2020年08月26日
8つのこだわりから生まれる退色が気にならない柔らかなブロンドツヤトーンの作り方
こんにちは!ライターの秋山です!
毎日うだるような暑さの中いかがお過ごしでしょうか?
まだまだ暑い日が続きますが、室内でも熱中症には気をつけて下さいね!
さて、今回は
「【How to #ツヤトーン】外国人のツヤを作り出す、GALA独自のハイクオリティブロンド」
のセミナーの様子をダイジェストでお伝えいたします。
昨今ブリーチカラーの需要は高まり、夏という季節柄ハイトーンカラーのオーダーが増えているのではないでしょうか?
しかし、ブリーチカラーはなかなか経験を積むことが困難な施術のため難しく、Instagramなどで見かけるような仕上がりにならない!なんて、思うことありませんか?
かく言う僕もその1人です。
ブリーチがベースのデザインで目を引くスタイルのポイントとして、色がキレイ!透明感がある!などがあげられます。
しかしそれだけでなく、もう一つのポイントして”ツヤ感”も忘れてはいけない要素ではないでしょうか?
ハイトーンでクリアなカラーなのにツヤ感が抜群にあると、一段と魅力的なスタイルになりますよね。
そんなハイトーンで高明度なツヤのあるカラーを横藤田先生が代表を務めるGALAではツヤトーンと呼んでいるそうです。
渋谷では言わずと知れた名店のGALAは、ハイライトやバレイヤージュといったカラーで全国からお客様が来店されていて、全国各地でセミナーも行っております。
しかしツヤトーンのブロンドカラーは、まだ全国で行なっているセミナーでもやっていないヘアキャンプの初出し!これは必見です!
目を引く圧倒的なブロンドと最高品質のツヤトーンを8つのこだわりから学んでいきましょう!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・ベストなブリーチの選び方
・もっとも綺麗なブリーチリタッチとは
・リピーター続出のツヤトーンの作り方
・ブロンドに相性のいいカラー剤の上手な使い方
・ツヤトーンの表現の仕方、撮影テクニック
・綺麗な質感でSNSにあげる、裏ワザ
2. 塗布前のベースの状態へのこだわり
まずはモデルさんの状態を確認。
基本的にハイトーンを維持し、リタッチを繰り返しているスーパーロングのモデルさんで難しい状態です。
既染部にはみ出してしまうと切れた毛がたくさんできてしまう怖さがありますよね。
まず驚いたのはGALAでは基本的にウエット状態でブリーチを塗っていること。
どちらかと言えばハイトーンを塗布する際のベーシックはドライ状態で、という場合が多いのではないでしょうか?
しかし、ツヤトーンを作る上でダメージを最小限に抑える観点から言えばウェット状態からスタートする事がベストだと言うことのようですね。
そして、ウェットにする際に毛先に前処理をする事で更に切れ毛などが出にくいようなベースを作れるようです。
ただ、ハイトーンでスーパーロングの場合ウェットすると絡みやすく、その状態で無理してコーミングしてしまうと髪に物理的なダメージを与えてしまうことも。
コーミングする際にもこだわりを持ち、素早くそれでいて髪をいたわりながらコーミングをする方法がアシスタントへも共有されています。
こういった基礎的な部分の学びもとても大切なので要チェックですね。
3. ブリーチ剤へのこだわり
GALAでは3種類のブリーチを用途や髪の状態に合わせて扱っているそうです。
ハイトーンやハイライト、バレイヤージュなどブリーチを使ったデザインが得意なサロンがどんなブリーチをどんな風に使いわけているのかは興味ありますよね。
薬剤の使い分けに関しても詳しく解説しているので是非とも参考にして下さい!
基本的にブリーチを使う際には、メーカー指定のオキシ濃度や放置時間を守ることにこだわっているそうです。
なぜかと言うと、自分の理論に基づいてオリジナルにカスタマイズするよりも、薬剤を作った人がその薬剤が1番良い状態で使えるように考え作ったはず。
だから、メーカー推奨の使い方をシンプルに守るということが、結果的にお客様の髪のコンディションを良い状態のまま希望の仕上がりにしていくことに最適な方法なのだ、という考えに基づいているから。
ブリーチワークをしていると、ついついオキシ濃度を2倍にしたり、1.5倍にしたりと使いやすさや自分の考え方に合わせてカスタマイズする方が多いと思います。
しかし、薬剤の作り手への信頼をベースに考えるやり方もまた、ツヤトーンを作るために髪の状態を1番良い状態で保つには?を追求した結果のひとつ。
仕上がりにこだわるからこその選択です。
4. 道具へのこだわり
道具にもこだわりがあり、塗布する際のハケも用途によって使いわけていました。
今回のようにリタッチ幅がやや広い場合はベーシックなタイプの幅広なハケを使い、リタッチ幅が狭い場合などはハケの幅が狭いものを使ったりと、道具を選んでいるそうです。
こちらもまた、髪の状態がどんな状態でも、既染部にはみ出さないように、塗布ムラが出ないように、ツヤトーンを作る上で仕上がりのズレが出ないようにという意識からこだわっている部分なのだと思います。
少しの違いで結果は大きくズレることも…
こういった些細な部分にもこだわり抜くことがキレイな状態を保つには必要なんですね。
5. ブリーチ塗布へのこだわり
ウェットをし、前処理をして薬剤の準備を終えたらいよいよリタッチの塗布です。
リタッチの塗布でもたくさんこだわりがありました。
今回のモデルさんはリタッチを繰り返しハイトーンを維持している状態です。
新生部が3cmほどあり、その先に1〜2cm17トーンくらいの黄みを感じる部分があって、それより毛先が19トーン〜20トーンという状態。
まずはこの状態をわざと作ることで切れ毛を作らないようにしているそうです。
塗布は根元からギリギリで塗布していき、チェックしながら前回ブリーチしてあるイエロー部分の所もオーバーラップしていきます。
ここで必要以上にオーバーラップしてしまえば切れ毛を増やしてしまうし、白っぽく抜け過ぎてオンカラーの際に色ムラになる原因になってしまいます。
そうならないために、工夫している塗り方も詳しく丁寧に解説して下さっているのでこの項目は必見です。
このブリーチベースがキレイに作れるかが、今日の仕上がりだけでなく2ヶ月後、半年後の仕上がりを左右します。
また、根元をギリギリから塗布するために部分的にゼロテクを使ったり、ハケの使い方に工夫も。
詳しくわかりやすく解説してくれています。
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