2022年06月24日
「なんとなく」のカラー調合を卒業する″脱″感覚調合セミナー
こんにちは!ライターの秋山です!
最近の我が家ではYouTube我慢条約が締結され、突如としてバクダン落としゲームと椅子取りゲームが大ブームとなっております。
本日は ASHION 島崎 涼太 ─ 【脱!!感覚調合】明日から使える!!補色コントロールの徹底解説 のセミナーダイジェストをお送り致します!
お客様のオーダーがアッシュだからアッシュを使う。
ピンクベージュだからピンクとベージュを1:1で混ぜてみよう。
そんな風に雰囲気で「なんとなく」調合していませんか?
昨今では技術の進歩やデザインの幅が広がった事で、お客様の髪の履歴はより複雑になってきています。
ブリーチをした髪に縮毛矯正をしていたり、ハイライトを入れつつスパイラルパーマをかけていたり。
そういった複雑履歴の場合は、特にブレない調合理論を持っていないと、失敗の原因も成功の再現性も得られません。
なんとなくで出来る時代は終わりを迎え、理論が無くては対応しにくい時代にきているのです!
なんとなくからの卒業、″脱・感覚調合″と複雑履歴でも迷わない、″明日から即使える調合理論″を島崎先生にご教授頂きます!
それでは早速ご覧下さい!
※配信に関しまして、ヘアキャンプでは講師・スタッフの安全に配慮して行なっております。詳しくはこちらをご覧ください。
1. セミナーチャート
・アンダーに対する補色の考えと薬剤に対する補色の考え方
・ブリーチオンカラーの補色の考え方と使い方
・ブリーチオンカラー【補色だけ】レシピを変えた時の見え方の違い
2. 脱・感覚調合とは?
「こないだアッシュがめちゃくちゃ綺麗に入ったから、また同じ調合でやったら微妙だったんだ。」
こういった経験は誰しもがあると思います。
調合が同じでもお客様の髪質、施術履歴、ダメージ具合などあらゆる条件の違いにより結果は変わってきます。
ゴールが同じ「アッシュにしたい」でも、オレンジ味が強い髪質だから反対色のブルーを濃くしよう。赤味が強いから少しグリーンを入れよう。
このように理論を持っていれば対策が立てられます。
だからこそ感覚調合からの脱脚が重要なのです!
理論を知ってブレない軸を作ることで、同じ失敗を無くすこともできます。
オレンジ味のある髪質だから反対色のブルーを10%足したら想定より暗くなってしまった。
それなら次は5%でやってみよう!
理論を知っていれば調合のどこを変えてどこをそのままにすれば良いのかコントロールしやすくなります。
感覚調合から脱脚すれば色調を思いのままにコントロールできるのです!
3. 今更聞けないヘアカラーの基礎知識
調合を知る前にまずヘアカラーのキホンの「キ」から学んでいきます。最初に色の3属性である「色相」「明度」「彩度」について解説して頂きました。
この属性の3つを組み合わせることでほぼ全ての色を作り出すことが出来ると島崎先生は仰っておりました。
色相、明度、彩度をバラバラに考えるのではなく三位一体で考える。
調合する際に色や明るさは考えるけど彩度のことは考えていなかったなんてことありませんか?
ヘアカラーを考える際はどれか一つでも欠けてはいけません。
改めてそれを学ぶことで調合のポイントを抑えることができます。
他にも「メラニン色素の変化」「トーン(色調)」「色の特徴」など、島崎先生が寝ずに準備をしてきた資料は必見です!
4. 〜補色&補正〜徹底解説
続いては調合理論の核とも言える補色と補正について解説して頂きました。
まず、補色とは何なのか?
よく使われるのは色相環の反対色を使って打ち消す方法。
オレンジを打ち消したいならブルー、イエローを打ち消したいならバイオレット、こういった補色の使い方は普段からしている方も多いのではないでしょうか。
もう一つ、加色による補色という方法も解説していただいております。
補色の考え方は一つではないと、改めて学びになりました。
続いて補正について紐解いていきましょう。
補正とは何か?
補正によく使われる薬剤としてナチュラルやブラウンを使用する事が一般的ですが、島崎先生はオレンジもよく使うと仰っておりました。
その使い分けの理由は公開できませんが、とてもわかりやすくなるほどと何度も口をついてしまいました。
今まで補色も補正も使い方に曖昧な部分がありましたが一気に明確になりました!
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