艶感とペール感をコントロールせよ!ブリーチカラーの基本の基。
カラー
2021.02.02

この記事はプロモーションを含みます。
こんにちは!ライターの秋山です!
緊急事態宣言が延長となりまだまだ気を引き締めていかないといけないですね。
しかし、ピンチこそチャンス!
今は自分磨きに投資する時期と割り切ってお互いに高め合っていきましょう!
本日ダイジェストをお届けするのは、
「siki 伊藤竜 – ペールカラーで作る艶ブリーチ by milbon」
です。
伊藤先生はHAIRCAMPのプラットフォームでもオンラインサロンを開設していたり、Instagramでは伊藤先生ご自身のアカウントもサロンアカウントも、たくさんのフォロワーを抱える人気講師です。
Instagramの世界観はとても魅力的で、まさに「トレンドを作る側」の方。
今回のセミナーのテーマである「
艶ブリーチ
」。
今「艶感」と「ペール感」というワードがトレンドになっており、ブリーチ=傷む、パサつくという印象も払拭されつつあるのではないかと思います。
お客様が自分の元にツヤツヤで透明感抜群のブリーチデザインをオーダーの画像として持ってきて頂いた時に、自信を持って施術できますか?
即答出来なかった方は是非ご覧下さい!
有料級の贅沢なセミナーの内容をご紹介いたします!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくは
こちら
をご覧ください。
1. セミナーチャート
・オンカラーテクニック
・薬剤選定
・ケアアプローチ
・スタイリングポイント
・撮影テクニック
2. モデルBefore
今回のモデルさんは根元新生部1.5cm程度、そこから約4cm程が1回ブリーチの履歴、更に毛先が4回ブリーチという複雑な履歴です。
この履歴からブリーチのリタッチと、毛先は脱染。
最終的には柔らかいミルクティーベージュ系を目指していきます。
3. ブリーチ剤選定
艶ブリーチスタイルを実現するためのポイントのひとつは、今回の複雑な履歴に対して適切な薬剤を適切な場所に使用すること。
新生部の薬剤はハイブリーチとローブリーチを3:1オキシ6%2倍を使用していきます。
動画では中間毛先の薬剤は塗布中に作っていますが、ブリーチ剤選定の項にまとめて記載させて頂きます。
中間はハイブリーチとローブリーチの割合を1:1にしてオキシは4.5%2倍にしています。
毛先は残留しているカラーの脱線がメインのため、更に弱めてオキシ3%2倍で対応していきます。
4. ブリーチ塗布
塗布を始める前にも伊藤竜先生からアドバイス。
それは「ハケを綺麗に扱うことが大事」だということ。
塗布途中でもグローブを汚さない、毛先に付いてしまったら見逃さずすぐに拭くなど綺麗な仕事にこだわりを持っているのが伝わります。
そうすることで効率的に仕事ができて結果綺麗な仕上がりになるのですね!
根元の塗布が終わると中間と毛先と薬剤を塗り分けていきます。
中間を塗布する際はペーパーを使用。
作業的にはとてもシンプルなパートですが、綺麗な仕事だけでなく髪のダメージを配慮した塗布の仕方や綺麗につなぐための塗布の仕方に、伊藤先生のこだわりが垣間見えます。
ブリーチの塗布が苦手、ムラになってしまうなどの悩みがある方はぜひご参考にしてください!
5. ブリーチ流し
ブリーチ塗布後はしっかりと流していきます。
実は流しの工程も仕上がりを左右する重要なステップ。
2回シャンプーの指示を出すこともあるそうです。
流す際はグランドリンケージの3stepトリートメントで中間処理をしていきます。
グランドリンケージの1番と2番はたんぱく質系の内部トリートメント。髪の内部に栄養を戻すようなイメージです。
ブリーチ後の流しではこうした中間処理をすることで、色の持続性が上がったり仕上がりの艶感が良くなったりといいことづくめ。
またこういった部分をお客様にお伝えすることでトリートメントにも更に付加価値が。
美容師にとって当たり前のことでも、お客様にきちんとご説明することがサロンで染める価値を高めることができます!
6. オンカラー
使用するカラー剤はアディクシーのペールシリーズ。
ブリーチ毛のようなアンダーがしっかり削れている髪は色味が強いと濃く入り過ぎてしまいます。
しかしそういった髪に対して強く色が出過ぎず淡く優しく入ってくれるので、ブリーチデザインとの相性が良いと言えるカラー剤です。
ぺールシリーズの他のカラーの特徴も動画の後半で紹介して頂いています。
オンカラーは根元と中間と毛先とで薬剤を塗り分けていきます。
薬剤の塗り分けが必要な理由や何故そこにその色を使うのかなども詳しく解説して頂いています。
また、こちらのパートだけではありませんが、オンカラーについての配合の仕方や塗布の仕方などについて多くの質問に答えて頂いています。
そういったLive中の質疑応答を聞いているだけでも、伊藤先生の頭の中が覗けるようでとても勉強になります。
7. オンカラー流し&トリートメント
オンカラーの流しでも先程中間処理の際に使用したグランドリンケージを使用していきます。
今回は普通毛向けのサラッとした仕上がりの「+」タイプを使用。
1番と2番で内部にしっかりと入れ込み3番でフタをするイメージです。
トリートメントもやはり技術です。
今は製品の進化で良いものがたくさん出てきています。
しかし、せっかくクオリティの高いものを使用していても使用するトリートメントのことがよくわかっていなかったり、やり方が間違っていれば思うような効果が得られないこともしばしば。
こちらのシーンではトリートメントの際の手技にもご注目ください!
8. ドライ&仕上げ
ドライの時点でめちゃくちゃキレイなのがわかりますね!
普段ドライの間はお客様にカラーの持ちに関しての注意点やホームケアの仕方を話しているそうです。
仕上げは今回はストレートで整えてオイルをつけてシンプルに。
色のまろやかさが伝わります。
セミナーでは伊藤竜先生ならではの撮影テクニックも公開!
いわゆる一般的な美容師のSNSの投稿は、ヘアスタイルが全体的に写っているバックショットが多いと思います。
しかし、伊藤先生の投稿は根元をアップにしたり髪をドアップにしたり…
まるで写真集をめくっているかのように、オシャレで可愛い発信を見ることができます。
シンプルなスタイリングこそ映える、艶ブリーチが完成しました!
9. 最後に
如何でしたか?
今日のセミナーでは3時間でしたが、普段のサロンワークではこのクオリティの仕上がりが2時間から2時間半で終わるそうです。
工程やテクニックの多くはシンプルで基礎的なもの。
当たり前のことを当たり前にできる。
そういった積み重ねの中から、伊藤竜先生のオリジナルが生まれていきます。
セミナーの中でブリーチを上手に塗るコツは?という質問に、
「均一な塗布量と均一な時間放置」
と仰っていたのが印象的でした。
どれだけ薬剤や道具が進化しようとも、基礎的な部分を当たり前にやれるかどうかがクオリティーを左右します。
ブリーチカラーが一般的になってきた近年、グレーやミルクティーのようなまろやかな色を売りにしている美容師も多くなってきました。
人口が多くなったからこそ、確実な基礎技術と細部まで気を配ることで実現する艶感は、周りとの差別化を図る一つのポイントになってくるのではないでしょうか?
伊藤竜先生のサロンsikiのInstagramでは、人気のハイトーンカラーでもどこか周りとは一線を画す発信がされています。
美容師に「sikiっぽい」といえば、誰もが同一のイメージを思い浮かべるほど。
まろやかな色合いと艶感がすごく魅力的なんです。
まさに有料級!
伊藤竜先生のサロンワークをまるっと学ぶことができます!
伊藤竜先生、アシスタントの皆さん、本当にありがとうございました!
そして最後までお付き合い頂きありがとうございました!
ヘアキャンプでは
ヘアキャンプはサロンの教育カリキュラムとしても多数導入いただいております。
美容業界に特化したスキルや知識を、自分にあった様々なスタイルで習得することができます。
自分のため、お客様のために、常に成長を求める皆様の欲しい学びが、ヘアキャンプにはあります。
「ヘアスク」では月額5,500円で2,500本以上のセミナー動画が見放題になります。
いつでも、どこでも好きな時間に繰り返し学習できます。
ヘアスクを見る「法人プラン」ではHAIRCAMPの動画カリキュラムをサロン教育に活用できます。
さらに管理画面による従業員の学びの可視化をサポートします。
法人プランを見る「ライブ」では毎週月曜・火曜を中心にライブ配信中!先生や他の受講生とコミュニケーションを取りながら、 美容業界のトレンド技術を学習できます。
配信カレンダーを見る「オンラインサロン」は、学ぶ・つながることで人生を加速させる完全会員制コミュニティーサービスです。 オーナーが発信するとっておきの学びを習得、そして自ら発信することができます。
オンラインサロンを見るここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
以上ヘアキャンプでした!
最終更新日: 2021年02月02日