な部分もしっかりとこだわるからこそ、よりクオリティの高いものになるのですね。
いよいよ流して仕上げの工程に入っていきます。
8. 仕上げのこだわり
いよいよ仕上げの段階ですが、明度や色みへのこだわりによってすでにツヤも色もとてもキレイな状態です。
仕上げでは更にツヤに対してとことんこだわっていきます。
今までの工程でも、コーミング、ブリーチをウェットで塗る、オンカラーの薬剤選定など様々な点でツヤやダメージを抑えるというゴールに向かって方法や対策を講じてきましたよね。
仕上げでもそのゴールに向かって愚直に走り抜けます。
まずはツヤを最大限に魅せる為にアイロンを入れてキューティクルを整えます。
アイロンで仕上げるにもベースとなる色みや明度がちぐはぐならキレイにはなりません。
両方がそろってツヤがありクリアな質感のブロンドが生まれるのです。
そして仕上げはオイル系とクリーム系の流さないトリートメントを付けて、毛先のまとまりにくさをカバーしていきます。
これも付け過ぎてしまうと、色がくすんで見えてしまう原因にも。
必要な場所に必要な量だけを付けるようにしましょう。
スーパーロングでこのハイトーンでこのツヤ感は本当に凄いですよね。
9. 撮影のこだわり
最後にSNSへの投稿に使う撮影のレクチャーまでして頂きました。
まさに圧巻の一言です。
室内のライトが当たる位置だったり、1番キレイにツヤが見える距離感だったり、最後までこだわり抜きます。
こういったツヤ系のスタイルは動画でごまかしがきかないので、だからこそクオリティの高いものを作り敢えて動画で投稿し、見るものの目を奪うわけですね。
10. 終わりに
今回のブロンドツヤトーンの作り方のセミナーは、一つ一つのポイントを全てこのツヤトーンを目標に積み上げています。
ブリーチをしてれば髪はまとまらないしツヤも出ない。
ハイトーンならハイトーンなほど切れ毛は繰り返し、アホ毛を量産してしまう。
そんなイメージを吹き飛ばす内容のセミナーです!是非ともご覧下さい!
一つ一つを丁寧に仕事しダメージを抑えることに対して全力で向き合うことで、ハイクオリティな仕上がりになるわけですね。
横藤田先生、アシスタントのお二人!本当にお疲れ様でした!ありがとうございました!!
11. 動画の一部を公開
12. ヘアキャンプでは
ヘアキャンプはサロンの教育カリキュラムとしても多数導入いただいております。
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是非体験してみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
以上ヘアキャンプでした!
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